Opening03 新・弦月市UGN支部(仮)





京 也 (ころころ)侵食率は2。
G M では京也のOPは、携帯に基子から電話が来たことにしよう。
苺 花 …いいなあ…(ぼそ)。
京 也 しょっぱなからライバル視されたぞ!? どうするよ!(一同笑)
G M (笑)呼び出された場所はいつものUGN支部―――ではなく、ちょっとみすぼらしいアパートに。
京 也 ちょっぴりせつない顔を隠して、「邪魔するぜー」
G M その中には基子がいて、ちゃぶ台とサブトンを準備して待っていた。でも基子、こっちの方が落ち着いて見え
    るかも。生まれ『貧乏』だから。
京 也 「…なんか落ち着いてんな、お前」
基 子 「そんなところでぼうっと立ってないで、さっさと座って。話があるんだから」丁寧にお茶とお茶菓子を出し
    ながら言う。
苺 花 あたしより先にトコちゃんの新しいおうちに行った…(ぼそり)。
京 也 いや、ここ支部! UGN支部だから!(笑)
基 子 「…まずは、この前は、その、申し訳ありませんでした。UGN弦月支部長でありながら、その(もごもご)」
京 也 「いや、それは(頭をかきつつ)こっちこそ悪かった」
基 子 「…何で、藤倉が謝るのかわからないんだけど」
京 也 「お前はお前なりに、委員長のこと考えて動いたんだろうが。譲るつもりは微塵もねえけど、だからこそ謝る。
    お前のやりたいことを、止めちまったことを謝る。これでチャラな」
基 子 「じゃあ謝るのはこれで終わりね」
京 也 「ああ。それで?」
基 子 「まず、なぜこれを苺花に直接話さないかということの説明。全て苺花に話してしまえば、どんどん動いてし
    まうからよ。だから藤倉、貴方に話すから冷静に判断して彼女を導いて欲しい」
京 也 うああ、責任重大!?「…わかった」
基 子 「(姿勢を正し)私と卜部はこれから本部の査問会に出席することになります。ですからしばらくこちらの手
    伝いは出来ません」
京 也 「こっちのUGNが空っぽになっちまってもいいのか?」
基 子 「UGNはこの件から既に手を引いていますから。FHが一般市民に影響を及ぼすような行動をとった場合、
    別の支部から鎮圧部隊が派遣されることになりますが、MB計画に関することは一切手を出しません」
京 也 ああ、そうか。「そうだな、わかった」
基 子 「これは知っているかどうかはわからないけれど、UGNが『弦月市内で騒動を起こさない』という密約を交
    わしたラキアの一族というのは、分家に当たる『榊家』という家になります」
京 也 「分家?」
基 子 「詳しい詳細に関しては、後で情報屋を通して貴方に連絡するようにします」
G M というわけで、後で情報技能でチェックしてもらうということで。
京 也 うす、わかった。
基 子 「今までは弦月市内で騒動を起こさないために、ラキアのバックがある榊家と契約を交わすことによってFH
    が動かないようにしていたのだけれど」
京 也 待て待て。「元々ラキアってのが、いまいちよくわかんねえんだけど」
基 子 「『ラキア』が裏組織なのは知っていますね? 彼らは裏の仕事をする組織であって、表の世界に影響を及ぼ
    すような組織ではありません」
京 也 「テロリストではないってことか。FHよりは危険度は低いのか?」
基 子 「(首を横に振る)一般市民をテロに巻き込むようなことはしませんが、一国の情勢を揺るがすようなことは
    しますね」
京 也 「…もっとグローバルなわけな」(笑)
基 子 「そうなりますね。お金さえ積めばどんなことでもやってのけますが、テロのようなことをする組織ではあり
    ません。そこと繋がっていることで、FHへの牽制になるとUGNは考えたわけです」
京 也 「なるほど」
基 子 「…ただ、頭首が代わって以来FHとの繋がりを持つようになり、今回のような事件になったようです」
京 也 「要するにMBを始動させるような、ってことか。もう岐乃も手を引いちまったし…」
基 子 「榊との関わりはないかもしれませんが、FHがMBから手を引くかどうかまではわかりません」
京 也 この辺、プランナーの手の上だよなあ。「今現在の状態で、MB計画に積極的に関わっているのは『榊家』で
    いいのか?」
基 子 「そうですね。榊の自宅の住所はこちらになりますが(メモを渡す)、でも今のところ表立って動いていると
    いう雰囲気ではありません。正面切って突っ込んでいくのは得策ではないと思います」
京 也 表向きには動いてないってことか。うーむ。
基 子 「市内にはFH傘下の病院もあるそうですが、UGNでは調査できませんでした。医療関係者・企業に確認し
    てみるとわかるかもしれません」
京 也 (史明をチラ見)「おう」
史 明 (によによ)
京 也 「もう少し榊について聞きたいんだが。まず現頭首の名前は?」
基 子 「『榊 ひなた』です。ただ伝統を重んじる家柄ですので、頭首交代の儀式のようなものがあります。それが
    行われていない現在、代わったと私たちが勝手に言っているだけで、正しいかどうかはわかりません。前頭
    首は『榊 日向』です。この二人は兄妹です」
京 也 「ひなたが妹で、日向が兄な」
基 子 「ええ。頭首だった日向が入院したという情報があり、ですからひなたが頭首となったとUGNは判断してい
    ます。もしかしたら代わっていないのかもしれません」
京 也 「その兄貴の方が入院してるって病院は?」
基 子 「こちらでその件は突き止められてはいません」
京 也 「わかった。二人の年齢は?」
基 子 「日向が25歳、ひなたが15歳です。…藤倉、ここからは個人の意見として聞いて。FHは何故弦月市をM
    B計画の活動地として決めたんだと思う?」
京 也 「ん? それは委員長がいるからじゃねえのか? 計画に必要なもんがあるから…」
基 子 「でもMB計画には他の二種類のウィルスだってあるじゃない? 弦月市以外でMB計画について活動してい
    るFHはほとんどないわ」
京 也 「…ってことはだ。残りニつも、ここにあるってことか?」
基 子 「弦月市にはMBのキャリアがもっといるのかもしれないわね。…でも、これから先は貴方達に任せることし
    か出来ない。なるべく早く帰ってくるから、後はよろしくお願いします」
京 也 「おう。でも、まあ無理すんな。組織なんてそんなもんだろ」
基 子 「…苺花と矢作のことをよろしく頼むわね」
京 也 俺、いつまで保護者扱い?(笑)ちょっと渋い顔になるけど。
基 子 (微笑んで)「藤倉以外の誰に頼めばいいのかしら。例えば、矢作?」
京 也 「悪ぃ。勘弁してくれ」(一同笑)
基 子 「携帯電話の番号は変えていないから、何かあったら連絡を頂戴と苺花にも伝えて」
京 也 「わかった」そう言って家を出つつ、「とっとと帰ってこいよ。お前がいないと、委員長がへこむからな」
基 子 「わかったわ。じゃあいってきます」
G M そう言って歩き去る基子の向こう側には、いつもの黒い影もありまして。
苺 花 一緒に出張ウキウキ★みたいな(笑)
京 也 喜んでんのかよっ!?
G M 黒い影が隣を歩こうとして、基子にバシッ! と叩かれて頭おさえてる。その隙に基子が走り出したのを、黒
    い影が慌てて追いかけていく姿も見えます。
京 也 ため息を一つついてから、「まずは二人に連絡だな」
G M じゃあそこで京也のOPを終了します。


 
 
 
 
 

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