Opening02 ホタル族(昼間)
G M はい次、正木律さんのOPいきまーす。
律 あいよー。(ころころ)お、侵食値は9だ。
G M では君は…。
律 「あー、良い天気だな〜」
G M えっ、もう始まってる!?(笑)じゃあ場所は…。
律 ベランダで。「ふぅ〜〜〜〜」(煙草の煙を吐く)
G M ベストプレイスで煙草を吹かしてるわけだね。今日は仕事でUGN支部、湾に張り出したところに
ある兎耳山(とじさん)の麓、ベッドタウンにある小さなマンションの一室に呼び出されていた
んですが。
律 呼び出されたのに、ベランダにぽいってされた(一同笑)。
G M では、ここの支部長の秘書である秋波春香(あきなみ はるか)さんに、「この部屋の中で煙草を
吸わないで頂戴」(ドスの聞いた声)で、追い出されたということで。
律 ちょっと膨れてみる。部屋に背中を向けて煙草吸ってる。ぷーかぷーか。「…これで30分はチャ
ージした」
G M 「30分も保つのか?」と小さな女の子の声が、窓を開ける音と共に後ろから聞こえます。
律 「多分。もつと思うけど、駄目だったらまた戻るから。ベランダ越しで話し聞くから、話していいよ」
G M 「いや、解った。30分で話を終わらそう」と言いながら、その女の子は一人掛けのソファにぴょ
んと飛び乗り、お尻をいざって背凭れに腰を落ち着けます。足の先しかソファから出ない、小さな
女の子。彼女がUGN兎追市支部長、美墨朋です。
律 「来てから2ヶ月経って初めての依頼だけど、とうとう何か起こったわけ、美墨?」
美墨朋(以下美墨) (頷きながら)「珍しいことにな」
律 「おぉう、珍しい」(一同笑)
G M 片目を医療用の眼帯で覆って、黒いゴスロリ系のドレスを身に付けた美墨は、その無表情な顔に
きゅっと眉間の皺だけ寄せて話し始めます。秋波さんは彼女の隣に立ったままです。
美 墨 「ちょっと厄介な事件が起きた。お前の力を貸して欲しい」
律 「うん、いいけど。暇だし」
美 墨 「この街に、厄介なオーヴァードが入り込んだ。お前には、そいつの企みを阻止して欲しい」
律 「厄介なオーヴァード?」
美 墨 (こくり)「コードネームは“エリル・フレア・ラー”。本名、信楽縁(しがらき えにし)。
シンドロームはブラム=ストーカー/ノイマンのクロスブリード」
律 (めもめも)ブラムノイマンね。
美 墨 「簡単に言えば、オーヴァード能力を持った、愉快犯だ。自分の楽しみのためだけに厄介な事件を
巻き起こす、ふざけた男だ」
律 「ふーん。そんな男がなんで兎追市にやってきて、何を企んでるのかってことは解ってる? 爆弾
ーとか、火ィ点けるーとか、愉快犯なら自分の楽しみって一貫してるもんじゃない? こいつは何
を目的にしてるわけ?」
美 墨 「こいつが愉快と思うことは、簡単に説明するなら、人を玩具にすることだ。先日こいつが、FH
の研究所からオーヴァード化薬を盗んだ上で、この街まで逃げてきた。逃げる最中、各地でその薬
を使用して一般人を巻き込んでいる。ここで同じことをする可能性は非常に高い」
律 ふむふむ。
美 墨 「奴の企みを阻止し、薬を回収すること。それが今回の依頼だ、よろしく頼む」
律 「ん、りょうかーい。てゆーかここに来るまでの間に、何とか出来なかったのかねー、FHもねー、
役に立たないよねー」(一同笑)
美 墨 「まったくだな」(うんうんと頷く)
正 男 ぅえーっくしょい(笑)。
G M 美墨は基本的に、常に感情を表わさず事実を淡々と話すタイプなんだけど、ちょっと視線を泳がせ
る。片目は眼帯で覆われていて、君はその下を見たことは無い。
律 うん。
