Middle02 Burn out.
G M 前回と反対で、今度は苺花が登場不可です。京也は、一度は帰るかと思ったものの、電話も繋がらなかったし、UGN
の支部まで一度行ってみようかと思いました。
京 也 はいはい。じゃあさっきの現場に戻ってきて救急車を呼んでから、自転車に跨ってしゃっこーしゃっこーとまた向かい
ます。
G M 何事も無く支部には到着しました。そこには、沢山の消防車やらパトカーやらが忙しく動いております(笑)。
京 也 んなーっ!?(笑)
G M 弦月市のUGN支部は、人通りの多い街中の、とあるビルの一つの階にあったんだけど、そこが凄い炎に包まれてます。
黒い煙がもうもうと上がり、勢いの衰えない炎に消防車が必死に放水してます。
京 也 「マジかよ…」と呟いてから、チャリを適当なところに止めて…パトカーを避けつつ現場に近づく。
G M 「ちょっとちょっとアンタどこ行くんだい!」と警察の人が当然止めますが。「何やってんだ馬鹿じゃないのか危ない
ぞ! あのビルはもう2時間近く燃えていて、どんなに放水しても治まらないんだ! 大変な状況なんだ、入ったら死
んでしまうぞ!」
京 也 や、入らない入らない(笑)。じゃあ、そこで止められて、駄賃で警察官に「うるせーっ!」と裏拳決めてから離れる。
ぱーん!て(一同笑)。
G M 「何やってんだ藤倉ー!」とたまたま現場にいた顔見知りの刑事さんが怒鳴るけど(笑)。
京 也 やべ。人ごみを縫いつつ逃げる逃げる。なるたけ現場に近づきたいけど、出来る?
G M それは出来る。周りの人達も「凄いよねー」と携帯を見せ合ったりしてる。「すげーんだぜここ、2時間ぐらいずっと
燃えてんだ。ばーんっていきなり爆発してー」
京 也 まさかその火災、その階だけとか?
G M や、ビル全体がもうぼうぼう燃えてる。
京 也 「生き残りはいねーのか?」と手近な野次馬に聞いてみる。
野次馬 「えっ? や、管理人の話じゃここもう廃ビルらしくて、人は全然いなかったって警察は言ってたみてーだけど」
G M そうしてる間にも火災は消える様子を見せない。燃え盛る炎は夜の空を赤々と照らしている。綺麗といえば、綺麗だね。
京 也 …ここが支部だってことは間違いないんだよね?
G M うん、それは間違いない。来た事あるし。
京 也 どうすっかな…仕方ない、他に方法が無いってことで、矢作を呼び出してみる。さっき繋がらなかったけど。
G M 矢作に電話する? じゃあ、「ぱっぱらぺー、ぽっぽらぱー♪」
史 明 (丁度おでんを食いつつ)ぴっ、「むぐむぐ…んぐっ、ふぐ、げほっ」(一同笑)
京 也 「解った、飲み込め! その後でいい!」
史 明 「ふぐ、うぐ、………三崎、お茶…」
三 崎 「少々お待ち下さい」素早くお茶が差し出される。
史 明 「ずー、ずず、ごくん。はぁいもしもしー?」
京 也 「ごくろーさん」
史 明 「なに、なに、キョーちゃん?」
京 也 「今会社にいるなら、大通りの方見てみろ」
史 明 「ん?」と振り返って窓の方を見て。
G M うん、凄い炎と煙が矢作の会社からでも見えるね。
史 明 「…なにあれ」
京 也 「UGNの支部だ」
史 明 「アレ!?(笑)…今から行くからちょっとそこで待機!」
京 也 「了ー解」
史 明 「三崎車出せコラァー!」(一同笑)
G M そんな声が聞こえて(笑)ぷつっと電話は切れます。
京 也 さて…辺りの様子を調べたい。何か手がかりが無いか。
G M それじゃ、知覚で判定。
京 也 また知覚かあ…(ころころ)お、出た。12。
G M そうだねぇ…無人だったビルにしては燃えすぎじゃないか? ぐらいで。て言うか、人がいたとしても、この燃え方は
ちょっと有り得ないんじゃないかと、思える。
京 也 うーん…野次馬の中に不審な人がいないか探してみる。(ころころ)7。
G M うん、特に目立った人はいないね。サラリーマンやら、これから出勤のお姉さんやら、学生やら様々。「ちょっと、知
ってるー!?」と声高に携帯で話したりしてる。後は警察が「まだ消防隊の救援は来ないのかー!」とか叫んでる。
京 也 ううーん…(悩)。
G M と、京也が悩んでるとそこに、…どうしようかな。「プルルルルッ、プルルルルッ、プルルルルッ」普通にしてみた(一同笑)。
京 也 ぬ? じゃあ見ないで取る、「もしもし?」(ぶっきらぼうに)
? 「もしもし。藤倉、京也くんですね?」
京 也 「お前誰だ?」
? 「霧谷です」(一同爆笑)
史 明 電話出るたび誰にも相手にされてない!(笑)
