Opening04 鏡中の影





京 也 (ころころ)侵蝕率は5上昇。
G M それでは京也、OPフェイズ参ります。苺花と別れたその後、君はUGN弦月市支部にいます。
京 也 なんで?
G M <首無し騎士>の情報収集と、UGNの動きの鈍さが気になって来たってのは駄目かい。
京 也 おお、わかった。
G M 君は支部長室に居て、当然そこでは基子が仕事をしています。基子は何時にも増して、と言うより転校し
    てきたばかりの頃の余所余所しい雰囲気に戻ってしまっているように感じるよ。
京 也 成る程な、でも聞くだろうな。「支部長」って普通に声をかける。
基 子 「…何かしら(仕事の手は止めない)」
京 也 「矢作の秘書の事件、UGNは一体何してやがる。どう考えても、今回のお前らサボりすぎだぜ」
基 子 「……三崎さんは、結局死にはしなかったんでしょ?それであるならば問題ないじゃない」
京 也 「それが答えか」
基 子 「ええ。黒い狙撃手はこれ以上三崎さんを狙うことは無い。だったらこの事件は終わったことでいいじゃ
    ない」
京 也 「裏づけはあんのか」
基 子 「ソースは明かせないけれど、絶対にもう狙うことはないわ。あと」
京 也 「ん?」
基 子 「UGNは<首無し騎士>が関与する今回の一件からは手を引くことになりました」
京 也 「!?」
基 子 「<首無し騎士>は、UGN弦月市支部管理対象の人物・団体及び建物に危害は加えない。ですからUG
    Nは本日をもって<首無し騎士>に関して動くことはありません」
G M 基子は仕事の手を置き、京也を真直ぐに見つめて言う。



基 子 「これは決定事項だ」



京 也 (立ち上がり)「無駄足だったな」と言って部屋を出ようとするんだけど、ドアの前で立ち止まる。「お
    前は支部長だからよ、別にそうやっているのは構わねえ。俺は止めねえ。ただ」
基 子 「…」
京 也 「今のお前を見たら、委員長が泣くぜ」と言って出て行く。
基 子 「藤倉」
京 也 「あぁ?」(立ち止まる)
基 子 「<首無し騎士>を追うの?」
京 也 「…ああ」
基 子 「私達は人を超えた力を持っていても、人間であることに変わりは無い。望むこと全てが叶う訳ではない
    のよ」
京 也 「承知の上だ」
基 子 「何かを叶える為には、自分の中の価値の天秤をどちらかに傾けなければならない時は必ずあるのよ。右
    も左も、どちらも叶えられるだなんて思わないで」
京 也 (振り返り)「わかってるっつってんだろ。お前も俺も、そうやって選んだ。ただ、お前と俺が選んだ皿
    は違う。それだけのことだ」と言って今度こそ立ち去る。
G M 閉ざされる扉、基子は追ってくる様子はない。支部内もいつもと何か雰囲気が違う。君が歩いていれば普
    段は挨拶の一つもかけてくるエージェント達は、ひどく気まずそうに君から視線を逸らす。京也はその、
    わざとらしい沈黙の廊下を通って支部を出ることになる。
京 也 わかった。
G M 支部を出たところで思い出すのは事件の一番最後。<首無し騎士>=藤倉恒也、君の双子の兄弟の顔。そ
    れだけが君の頭の中に浮かぶ。
京 也 支部の窓ガラスに映る自分の顔を見る。何ともいえない憤りでガラスに拳を叩き付ける。
G M ガシャーン! 激しい音を立ててガラスが砕け散って、京也を映していた窓ガラスは無くなる。
京 也 手についたガラスを払って、当ては無いんだけど歩き出す。
G M 窓ガラスを割った手には苺花が巻いてくれた包帯がある。その包帯を見ると、君は一人ではないというこ
    とを感じ取ることが出来る…というところでOP終了。
京 也 恒也に対しての感情はP慕情・N不信感。表は慕情で。






⇒Middle01