Ending02 失敗は成功の父





G M では次、未晴ー。
未 晴 はーい。
G M さて、君も薬をゲットして送り、報告を受けるところです。いつも通り、ちゃぶ台を挟んで古屋と
    向かい合っています。
未 晴 色々と事情を説明した上で、「この薬が本物か偽物か解りません」と渡しました。
G M はい、そして薬の分析はもう終了しました。
古 屋 「取り敢えずは、ご苦労だった。残念ながら、あの薬は偽物だった」
未 晴 うん…。
古 屋 「まぁ、UGNの方に渡っていれば――“狂い夜の黒ウサギ”に任せておけば、悪戯に薬を使用す
    ることはあるまい」僅かですが、安堵が滲んでいます。
未 晴 でも、その安堵に気付かないぐらいマジ凹みしてます。「ごめんなさい……言われたことも、何も
    出来なかった、です」
G M では、沈んでいるその頭に、手がぽふっと乗ってわしわしわしわしわし。ちゃぶ台挟んで手を伸ば
    してきてます。
未 晴 髪の毛ぐしゃぐしゃになって「うにゃっ!?」吃驚して顔を上げます。
古 屋 「お前はまず、その落ち込み癖を直せ」冷静な声で。
未 晴 涙目(笑)。
古 屋 「自分の能力に価値が無いと思うのならば、価値を作るまで戦って見せろ。それが出来る機会を、
    俺は与えてやれる。……今回はご苦労だった、ゆっくり休め」と言って立ち上がります。
未 晴 泣きそうになってたのをぐっと堪えて、上を向く。「はいっ。任務は半分ぐらい失敗しちゃったけ
    ど、とりあえず、臨時収入が入ったので、今日のハンバーグはお肉がちょっと増えます!」(一同笑)
古 屋 笑わないけど、窓の外を見ながら、「…任せる」
未 晴 「お買い物、行ってきます!」だっと駆け出します。
G M それではここで、エンディング終了〜。





「いってきまーす!」
「はい、いっておいでー!」
いつも通りの元気の良い声を景気良く見送りながら、八百屋の夫妻は安堵していた。
ここ数日、どうにもふさぎがちだった少女を、二人とも案じていたのだ。
それはこの夫妻だけでなく、隣の魚屋の家族も、別隣りの乾物屋も、商店街皆がそうだといっても過言ではない。
そして――煙草を咥えたまま、窓から少女を見降ろしている、彼女の上司にも。
残念ながら、彼女はまだ、自分を「心配」してくれる人がいるという事実に、気付いてはいなかったけれど。




⇒Ending03