Opening01 黒い足音
G M 今は昼休みです。何気ない学校の日常にて、基子と一緒にご飯を食べています。
苺 花 おお!? 基子が珍しく学校にっ!(喜)
G M ここ最近は何事も無いらしくて、以前に比べるとかなり登校してくるようになってる。
苺 花 時期は?
G M そうだね、この間が初夏だったから夏休み前ぐらい。お昼ご飯をもぐもぐ食べながら、夏休みとかの話をしているとこ
ろかな。
苺 花 机を思いっきり向かい合わせてっ。
基 子 「苺花、一番前から机を持ってこなくても(あせあせ)」
京 也 自分の机、基子の席まで押しのけていってんの?(笑)
G M 皆慣れてるから、四時間目終わったらざっと避けてくれるんだ(笑)『皆避けろ、委員長のお通りだー』
苺 花 一番前の席から、ずざざざざーっと(笑)。「だってぱきぱき食べないと! お昼休みは短いのよっ!!」
南 里 「佐々木ぃー、机と椅子は引きずっちゃ駄目だぞー」
京 也 丁度四時間目が担当だったのか(笑)
G M じゃあそうやって、向かい合わせでご飯を食べている。クラスの皆は学食とか屋上に行ったりで、今教室にいるのは苺
花と基子ぐらい。
苺 花 もぐもぐ。
G M 基子はそんな何気ない日常がすごく楽しいらしくて、転校してきた当初からは考えられないぐらいの穏やかな雰囲気で
ご飯を食べている。
苺 花 基子は何時ぐらいから落ち着いて学校に来られる様になったの?
G M この間の事件が起こって片付いてから、すぐに辺りから。
基 子 「? 何故笑っているの、苺花」
苺 花 「トコちゃんが普通に学校に居るのが、何か嬉しいなって思って」(にこにこ)
基 子 「…それ、この間も言ってた」
苺 花 「あれ?そうだっけ?」
基 子 「今朝も、言ってた」
苺 花 何だかこうしてるとオーヴァードの事件なんて無いみたい、とは思っているけれど口には出さずに。もう一回基子の方
を見て、えへーと笑う。基子のお弁当から、タコさんウィンナーをひょいぱくっと奪ったりして(笑)。
基 子 「(がーん)」
京也&史明 何気にショック?(笑)
苺 花 「トコちゃん、何が欲しい?」(お弁当を差し出す)
基 子 「…じゃあ、玉子焼き。有り難う(照笑)」
苺 花 「自信作、自信作!」強制取り替えっこで!(笑)
基 子 「…苺花。あれから身体の調子とかは、何でもない?」
苺 花 「うん、全然平気」
基 子 「そう…そうか、良かった。最近は本当に何も無くて、退屈だと思えるくらいなの(苦笑)。でも…でもね。何時まで
もこんな日が続けばいいと、最近私も思う」
苺 花 「…じゃあ、続けよう? こんな日を、続けていこう?」
G M そこで、二人の会話を遮る形で教室の扉が、がらっと開かれる。
苺 花 お箸を咥えたまま、振り返るよ。
G M そこには、クラスの生徒じゃない男子生徒が一人立っています。髪の毛が短くて眼鏡をかけている。肩の模様の本数で
確認すると、三年生だ。
苺 花 うん?
