Middle11 「I don't run away.」
G M はい、矢作のシーン。色々薬の調合を行ったけれど、良い成果を見つけられない。その状態で今、君は三崎の病室に居
る。ベットの上に横たわる三崎の横に、君は一人で佇んでいる。
史 明 (ころころ)わーお、10出た。10出た。
G M 君の目の前で三崎を打ち抜いた弾丸は、正確無比。コンマ何ミリのズレがあったなら、確実に三崎の命を奪っていただ
ろう。その小さな偶然に感謝するべきなのか、生死の境で三崎が苦しむことになったことを憎むべきなのか。
史 明 う、うーんうーん。やー、ムカツク!
京 也 (笑)
史 明 腹が立つ。でも腹が立つのはやられたことにではなくて、そんな傷があったのに何だかよくわかってなかった自分に一
番腹が立つ。キィ!
G M そんな時、いつも君を守っていてくれている三崎の姿を思い出す。
史 明 クロスチョップで飛び込んできた三崎とか、クロスチョップで天井から降ってきた三崎とか?
京 也 増えた!?
苺 花 クロスチョップではないけど、京也との喧嘩の間にシャッて入り込んできた三崎とか。
G M (あくまでシリアスに)そういう三崎とか。
京 也 それでOKなのか!?
G M FHのエージェント達を追い払った後、ぼろぼろの姿で君の目の前に現れて、それでも君の事を第一に考えてくれた三
崎。撃たれた瞬間は確実に痛いはずなのに、そんなことを微塵も顔に出さずに君の傍にいつもいてくれた。
史 明 う、うう。出す台詞も見つからない(苦)。
G M じゃあそこで、三崎がよく言っていた言葉を思い出す。
三 崎 『私は史明さんの部下ですから、どんなことがあっても貴方を守ります』
史 明 …。
G M そしてたった一度だけ、その言葉の続きを聞いたことがある。
三 崎 『貴方が社長であろうと、オーヴァードであろうと、ただの高校生であろうと。私は、貴方を守ります』
史 明 …寝ている三崎を見たり、病室内をうろうろしたり。太陽にほえろ!ごっこしたり(笑)。でも大概は三崎の様子を見
ている。
G M そんな時、そっと、史明の手が掴まれる。
史 明 だ、誰ー!?(恐)
G M 三崎の手。
史 明 ビックリしたビックリした! そ、それなんてホラー!? サ○レン!?(笑)
苺 花 怖かった怖かった(笑)それなんてひぐ○し?! って思った!
G M (笑)三崎の目が、うっすらと開いた。
史 明 あ、あば。あばばあばばっ(動揺)と、とりあえず、もんのすごく、ビックリしてる!
G M もんのすごくビックリしてるだけ?何も言わない。
史 明 言えない。はあっ!? って顔はしてる。
G M (苦笑)じゃあ三崎の口が動く。
三 崎 「ノワール、は、強い。逃げて、下さい」
史 明 のわーる?
G M フランス語で『黒』って意味なのはわかるだろ?
史 明 ノイマンだからねっ☆ に、逃げる気は毛ほどもないんだけど(あたふた)。
苺 花 じゃあそれを伝えればいいんじゃない?
逃げると言う選択肢がないとは言え、答えに詰まる史明。
いつになく戸惑い、迷う主をどう思ったのか。
するりと、三崎の手が史明から離れた。
「貴方には、心強い友人が、出来た。彼らと一緒に、生きてくれれば、それで、いい」
史 明 う、うわー。死亡フラグがっ! だ、駄目だよ、べそかいてきたよ!?
三 崎 「貴方の、真の日常は、そこにこそ、ある」
史 明 …! 離された手を掴み返す!
「今更、そんなこと言うな」
怒りの篭った史明の声に、三崎の瞼が僅かに震える。
「僕の日常には、キョーちゃんもイチカちゃんも、モトコちゃんも居る。それは当たり前。でも、そこに、三崎もいるんだよ? それを取り戻したいから―――」
ぎゅっと、掌に力が篭った。感情が昂ぶっているせいか、普段より熱い史明の手の熱が、三崎の冷えた指先に混じっていく。
「逃げたりしないで、戦うよ」
あまり開けないだろう目を見開いて、三崎は少し驚いたようだった。
ぎゅっと握られた手を握り返して、目を閉じながら口を動かす。
声にはならなかったけれど、口の動きで史明には三崎が何と言ったのかわかった。それだけ言って、三崎の手は今度こそ、離れる。
「…ありがとう」
史 明 「当たり前じゃないか、そんなこと」(微笑)聞こえてないだろうけど、そう言って病室を出る。
G M 了解しました。じゃあそこで史明のシーン終了。
⇒Climax