Middle13 舞い落ちた喜劇
G M 苺花と京也のシーンに戻ります。るりを追いかけてるけど、彼女は止まってくれない。でも、学校に向かう坂道の上で
足を止めて、苺花に向かって「そこで止まって!」と叫びます。
苺 花 止まる。
G M 京也はどうする?
京 也 あ、もう出ていいの? じゃあ追いついて、苺花の後ろに立つ。
G M るりは、坂の上に夕日を背にして立っている。逆光で、表情はよく見えない。
苺 花 黄昏時ってヤツだね。
る り 「何だかこれって…志望校に受かった気分だった」
苺 花 「…志望、校?」
る り 「だってさ、自分が合格してたら、他の人なんてどうでも良いじゃない? 不合格な人の事なんて、何も考えないじゃ
ない? そんな気持ちだった」と笑い混じりに言う。「自分が、この能力に『選ばれた』んだって、ソレで良かったの」
苺 花 「るりちゃんは…本当に、それで、良かったの?」何が何だか解んないけど、人を蹴落としても平気っぽい発言だけは
聞き流せなくって、そう聞く。
る り 「良かったよ?(即答)だって、委員長とかやってたのだってそうじゃない。そういうことやってれば、自分の為にな
るじゃない。それで良いじゃない! 自分の為に生きることが何でいけないの? だって貴方もそうでしょう? 何で
邪魔するの? どうして邪魔をするの!?」
苺 花 ううううう〜…(悩)「どうして…」
る り 「答えられないんでしょう? そう、貴方もきっとそう思ってるから。そう思ってるから答えられないの。だから、一
緒に行こう? 友達でしょ?」て言って、逆光の中から手を差し伸べる。
苺 花 …近づく。
る り 「来ないでって言った!」拒むね。「一緒に来てくれるなら、来ても良いけど。返事を先に聞かせて? 一緒に来てく
れる?」
苺 花 ………悩んで、悩んで、俯いてから………首を横に振る。
る り 何も言わないよ。じっと苺花を見てる。
苺 花 「だって、そんなの、おかしい。人の考え方は色々あって、色んな人がいるけれど、だから、その考えを否定するわけ
じゃないけど…でも駄目。私は納得できない」根本的に考え方が違うのか? 何ていうか、私は行けないけど戻ってき
て欲しいっていうのが本音なんだけど…上手く伝えられない…。
る り じゃあ「そう…来てくれないんだ。じゃあ、貴方も他の人と一緒。私は違う。私は、私は、私は――――蝶になるの!!」
ばさりと再び羽を生やして、夕日の中に飛んでいってしまう。
苺 花 今度は、追えなかった…。
G M はい、ふ・じ・く・ら、どうする? 何でいるのお前(笑)。
京 也 え、俺!?(笑)話に混ざれなかったんだよー!
史 明 彼女を見詰めるだけしか出来なかったわけですな!?(笑)
京 也 いや、藤倉にとって興味あるのは「内村るり」より「ティターニア」の方だったから、よっぽど割り込んで攻撃しよう
かなと思ったんだけど、苺花が真剣だから黙って見てた。
G M うん。どうする苺花? 振り向けば京也さんがいらっしゃるけど(笑)。
苺 花 追えなくて、振り向いて、気配で藤倉が来てることはもう解かってたから驚かなくて…まっすぐ藤倉の方を見て、「…
何も解らないまま流されるのはイヤだから、解ってることを教えて欲しい」て言う。
京 也 「解った」って一言言って、かくかくしかじか(笑)。自分が事件のことで知ってることは、全部話すよ。
苺 花 全部聞く。
京 也 「俺らがいるのは、こういう世界だ」
苺 花 「うん」
京 也 「人を殺すのも、何度も繰り返して、手はとっくに重くなってる。お前それに耐えきれるか? アイツを追うって事は、
どっちにしろこっちの世界に入る。今ならまだ、戻れるぞ」
苺 花 んー…「理解も出来ないし、納得も出来ない。…でも、目の前にある出来ることを、やらない方が我慢できない」
京 也 「…追うか?」
苺 花 うん、と頷く。
京 也 「じゃあ…一緒に来い」手は引かない。歩き出して、相手が歩くのを待つ。
苺 花 歩き出す。
G M じゃあそこで、シーン終了。
史 明 何か言い知れぬ予感を感じて、教会の前でこうなってる(変なポーズで身悶えている)。(一同笑)
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