京 也 「あぁ…日本支部長サンか。何の用だ?」
霧 谷 「とりあえず、こんばんは」
京 也 「今それどこじゃねーんだよ。何の用だ!?」
霧 谷 「今それどころではない、と言うことは…貴方は今、弦月市支部の前にいますね?」
京 也 「…何で知ってる?」
霧 谷 「こちらの方に情報が入ってきています」
京 也 「地獄耳だな」
霧 谷 「これでも日本支部長ですから」
京 也 「じゃあ、逆に聞くぜ。一体何が起こってる?」
霧 谷 「そうですね…説明をすると長くなってしまうので…矢作君とは会いますか?」
京 也 「ああ、今こっちに向かってる」
霧 谷 「では矢作君から全てを聞いてください」
史 明 アレ!?(一同笑)
霧 谷 「貴方には別口で、お話があります。といっても、お願いしたい事は矢作君と同じなのですが。…貴方からの救急車の
コール、こちらにも連絡を受けています。これではっきりしました…弦月市のUGNエージェントは、ほぼ全滅の状態
になっています」
史 明 (囁くような声で)全 滅 支 部 長…!(一同爆笑)
京 也 「…某S市の全滅支部長じゃあるまいし…」(笑)
霧 谷 「まぁ、それは、ちょっと耳の痛い話なんですが(苦笑)…大変申し訳ないのですが、今そういう状態で、弦月市で起
こっている事件をUGNで調査するのは難しい事になっています。そこで、イリーガルエージェントの貴方の力を貸し
て頂きたいのです」
京 也 「こっちも、半分喧嘩売られた身だから別に構わねぇが」
霧 谷 「何かありましたか?」
京 也 「エージェントを襲ってる奴に会った」(きっぱり)
霧 谷 「襲っている…犯人に直接会ったと言うことですか!? どういうことですか!」
京 也 食いつき良いな(笑)「と言っても…妙だったな。顔合わせた瞬間、吃驚して逃げてった」
霧 谷 「吃驚して逃げた…?」
京 也 あと何だっけ、何か言ってたな。えーっと…、「『俺を倒す事は、今日の科目には入っていない』…だったか。そう言
ってたぜ」
霧 谷 「…そうですか。どういう能力者でしたか?」
京 也 「正直よく解らん。多分、半分は俺と同じキュマイラだと思う」
霧 谷 「ということは、何か他のものに変身を?」
京 也 「蝶の羽根の生えた虫人間だ」
史 明 (ぼそ)チョー虫人間。(一同爆笑)
G M 面白かったちょっと面白かった、「パピ・ヨン!」て感じだった(爆笑再発)
史 明 パピヨン仮面、グラン・パピヨンだ…!
霧 谷 「蝶の羽根、ですか…」そう言いながら、笑っちゃいけないんだけどつい苦笑、って感じで小さく笑う。
京 也 「…心当たりがあんのか?」
霧 谷 「あ、いえ…実はですね、UGNからもまさかこの事態を貴方たちだけに任せるわけにはいかず、一人エージェントを
派遣したのですが…それで、まぁ…」
京 也 「随分歯切れが悪ィな」
霧 谷 「実はですね…どういうタイミングの良さか解らないのですが…コードネームが<バタフライ・フェイク>と言うので
す」
京 也 「…まさかそいつがあの虫人間っつーオチじゃねぇだろうな?」(疑)
霧 谷 「いえ、そんなことはありえません。確かに「彼女」は蝶を使った能力を使いますが、シンドロームはソラリス/オル
クスです。ですがその偶然が、少し」と苦笑するね。「近いうちに貴方達の目の前に現れることと思います。少々気難
しい子なのですが、大目に見てあげてください」
京 也 「女かよ…」
霧 谷 「先程も申し上げたように、詳しい任務の説明は矢作君から聞いてください」
京 也 「あぁ。…上手く聞きだせるかどうかは自信がねぇがな」
霧 谷 「そうですか? 貴方達は仲が良いと、こちらでは聞いているのですが」
京 也 「うるせぇよ!(一同笑)良くねーよ!」
霧 谷 「UGNの仕事ではいつも一緒に行動されているとか」
京 也 「腐れ縁だ腐れ縁!」
霧 谷 「そうですか? …ですが、私達オーヴァードにとっては、その腐れ縁も重要な繋がりです。どうぞ、失くさないよう
に」
京 也 「…お前に言われなくても解ってる」(ぶす)
霧 谷 「(笑顔)そうですね」
京 也 「…もう切るぞ!」
霧 谷 「はい、では宜しくお願いします。報酬はいつも通り振り込ませて頂きますので。それでは」
京 也 「おう。じゃーな」(ぷつ)
切れてしまった電話を手の中で弄びつつ、燃え上がる炎を見あげて京也は、は、と小さく笑う。
それから手近なガードレールに腰掛けて、腐れ縁の到着を待つことにした。
⇒Middle03