Climax 瞬きの間、再会




G M さて、戦闘は終了しましたがクライマックスはまだ続きます。死に掛けのアンプルールが、村雨丸を手にしたままどう
	にか立ち上がろうとするんだけど……そこでどこからともなく、声が聞こえてきます。




「何やってやがる。お前の本当の望みは、そんなもんじゃないだろう」




湖 雪 「ッ……!!!」
 朗  「ん? ん?」きょろきょろする。
ギュンター 眉を顰めて、気配を探りますよ。
オリガ なんかきた(笑)。
G M すると、いつの間に部屋に入ってきたのか、まっすぐに、迷いの無い足音が近づいてきます。




「叶えて見せろ。その結果がどんなものでも、俺は、お前の親としてそれを肯定してやる」




G M そして、その男は――全く歩みを緩めず、湖雪の横を通り過ぎて行きます。
湖 雪 ああー……なるほどね。一瞬言葉に詰まってから、「……やっと、見つけた」振り向き様、背中に殴りかかる!
G M では、その拳は振り向きもしないまま、ぱぁん! と掴みます。
湖 雪 掴れた!? じゃあ、その手はそのままで「この十年余り、お前に会うためだけに動いてきた」
オリガ 愛だね(笑)。
湖 雪 「がらくただった俺を、起動させただけじゃなく、生きる事を強いた、その呪いを解くために。俺は、お前を殺さなけ
	ればいけない」
G M ではそこで、その男――千剣・スーヴェンドルフは初めて気付いた、とばかりに振り向きます。




十年前と、寸分違わぬその姿。
如何考えても人間離れしているのに、きっとこの男は相変わらず、「違ぇよ俺人間だし!」と嘯くのだろう。
思わず湖雪がそう思ってしまうくらい、彼は、変わっていなかった。
しかし、その顔は――湖雪が一度も見たことのない、冷たい瞳に彩られていて。



「まだ、生きてたか。木偶野郎」



湖 雪 「――お陰さまでね」
千 剣 ぐい、と掴んだままの手を引っ張ると「お前は黙ってろ。今は、こっちの話だ」そして手を離し、アンプルールに向か
	い合います。
湖 雪 じゃあ、何をしにきたのか、は気になるから、その様子を見よう。
アンプ 「き、貴様一体何を――ぐぅっ!!?」
G M 村雨丸を持っていた彼の腕が、まるで別の意志によったかのように自然に動き、彼自身の胸を貫いた。そしていつの間
	にか、その傍には、朗の見た黒尽くめの青年が、一人。
一 同 ああー!
 朗  「あ!」って言う。
G M その青年は、自分の体を胸から生やし、崩れ落ちる主を、自分の両手で抱き締めます。そしてその傷口から零れる血液
	を、恍惚とした表情で啜っていく。
 朗  うわぁ……。
G M そして、本当に嬉しそうに笑って、もう一度主を抱き締めた瞬間。アンプルールの身体は灰になって崩れ落ち、からん、
	と軽い音を立てて村雨丸も床に落ちます。いつの間にか、青年も居ません。
オリガ てことは、村雨丸がやりたかったこと、っていうのは……主の血を吸いたいってことだったの?
G M 千剣は、その刀の傍に真っ直ぐ歩いていって、無造作に拾い上げます。そして、コートの中から、何処に仕舞っていたの
	か、刀の鞘を取り出して、ぱちんと剣を仕舞います。
オリガ <こんなこともあろうかと>!?(一同笑)
千 剣 「やっぱ、俺が選んでやらねぇとロクな事がねーなぁ」ぶつぶつ言いながら、その刀をコートの中に仕舞います。あ、止
	めるかい?
ギュンター うーん、今の様子を見てるとそんな欲しいとも思わないんだけど〜(一同笑)、でも自分が貰える予定だったものだ
	し……「ちょっと待った」
千 剣 「あぁ? 何」
ギュンター 「一応それは、私への報酬として支払われる筈のものなんだがね」
千 剣 「ふぅん? ……如何する?」と、何の変哲も無いコートの奥へぼそりと話しかけ。「……まだ嫌、だってよ」
ギュンター 何その傷心の未亡人みたいな反応(一同笑)。
千 剣 「当たり前だろ、失恋してんだぞ今」
 朗  「し、失恋?」恋愛に対する心の傷がー!(笑)
ギュンター 「まぁ、そういう意味で欲しいものでもないし……別に良いがね」
千 剣 「いいのか? じゃあ帰るぞ、俺は」と本当に帰ろうとするけど。
 朗  あー……如何する? って感じで湖雪とオリガに振り向くけど。
オリガ え、私? 今忙しそうだから、別にいいかなって(一同笑)。
湖 雪 オリガそのために日本に来たんじゃないのっ!?(笑)
オリガ だって今話し掛けても帰っちゃいそうだし、気分が乗ったらまた話してくれそうだし。「さあ今すぐ話しなさい!」って
	オリガは問い詰める感じでもないしさ。話すべき時は話したいときに話してくれる人だ、とオリガは解ってるんだと思う。
	こっちに反応しないって事は私に言うことは無いってことだし、この国にいるんならまあいいか、って。
ギュンター では、湖雪に話しかけよう。「湖雪? 彼の用件は終ったようだが――君は良いのかい?」
オリガ 「多分ね、今は何も話してくれないんじゃないかなぁ、何となく」
湖 雪 うう、それは解ってるんだけど……忠告されたからって対応を変えられる柔軟性は今の湖雪には、無い。二人の声は聞こ
	えてない、「用件は済んだか、千剣っ!」こんどは正面から殴りかかる!
千 剣 では、軸をずらしてかわし、足を引っ掛けて転ばす(笑)。