美 墨 「……奴は自分の趣味において、無駄な殺しをしない。しかしそれは、人間が出来ているわけでは
絶対に無く、『この国では死人を出す方が始末が面倒だから』という理由だけだ。目的を邪魔する
者の命を絶つことに対する躊躇いは微塵もない。―――まぁ、探しものには少しでも手が欲しいと
ころだろう。春香、お前も行け」
秋波春香(以下秋波) 「何を仰るのですか!? あの男が来たのなら、尚更支部長のお傍を離れるわけに
はいきません!」
美 墨 「なんだ、お前は私を信用していないのか? あいつ如きにこの私が、遅れを取るとでも?」
秋 波 「い、いえ、そういう訳では………解りました…」しょんぼり(一同笑)。髪はアップで眼鏡をか
けて、パンツスーツに身を包んだ冷たい女のイメージが一気に崩れ去ります。
律 「え、何、知り合いなの? この“エリル・フレア・ラー”とか言う奴の」
G M 秋波はちょっと言い難そうに口を噤んで、美墨の方は動揺を欠片も見せず軽く肩を竦めて「まぁな」
と言います。
律 うーん、雰囲気的には、本当に袖が触れ合っただけの縁って感じでもないから…じーっと見てみる
けど。
美 墨 「如何した?」
律 「それで終了?」
美 墨 「ああ」
律 う―――ん。別にどうっていう訳でもないのかな? まあいいや、相手に聞けば解るだろう。
美 墨 「奴は厄介な男だ。言葉によって人の揚げ足を取り、自分の思い通りに動かすのを好む。場合によ
っては、地元のFHの連中と共闘しても構わない」
G M これは兎追市におけるオーヴァードの「常識」なので知っていて構いません。
律 うん。「ここのFHってなんだっけ、どこだっけ。まぁ、使えそうな人がいたらお願いしてみるわー」
美 墨 「イリーガルの方にも、こちらから連絡しておこう」
G M FHセルの本拠地は、盛島青果店という八百屋です。
律 「解った、盛島青果店っていう、魚屋ね」(一同笑)
美 墨 「魚屋じゃない、八百屋だ」
G M まぁお互いに不干渉を貫いているので、支部やセルに直接行くっていうのは無理だけど、途中で出
会った際に共闘を頼むのはOKです。
律 「まぁFHのところから盗んだ薬を持って現れるんだから、きっとFHの方でも動くでしょう。そ
こまで無責任じゃないと信じたいけど…」
正 男 ぇーっくし(もう一回くしゃみ)。
律 なんか聞こえる(笑)。
秋 波 (渋々とだけど)「それでは、行ってまいります支部長」
律 「いってきまーす」
秋 波 「それでは、行きましょう正木さん。支部長のお心を煩わす輩を、殲滅しに」(一同笑)眼鏡がぎらーんっ!と光ります。
律 「あ、そうだ。企みを阻止するっていうだけでSA☆TU☆GA☆I(一同笑)はしない方がいいの、してもいいの?」
美 墨 「可能ならば、どちらでも構わない。ただし、手強い男だということだけは覚えておいてくれ。無理はしなくていい」
律 「らじゃー。やばくなったら逃げます」
美 墨 「ああ、それで構わない」
秋 波 「何言ってるの正木さん! 可能な限り、あの男は殲滅します」(声が怖い)
律 「うん、『可能な限り』でしょ? いきなり無理しちゃ駄目だよ〜」
秋 波 「だからあなたはもう少し真面目に…!!」と怒られつつ、二人は支部を後にします。
律 出る直前に煙草に火を点ける(笑)。すぱ〜。
秋 波 「正木さんっっ!!」
G M 怒られつつ、ぱたんとドアが閉まってシーン終了〜。
律 感情はハンドアウトのままにしよう。
正 男 (挙手)“エリル・フレア・ラー”への感情決めました。P:執着のN:不信感、Nが表になります。
G M あいよー。
⇒Opening03