Middle07 愛しのメロンパン
G M では次は史明のシーン。
京 也 俺達も出て、そろそろ情報交換でもするか?
苺 花 このシーンがどういう方向に進んでいくかにもよるなあ。状況を見て出たかったら出ることにする。
G M じゃあひとまず史明だけでいいんだね? では史明…おなかがすいたなあ(一同笑)。
苺 花 唐突だ!(笑)
G M というわけで、メロンパンを籠いっぱいに入れてコンビニで立ち読みをしている状況。
史 明 多分イブ○ングとか、渋い漫画雑誌を読んでる。
G M じゃあ後ろからその両肩にぽんと手が乗り、ぎゅーっと掴まれる。
史 明 普通に振り向かずに、えびぞりになって後ろの人を確認する(笑)。
G M そこには、銀色の髪をした細身の男の人が立っている。「お前そんなにメロンパン食うの?」
史 明 「めろんぱんはしゅしょくです」
ヴェノム 「…飲み物なくね? 水分ないときつくね?」
史 明 「ソンナコトナイヨ?」
G M そんなやり取りの中で史明は気づく。ヴェノムの片目の周りが真っ青になってる。
史 明 「!!(嬉々として)ぐーでパンチされたな! ぐーでパンチされたな!!?」痣つつこうとちょっかいかけま
くる!
ヴェノム そんな史明にヘッドロックをかまし「ギャー!」を防止してから「…メロンパンの命が惜しけりゃ、お嬢ちゃ
んと金髪を今すぐ呼びな」(一同爆笑)
史 明 買ったメロンパンをその場で全部潰されたりしたら耐えられないからあっさり電話します。まずキョーちゃん(ぷぴぽ)。
京 也 『もしもし?』
史 明 「もしもしキョーちゃんボスケテください。メロンパンの命がないので今すぐここのコンビニにくるといい」
京 也 『知るか』(ぶつり)(一同笑)
ヴェノム 「…お前今の言い方じゃ助けに来ねえだろ…」
京 也 もう出るわ!(ころころ)8! こっちからかける!
ヴェノム じゃあ史明の携帯を奪って「もしもし」
京 也 『ああ?』
ヴェノム 「メロンパンの命が惜しければ弦月中央病院にくることだ(ぶつり)」と同じような脅迫電話を(笑)。
京 也 しかも切りやがった!!「あんのアホ二人いいいいいい!!!」
ヴェノム 「脅迫電話ってのはこうするもんだ。じゃあ次はお嬢ちゃんだな、さあ電話番号教えてくれ(メモ準備)」
史 明 「それはダメー。(ぷぴぱ)もしもし苺花ちゃん?」
苺 花 「うん、要するに弦月中央病院に向かえばいいんだね」とあっさりまとめる(一同笑)。
G M ではシーンは変わらず。苺花と京也が駆け付けると、そこにはメロンパンを食べている史明とヴェノムがおります。
京 也 (激しい音を立てて転倒)
ヴェノム 「大丈夫なもんだなー(もぐもぐ)」
史 明 「案外イケルのだよー(むぐむぐ)」
京 也 「…おい。そこの仲良しトンチキども…!」
ヴェノム 「おう、金髪。お前もメロンパン食うか?」
京 也 「いらねえええよ!!」
ヴェノム 「お嬢ちゃん、メロンパン食べるー?」
苺 花 「え。えーと、晩御飯が入らなくなるので」
史 明 「俺はこれがばんごはんだもーん」
苺 花 とりあえず呼び出された原因より、「ヴェノムさん、その怪我は…?」
ヴェノム 「…」ふいと視線をそらす。
史 明 「なんだ!女に振られて殴られたか!!(ウキウキ)」
ヴェノム 「……」
京 也 図星か! 詰まったぞ?!
ヴェノム 「……女じゃねーし」
苺 花 「男に振られたの!!?」(一同爆笑)
史 明 「穢れてる! ヴェノムさんったら穢れてるわー!!!」
ヴェノム 「じゃ!(逃)」
京 也 「逃げんな!!」
史 明 「(はたと)そしたら病院にいる日向にでも先制パンチをくらったかー?」
ヴェノム ぎく。「……こんのクソガキ……!!」
京 也 「事実なのかよ!?」
ヴェノム 「パンチつーか、あれは拳骨だな…拳骨作ったら普通頭だろ? 流石の俺も、まさか顔を殴るとは思わなかっ
たね」
京 也 「元気じゃねえか重病人っ!?」
史 明 「で? 呼んだ理由は何だね」
ヴェノム 「(不満そうに)うちの重病人がですね、お嬢ちゃん達に会いたいそうですぅー」
史 明 「会わせない、とかやったのバレて殴られたんだろ」
ヴェノム 「だから何でわかんだよお前はよおおおお!!?」
史 明 「キャー」(気の抜けた悲鳴)
京 也 ヴェノムの肩を叩く。「忘れるな。あいつはあれでも――ノイマンだ」
ヴェノム 「嘘つけぇ!!」(即答)
京 也 「俺だって信じたくねえよおおおおおお!!」(一同爆笑)
史 明 ひゅーほほほほ☆
苺 花 えーと。藤倉と矢作の肩をぽんと掴む。
史明&京也 ?
