Middle05 モニター向こうの観覧者
G M では続き。送り先の住所に着いたというところから始めましょう。シーンプレイヤーは京也。
史 明 (ころころ)3。(侵蝕値)一人で出遅れてるなあ。
京也&苺花 (ころころ)8。
G M では荷物の送り状の住所を辿って、そこに着いた。繁華街の中、廃墟とも呼べるような古いビ
ルの一室を住所は指し示している。
史 明 そのビルの中には入れるの?
G M 入れるよ。別に何もないので、入ろうと思えば入ることは可能です。
京 也 「警戒しとけ」と二人に声かけて、先頭に立って入る。
苺 花 「…CD−ROMのパスワードとかあっさり教えてくれたり…はしないよねえ」
史 明 「ま、それは交渉次第じゃない? 今から心配しても、わかんないよ」
京 也 じゃあ部屋までは行けるのか? 誰もいない?
G M エレベーターもない古いビルを、カンカンと音を立てて階段を登って辿り着いた一室は完全な
空室。その中に、ぽつんと違和感のように存在するのは一台のディスプレイ。
京 也 本体は? HDとか。
G M それは近づいてみないとわからないねえ。
史 明 じゃあ少し寄ってみよう。
G M 近づきました?すると、ブン…と音を立ててディスプレイの電源が入る。古い機種なのか、映
るのに時間がかかるみたいだ。
京 也 部屋全体を警戒しておく。
G M うん。その内に、一人の人物の姿がそのディスプレイに映し出されます。
京 也 誰だ?
G M 黒い長い髪の女性です。見たことはない。優美な微笑を称えた一人の女性が映り、『こんにち
は』と君達が目の前にいることを知っているかのように挨拶をする。
京 也 え、生中継?!
苺 花 いや、もしかしたら来るのを予測しての映像かもしれない。
京 也 じゃあ無言で、映像が続くかどうか待ってみる。
G M 黙っているけど?
史 明 僕は普通に「こんにちは」と返す。
女 性 『ここに辿り着いたという事は、荷物がきちんと届いたということですね』
京 也 「あの悪趣味な荷物は、あんたの仕業か?」
女 性 『悪趣味とは心外ですね。情報を提供しただけのことです』
史 明 「そりゃどーも、ご親切に」
女 性 『その情報をどう扱うかは、貴方方次第だと思いますが』
京 也 今の遣り取りで、FHのなにがしかの人物だってことは気付けるよな。そんなのと交渉なんか
できねえぞ(笑)。
G M そうだろうね。君達が反応しないのであれば、女性は黙って微笑みを浮かべるだけだ。
史 明 「(ROMを取り出し)これも貴女が入れた物?」
女 性 『(あっさり)そうです』
史 明 情報を提供してくれたと「…あれで?(不穏)」
女 性 『貴方方ほどの実力があれば、きっと開けるはずです。今までのご活躍を拝見し、私はそう判
断致しました(にっこり)』
史 明 ごめん、見掛け倒しで(一同笑)。
女 性 『貴方方はここに至るまでの間に、すでにパスワードを手に入れているはずです』
史 明 自分達が知っている言葉?じゃあ素直に単語を入力すれば良かったのか。
京 也 …悪い。情報を聞き出したいのは山々なんだが、キャラ的に切れそう(苦笑)。
史 明 (制して)今までに、手に入っている言葉か…なるほど(納得)。
女 性 『あの計画は一体何のためにあるのか、貴方方は既に知っているはずでしょう』
史 明 視線を逸らす。
苺 花 私も固まる。
京 也 …一人蚊帳の外。(一同笑)
G M 何か二人の様子がおかしいけど?(笑)
京 也 う、うーん。ごめん、今は何より、切れそうだ。殴りかかろうとする。
苺 花 「待って、藤倉! 落ち着いて!!」
G M そんな京也の様子が見えているのか見えていないのか、ディスプレイの女性はただひたすら優
美な微笑を浮かべている。
京 也 「ふざけんなっ…! 人の人生ホイホイ動かして…結局やるこたァ高みの見物か!?」
女 性 『高みの見物は、UGNも同じではないですか。我々は我々のために動く。UGNはUGNの
ために動く。それにどう違いがあるというのです』
京 也 「っ…!!」
苺 花 ちょっとごめんね。疑問なんだけど、FHの人って何で私達にその情報を与えようとして、恒
也の荷物を藤倉に送ったんだろう? ついでなのかな?
京 也 あ、そうか。「(怒りを堪え)理由は何だ。この情報を俺らに与えた理由は何だ! お前らに
とって、moon bonds計画ってのは何のためにある!?」
女 性 『(人差し指を立て)ここで貴方達に、一つのプランを提案致します』
一 同 うわあははははは(笑)。
女 性 『その情報を集めて、貴方達が望むように事を進めてください。その結果がどう転ぼうと、此
方としては構いません。そのCD−ROMの中の情報を得て、貴方達の信じる道を進んでくだ
さい。それが私の提案です』と、答えにならない言葉で返す。そして女性は指を下ろし、苺花
の方を見る。
苺 花 びく。
女 性 『このプランは、貴女にとっても悪いことではないと思います』
苺 花 い、命が必要って言われているのに、悪いことではない!?(汗)
女 性 『(京也と史明に視線を移し)だって貴方達は、UGNの支部長を探しているのでしょう。そ
のためには、この情報を追っていくのが最短のはずですよ』
苺 花 う、うーん。色々思うところはあるけど「…有り難う、ございます」と言う。
京 也 もう聞きたいことはないか? ディスプレイを壊したい衝動が(笑)
史 明 これで打ち止めかな?「じゃ、どーも」と言って、キョーちゃんを掴んでた手を離す。
京 也 <破壊の爪>を振り下ろして、ディスプレイを叩き潰す!
G M 笑顔を浮かべたままの女性が映っていたディスプレイが三つに裂け、その場に散らばる。
京 也 「(息を切らせ)ふ、ざけんな…っ!!」
⇒Middle06