激情のままに叩き込んだ拳は、勢いに任せて地面に落ちた。
無様に床に転がり、一瞬の判断が出来なくなった時、ひょいと己の顔に影が落ちる。
自分の顔を、覗き込んでくる男の顔は、先刻の冷たいものと段違い。
湖雪が昔ずっと見ていた、何か企んでいるような、悪戯っぽい笑顔。

「――知りたきゃ、追いついてみな。木偶野郎!」

そのまま、踵を返して男は走る。
慌てて身を起こした湖雪は、今までの静かさが嘘のように、その背中に向かって叫ぶ。


「千剣ぁあああああ―――ッ!!!」


彼はその絶叫にも、振り向くことなく。
窓硝子を思い切り蹴破り、勢いを殺さぬままに夜の街へ飛び降りていった――。




オリガ てくてく窓に近づいて、下を見る。
G M ちゃんと着地して、走っていくよ(笑)。
オリガ 「非常識にも程があるわ」
ギュンター 「ふむ。あれは、人かい?」(笑)
オリガ 「あとで、私の知っている限りの話はするわ。皆に迷惑かけたようだから。……今撃ったら当らないかしら(ぼそ)」
一 同 (爆笑)
湖 雪 思わず素で「えっ」て言う(笑)。
オリガ 「弓手に高さを与えるなんて、愚かな事だと思わない?」(弓準備)
ギュンター 「やってみればいいじゃないか」
 朗  「ハンティング! ハンティング!」
湖 雪 中の人は凄い見たいけど!(笑)
オリガ 「あ、気付いたのかしら、人ごみに逃げたわ(一同爆笑)。私がいたこと、一応気付いてたのね」
ギュンター 「まるで聞いていたようなタイミングだね」(笑)



×××



千 剣 「うおおおお相変わらずあいつ師匠に対して容赦ねえええええ!!」(脱兎中)



×××



湖 雪 ……床を拳でだんっと叩く。「やっと追いついたのに……また、見失うのか」思いつめたような表情で。
 朗  ちょこちょこ寄っていって、「じゃあ、また追いかければいいじゃん。向こうは追いついてみなって、言ってんだから。こ
	の街から、いなくなったわけじゃ無さそうだしさ。見つけられないわけじゃ、ないんだろ」
G M もう見つからない相手を探してるからね、君は。
 朗  ぽん、と肩を叩いて「まだ相手はいるんだ。後悔し無いように、気の済むまで追っかけて、ぶん殴ればいいじゃねーか」
湖 雪 ……頭が冷えたのか、服を払って立ち上がる。「……璃空からの依頼内容は、これで完了か?」
オリガ 「そうね。これで千剣のことを、聞くことも出来るでしょう。じゃあ、帰りましょうか。カナンに」
湖 雪 こくり、と肯きます。
G M ではそこで、クライマックス終了〜。エンディング行く前に、マスターシーン挟みます。





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