Opening02 Knight of unknown





G M はい、京也。
京 也 侵蝕率上げます(ころころ)2。
G M OK? 時間は夜、場所は閉鎖されている地下街の通路。京也の状況はというと、UGNからの依頼で基子と一緒に一
    人のFHエージェントを追っています。
京 也 基子と?
G M (頷く)申し訳程度に灯りのついている通路を、京也を前に基子がその斜め後ろについて走っている。血の匂いがする
    方向に向かって。
京 也 OK。無言で追うぞ。
基 子 「今追いかけているFHエージェントの名は〈首無し騎士(デュラハン)〉、最近UGNで騒がれ始めたFHの工作員
    だ。どんな深手を負わせても再び現れて、殺害した相手の首だけを残して去っていく異常な殺人者」と説明しながら走
    っている。
京 也 今追いかける前に、そのエージェントの姿は見た?
G M まだ見てない。連絡を受けて、追撃をしているところ。
京 也 (走りながら)「外見の特徴は?」
基 子 「いつも目深にパーカーのフードを被っていて、顔を見たものは居ない。ただ『自分の名はデュラハンだ』と言って再
    び現れる」
G M 走っていくにつれて、段々相手との距離が近づいてきているのか。血の匂いはどんどん濃くなっていく。
京 也 「イカレ野郎が!」
基 子 「…悪いわね」
京 也 「何がだ」
基 子 「私はイリーガルを巻き込みたくないと言っておきながら、結局こうして貴方を使っている。自分の言動の不一致に腹
    が立つけれど、貴方の力を借りないとこの場はどうしようも出来なかった。だから、謝っている」
京 也 「仕方ねえだろ。委員長や矢作より、俺は暇だ」
G M そっか。じゃあ後ろからは笑みを浮かべたのだろう雰囲気が伝わってきて、でもすぐに「…私が支部長でいられる間に、
    この禍根だけは断っておきたい」と真剣な口調に戻って言う。
京 也 『支部長でいられる間に』? うーん…気になるけど、今は問わないな。一瞬視線をやって、直ぐに前に戻して又走る。
基 子 「あと、貴方に頼んだ理由はもう一つある」
京 也 「なんだ」
基 子 「苺花と矢作を安心して任せられるのは、貴方しかいないでしょ」
京 也 「…お守役かよ」
基 子 「(微笑んで)走って! そこの角を右!!」
京 也 無言で曲がる。
G M そこには、血溜まりの中佇む一人のオーヴァード。先程基子が説明した目深にフードを被っていて顔が見えない男が一
    人立っていて、その足元に倒れ伏すUGNの構成員達がいる。まだ首は切られていないけれど、既に息は無いなという
    ことが見ただけでわかる。そのオーヴァード、デュラハンの両手は血に塗れていて、追いついてきた京也と基子の方に
    向き直り、無言で立っている。
京 也 「援護頼む!」と言って突撃する!
G M ここは演出でいいよ。どうぞ。
京 也 わかった、じゃあ<破壊の爪>をつくって攻撃するぞ。
G M その京也の攻撃は、デュラハンが前にかざした手の爪がギッ、と伸びて弾き返す。そしてその爪を返す刀で、京也に向
    かって振り下ろしてくる。
京 也 じゃあこっちも演出で<竜鱗>(笑)。両腕で受け止めるんだけど斬られない。毛皮の下に、鱗を生やして弾く。
G M デュラハンは弾かれたまま、ばっと大きく後ろに飛んで間合いをとる。そしてこれも演出で、基子が<アクセル>を使
    用。京也にセカンドアクションを与える。
京 也 おっけーい。しゃきーんしゃきーん(やる気)。
G M とまあ、そんな戦いをしばらく続けている。どれぐらい時間が経ったかはわからないけれど、一進一退、なかなか決着
    をつけられない状態で再びデュラハンが大きく間合いをとった。
京 也 こっちも、ちょっと息を切らしてる。
G M デュラハンはただ黙っている、疲れを見せている様子は無い。
京 也 むむう。
G M どうする?何も言わないなら又デュラハンが襲いかかって来る。高く跳躍し、京也に振り下ろされるのは<爪剣>。
京 也 エグザイルか! かわす!
G M かわす、その瞬間だ。敵のはずだ、自分でも認識している。認識しているはずなのに、こみあがってくる憎しみの気持
    ちに何か『違和感を感じる』。攻撃はかわした。
京 也 うん? …自分でも、その心の動きは理解できない?
G M 『この相手は憎む相手なのか?』みたいな気持ちを、一瞬感じた。
京 也 「なん、だ?」
G M そんな京也をお構いなしに、デュラハンは攻撃を仕掛けてきます。
京 也 じゃあそれは気のせいだと振り払って、応戦する。
G M 今度は京也の攻撃をデュラハンが受け止めた。ぎぃんっと再び打ちつけあった瞬間、京也は何かひどく『嗅ぎ慣れた匂
    い』を感じ取った。
京 也 んー? 匂い?
G M 実際そんな匂いはしない。ただそんな気がした。
京 也 「てめえ何モンだっ!?」
G M そう叫んでも、デュラハンは京也に向かって襲いかかってくる。
京 也 応戦はするんだけど…苛立ちの方が先に来るので<完全獣化>する!
G M 交差する京也とデュラハン。交差した瞬間、獣化した京也の爪がぞぶっ!とデュラハンの腹を抉り、デュラハンは体勢
    を崩す。でも何とか崩れ落ちはせずに、抉られた腹をおさえて何とか堪えて立っている。そして京也、抉った瞬間にま
    た嗅ぎ慣れた匂いのようなものを感じた。
京 也 …おう。
G M それは、『化粧品の匂い』。
京 也 けしょーひん?? 嗅ぎ慣れた化粧品か?
G M …かな?(ニヤニヤ)でも今京也の周りに化粧をしてる人はいない。
京 也 なんだそりゃ。心当たりがない…。
G M 京也がそう考えている間に、デュラハンが行動。最初は行き止まりに追い詰められていたけれど、戦っているうちに場
    所を移動出来たので、すててててーっと逃げちゃう(一同笑)。
京 也 なんでいきなりギャグ!?(笑)
G M ギャグジャナイヨ? 京也がごちゃごちゃ考えているからダヨ?
京 也 ノーン、俺のせい!?(笑)「待て!」
G M デュラハンには追いつけない。ただ追いかけている最中にも同じ様に、嗅ぎ慣れたその化粧品の匂いが何回もしたよう
    な気がする。
京 也 追いつけないんだったら立ち止まって、獣化を解く。
G M 基子も追いかけてくる。
京 也 「ちっくしょう! 何なんだ!?」
基 子 「どうかしたの?」
京 也 ちょっと悩むけど、頭を一度振って「気のせいだ」って言っておく。
G M じゃ京也のOPは終了です。
京 也 デュラハンへの感情はハンドアウトそのままで。Nが表にするぞ。





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