苺 花 そして演出で、<白熱>。
史明&京也 ギャアアアアアスっ!!?(笑)
(収集がつかなかったので、苺花のツッコミで仕切り直し)
ヴェノム 「『家人の無礼に対する謝罪は家長の務め』だそうですぅ」
苺 花 「突然で困惑はしていますが…本当に案内してくれるんですか?」
ヴェノム 「…まあそうなんだけどぉ。案内しないといけないんだけどぉ」
苺 花 ?
ヴェノム 「あのさ。一生の頼みだからさ、『会わない』って断ってくれね?」
史 明 「やだ」
京也&ヴェノム 「即答かよ!?」
京 也 「とにかく。理由は何だよ、なんであんたはそんなに会わせたくねえんだ?」
ヴェノム 「おにーさんは、これ以上病院についても調べるのを止めてくれると嬉しいんだけどね」
史 明 「何でさ。言うてくれぬと入るぞ?」
ヴェノム 「あー……あ! 実はさ、これがFHの罠だとか思わない?俺が協力者で、お嬢ちゃんを捕まえてやるぜーと
か疑わない?」
史 明 「…あんまり。」
ヴェノム 「俺はお前達の敵だよ?! エネミーですよ!?」
史 明 「その喋り方が同類くさくて、うさんくさいから」(笑)
ヴェノム 「あはははは。なるほどな」
笑った後、ヴェノムの声質が変わる―――がらりと。
今までのふざけめいたものを一切排除した、低い声に。
「じゃあ、やり方を変えればいいか?」
僅かに腰を落とし、剣を抜くような構えを取る。
まだ、その手に武器は握られていない。しかし声に籠るのは、明確な殺気だった。
ヴェノム 「ここでまた、一騒ぎを起こせば帰ってくれるのか」
史 明 ヴェノムの鼻先に手をやって、「ちょっと待った」
ヴェノム 「ん?」
史 明 「実はさっき、この病院の中の人にお世話になったのよね」
ヴェノム (きょとん)「なんだそりゃ?」
史 明 (によ)「やっぱり知らないし」
京 也 「お前と喋ってた、あの女医だよ。あからさまに挑発しやがった」
史 明 「女医のお姉さんったら過激なご趣味で、大勢の人たち連れてきて大変だったんだから☆」
ヴェノム 「はあ?! ……くそ、あの女……そんなことやられてたんじゃ、さっきみたいな理由通るわけねえじゃねえ
か…! 馬鹿みてえ。俺傷ついた!」
一 同 (笑)
ヴェノム 「あー、わかった! わかったよ。でも一回限りだ、もう関わるな」
苺 花 「それは……事情がわからないのに『はい』とは言えないです」
ヴェノム 「じゃあ、その理由だ。俺が、あいつを守るのにお嬢ちゃん達の動きが正直邪魔だからだ。これ以上騒ぎを起
こされたら、俺はあいつを守りきる自信がない」
苺 花 「……ヴェノムさんが、それほどまでに守りたい人って言うのは榊日向さんなんですね?」
ヴェノム 「ああ」
苺 花 「私が死ねば助かると言ったのも、榊さんなんですね?」
京 也 「…!?」それは驚いて委員長を見るぞ!!
苺 花 「あ。ごめん、藤倉に言ってなかったっけ」(軽)
史 明 「うん。言ってなかった言ってなかったー」(さらに軽)
京 也 …びしっ、ってヒビ入る…(笑)。
苺 花 「もう私のことを殺そうとは思わないんですか?」
ヴェノム 「そうしようとしたことが、あいつにバレたのっ。『誰かを殺してまで、助かりたいとは思わない』だってさ。
後はあいつに聞いて。俺はこれっきりにしてくれるって約束してくれたら連れて行くから。本当に、頼む」
G M ヴェノムは深く、頭を下げる。
一 同 うーん……。
苺 花 (二人を見て頷く)
京 也 日向に接触しなければいいのな? なら別に良くねえ?
史 明 じゃあシーンプレイヤーなので僕が下げっぱなしの頭をつつく。「まあ、本気そうダシ? いいよ、一回だけで」
ヴェノム 「わかった。じゃあ案内する」
G M 三人の様子を感じ取ってヴェノムは頭を上げる。そして顔を見せずに背を向け、君達を病室へと案内する、とい
うところでこのシーンを一度切ろう。
京 也 あいよー。委員長に聞きたいことはあるけど! 今は聞かないー(笑)。
⇒Middle08