G M 苺花はこの人を知っている。前の生徒会長だった、岐乃幸哉だね。
岐 乃 「こんにちは」
苺 花 え、声をかけてくるの? 教室には、二人だけだよね? びっくりして…「どうしたんですか、岐乃先輩」
岐 乃 「こんにちは、佐々木さん」
苺 花 「え、あ、こんにちは(慌)」
岐 乃 「こんにちは? …高里基子『支部長』」
苺 花 面食らっていたけど、その呼び方を聞いて「え!?」ってす ごい勢いで振り返る。基子を見てから、岐乃を見る。
G M 基子は、岐乃が現れた瞬間から、箸を置いて険しい顔つきになっている。さっきまでの笑顔なんて微塵も残っていない。
転校してきた時に苺花を見ていたのと同じ顔つきで、岐乃を睨みつけている。
苺 花 …その様子を、何が何だかわからない状態で見てる。今はパニック。
岐 乃 「昼食の邪魔をしてしまってすみません。丁度お話が出来そうな状態だったので、つい声をかけてしまいました。取り
急ぎ話は通しておいた方がいいと思ったものですから。どうぞ、佐々木さんは昼食の続きを」
G M そう苺花に言って、基子の方に向き直る岐乃。
苺 花 「……」
岐 乃 「UGN弦月市支部長・高里基子さん、FHはこれから大仕事の前の地ならしを行います。その許可をUGNからも受
けておこうと思いまして」
基 子 「何を、馬鹿なことを」
苺 花 FHがどういうものなのか、苺花もわかっているよね?(必死)今の話を聞いて、基子を背中に庇うようにしながら…
うーん、他に聞きようが無い!「貴方は、岐乃先輩は一体なんなんですかっ!?」
G M その苺花の肩を、基子がそっと掴む。
基 子 「この男は、FHのエージェント。〈スナイパー黒い狙撃手(スナイパー〉岐乃幸哉」そう苺花に説明してから、「ス
ナイパー、馬鹿なことを言うものじゃない。弦月市で、お前達が『活動出来る訳が無い』」
苺 花 え? 出来る訳が無いって、言い切った? あまりに脈絡無く言い切られたから、『何で?』って感じで基子の方に振
り返る。
G M 振り返られて基子は一瞬、しまった、という顔をするけれど直ぐに岐乃の方を見る。
岐 乃 「心配はいりません、『ラキア』の方からの許可は既に得て おります。貴女が心配するようなことはありません」
G M 岐乃は苺花の動揺も、基子の牽制の言葉も全く気に留めた様子がない。
岐 乃 「高里支部長へのお話はそれだけです」そういって、今度は苺花の方に向き直る。「<ストロベリィ・キャンドル>佐
々木苺花さん」
苺 花 コードネームの方で呼ばれたので、びくっとなってしまう。
G M そこに立つのは、鳴鈴の制服を着ている生徒会長の岐乃幸哉だ。でも、全く感情の起伏が感じられない。
苺 花 殺気もない?
G M (頷く)ただ淡々と、日常とはかけ離れた台詞を口にしている。
岐 乃 「貴女にもいずれ、協力を要請します。その時は、よろしくお願いします」
G M 深々と一礼をする様は丁寧で、全く無礼を感じない。
苺 花 知っている岐乃先輩の口調のままなんだろうね…。
岐 乃 「詳しい話はまたいずれ。昼休みの残り時間も少ない、どうぞお昼を続けてください。それでは失礼します」
苺 花 …うう〜ん(悩)。協力を要請するって言葉に、否定も出来ないし頷けもしない。自分で後悔しないために自分で選ん
できてしまった道だけど、余りに平和な毎日が続いててそれが続けばいいなと思ってて。それが一瞬で侵蝕されてい
く漠然とした不安で、岐乃を追えないし声もかけられない。
G M じゃあその苺花の目の前で、制服を着た背中が遠ざかり、扉がぴしゃりと閉められた。
苺 花 俯いて、目をつぶって。振り切るように空元気を出す。「今日はものすごい自信作でっ! から揚げとかもあるの、食
べて食べてっ!!」と無理やり日常を続けようとする素振りをみせるね。
G M じゃあそこで苺花のOPフェイズ終了します。そしてごめん忘れてた! 岐乃にロイスを取って、侵蝕率を振ってくだ
さい。
苺 花 (ころころ)2上昇。Pが有為、今までの仕事が出来る生徒会長の意味。Nが隔意、表がNで。
⇒Opening02