Middle01 子狸の昔話





G M それではミドルフェイズ行きます。シーンプレイヤーは苺花。
苺 花 侵蝕率上げます(ころころ)7。
G M 事件から二日後。苺花はあんな事件があった後でも当然学校はあって、間違いなく君の日常は続いている。
    今は放課後だ。
史 明 じゃあ僕も出ます(ころころ)3て。
生 徒 「ばいばい、苺花ー」
苺 花 「(笑顔で)ばいばい。又明日ね」
生 徒 「矢作君もばいばい。今日は仕事? あんまりサボってたら秘書さんに怒られるよー」
史 明 「ばいばーい。今日はこれから仕事ー、談合ー(ニヨ)」
苺 花 談合!? 悪い!!(爆笑)
生 徒 「悪い! わるぅーい!?」
史 明 「嘘嘘☆」
G M そんな放課後の空は夕焼け。教室にはいつもだったら誰かが残っているのに、計った様に二人以外誰もい
    なくなった。
史 明 イヤン。二人きり☆ 御免ね、キョーちゃん(笑)。
苺 花 夕焼けの教室。ロマンチーック☆って、そうではなく(笑)。結局藤倉の手当てをした後、聞けなかった。
    藤倉の様子がおかしくて聞いちゃいけないというよりも、拒絶されたのが多少ショックで怖かったので聞
    けなかったので…帰ろうとしてる矢作の腕を掴んで、「待って!」
史 明 「ん?」
苺 花 「…矢作って藤倉と付き合い長いって聞いた、けど」
史 明 「当たっているようで、ちょっとハズレ。長いってほどじゃない」
苺 花 「この間の、<首無し騎士>のこと。藤倉と同じ顔してた。矢作は何か知ってるの?」
史 明 「ああ…キョーちゃんは何も言ってないんだ?」
苺 花 「…聞けなかった。話してくれるのを待とうと思った。でも、二日間考えて、受身になっていて守られて
    ばかりで蚊帳の外なんて、私は嫌だ。私には何が出来るのかそれを考えるために、少しでも知りたい」
史 明 (苺花の方は見ずに、溜息)「今更隠して云々って訳にもいかないよね…。それでも、きっとキョーちゃ
    んは言ってはくれないだろうね。あの状態じゃ」
苺 花 (淋しそうに笑って)「うん、そうだね」
史 明 「まあ口止めされてた訳じゃないし。でも僕から言えるのは事実だけ。その時にキョーちゃんが何を思っ
    ていたかまでは知らない。僕は『そこで』見ていただけだから」
苺 花 「…」
史 明 「キョーちゃんにはね、双子の兄弟がいたんだ。顔そっくりでさ、どっちがどっちだかわかんないぐらい」
苺 花 「…!(息を呑む)」
史 明 「名前は、恒也って言ったの。二人と会ったのは数年前で会った時は僕も心細かった時で、一緒にいられ
    るのが楽しかった。でも、それは長く続かなくってさ…」
苺 花 「どう、して?」
史 明 「『僕とキョーちゃん』がオーヴァードになったからだよ」
苺 花 それを聞いて、自分が覚醒したときのことを思い出す。オーヴァードになりかけた人達を、私は全部焼き
    払ってしまったんだよね。
G M そうだね。オーヴァードになれた人は生き残れて、なれなかった人は死ぬしかなかった。その現実が苺花
    の中をよぎる。
苺 花 「そんな、ことって…!」
史 明 「見た目も好きなことも何でも一緒だったけど、それだけは違ったって思ってた。だけど…それが今とな
    ってはそれが疑わしくなってきた。………コーちゃんは、首だけで生きているみたいだから」
苺 花 藤倉の『俺が殺した』っていう言葉とその時の顔がよぎる。
史 明 「キョーちゃんはその時のこと、気付いているかもしれないけど覚えてはいないと思う。…だから僕も、
    『覚えていない振りをした』んだ」
苺 花 「えっ?」(驚)
史 明 (あっけらかんと)「ん? ああ、知ってるよ。何があったのか全部僕は知ってる。でも言っちゃいけな
    いと、思ったんだ」
苺 花 「…………」
史 明 「キョーちゃんもいつか本当のことを思い出す日が来るとは思う。あの二人を見てたら、何となくだけど
    そう確信出来てた。だから今は『気付いている』だけでいい、『知って』なくていい」
苺 花 「…うん、わかった。ごめん。有り難う矢作」
史 明 (首を振る)「知りたいって思っている人には情報は提供しなくちゃ。それに、きっと苺花ちゃんはキョ
    ーちゃんのために頑張ってくれるでしょ」
苺 花 (微笑んで)「勿論!…矢作のためにだって、頑張るからね!」
史 明 「なら、僕が出来ることはこうやって知っていることを教えてあげることだけ」
苺 花 「じゃあ私は。私は、私に出来ることを探しに行く」
史 明 (頷く)「それでいいよ」
苺 花 さ。それで、まずはどうしようっかな?(笑)何を優先して動けばいいのかなー。<首無し騎士>を追う
    ことなのか、藤倉のケアに回るのか、自分で情報収集に回るのか。
G M どうするね? 史明も。
史 明 動き出すかな。<首無し騎士>のことについては知りたいし、三崎の話を聞いているからUGNが役に立
    たないことは知ってるし。『ラキア』に食い込んでいくのも有りだよなー。
苺 花 んー(暫く思案)そうだね。「難しいことをここで考えるよりも、藤倉の兄弟を連れて行ったあの人を追
    いかけよう」
史 明 「じゃあ先ず尻尾を掴むところから始めようかなっ(背伸び)」
苺 花 「うんっ!」
G M わかりました。そう決断がついたところでこのシーンは終了したいと思います。
史 明 じゃあ苺花にロイス結んでいいかな。何で取ろうかなー、P誠意かな。Nは劣等感。
苺 花 何で?
G M あんまり深い関わりをもっている訳でもないのに、「頑張るよ!」って言えちゃう前向きさに?
史 明 うん。そこに引け目を感じる、と。







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