Opening01 番犬・復活
G M では史明、ハンドアウトにもあったように三崎が退院してきました。いつも通りの時間が史明に戻ってきて、
場所は社長室。君は座りなれた社長の椅子に座って、目の前に立つ三崎と話をしている。
史 明 侵蝕率は(ころころ)9ぅ(笑)。…そうだねえ(前回の資料を見ながら)「それで調べてもらってたこと、
何かわかった?」
三 崎 「はい。弦月市内にあるFH傘下の『弦月中央病院』に、数年前から医者が派遣されてきていました。しか
し、それがただの病院業務のためにしては多すぎるのです」
史 明 「医者の入れ替わりが激しいってこと?」
三 崎 「はい。今年の春から精神科も導入されることになり、その動きは大きく非常に目立つものでした」
史 明 「カウンセリングとかも始めた?」
三 崎 「はい。そして派遣されてきていた医者外科・内科含めて、研究者としても名のある人物がその中に含まれ
ています」
史 明 「うーん。普通の医師としてだけでなく、研究者としての側面を持っている人が派遣されてきているってこ
とだよねえ。間違いなく何か目的があるんだろうけど…」
三 崎 「私もそう思います。更に弦月中央病院に資金援助している企業があるのですが、その企業もかなり名の知
れたところが多いようです」
史 明 「へえ。企業のジャンルとしてはどんな感じ?」
三 崎 「そうですね。我が社のような医療関係に限らず、貿易関係・建築関係など多種多様です」
G M 三崎が幾つかの社名を出してくれると、「うわあああ」って思うような社名が。金額はともかく、それだけ
の大企業が資金援助しているという事実を三崎は重要視したらしい。
史 明 「それだけの企業が食いついてるってことは、それだけやっている研究?の成果が欲しいんだろうね。…あ
あ、あれか。前に見た『不死』に関する云々ってやつ」
三 崎 「…はい」
史 明 「やっぱ皆欲しいもんなのかなあ(溜息)」
三 崎 「そうですね。どれだけ技術が発達し、どれだけ生活が便利になったとしても、人間が絶対に逃れられない
もの。それが『死』ですから。いずれはそれをも乗り越えようと考える人間が多いのでしょう」
史 明 「浅はかだねえ。人間期限があるから何でも楽しめるのにさ。そういう風に楽しめない人間が世の中には多
いってことか」って言いながら、MBの資料をパソコンの画面で見る。あ、ラキアの動きって調べてもらっ
てたんだっけ?
G M ラキアは調べてない。三崎が元ラキアの人間だから、警戒されて情報が流れにくいんだ。その代わりに、派
遣されてきた医者の名前とかもリストアップして見せてくれるよ。史明も医療業界の人だから、ちょっと見
れば聞いた事があるような名前も多い。後は、春頃に来た精神科医の人とかも名前が載っている。中村さん
とか。
史 明 「まーまー有名な人ばっかり集めちゃって。その人達が診察以外にやっていることの内容はわかった?」
三 崎 「申し訳ありません、そちらはまだ調査中です」
G M 三崎は病院の住所も教えてくれる。弦月中央病院は見た目は普通、結構腕がいい医者が多いと評判。普通に
病気を見てもらおうとする一般人もいる。
史 明 評判はいいわけだ。
三 崎 「その他のことについては、調査を進めていきたいと思っております」
史 明 「うん、それはヨロシク。んー、しかし不死の研究かあ。クリムゾン・クローバーとアマランス、んでデー
タ不明のネバーランド。これが何なのか一番知りたいんだけどなあ」
三 崎 「ネバーランドはMB計画の研究が始まった時点で既に失われていたデータと言われ、長い研究期間の中一
度たりとも発見されたことはありません。研究していた人物を直接問いただすような事が出来ればわかるかとは思い
ますが、今となっては不可能ですね。…以上で、報告を終わります」
史 明 「うん、ありがと」
三 崎 「史明さん」
史 明 「ん?」
三 崎 「病院へ直接行かれるのであれば、お気をつけて」
史 明 ぎくり(笑)。
三 崎 「何かあれば、直ぐにお呼びいただければ(殺気)」
史 明 「ほ、ほら、電話はかけられないからね! 病院でしょ?」
三 崎 「なるほど。では病院に入る前にお願い致します。入り口の前で張りこみます」
史 明 「じ、じゃあ入るって時には連絡するからー忘れないで持ってくから携帯電話ー(びくびく)」
三 崎 「かしこまりました。それでは私は調査の続きに入ります」
G M そういって三崎は社長室を出て行くよ。
史 明 見ていたデータをぺんっと閉じて、病院へ行く支度をする。
G M はい。ではそれで史明のOPを終了します。
⇒Opening02