Middle07 リグレット





G M シーンプレイヤーは苺花。時間は飛んで下校時。史明と京也も、ちょっと話しかけるタイミングが無かったと思っとい
    てください。クラスメートは「苺花、具合悪いんだったら今日は早く帰りなよ?」「また今度カラオケ行こうね」と声
    をかけてきます。
苺 花 「うん、今度は絶対誘ってね。ばいばーい」
G M 「ばいばーい!」と帰っていく女の子達。男子も「委員長気をつけろよー?」と言ってきたりするよ。
苺 花 「大丈夫だってー、心配いらないからー」
G M 「俺は委員長のファンだからさ!」とか言ってますが。
苺 花 「またまたぁ〜!」(笑)
京 也 じゃあそいつを擦れ違い様にぱーんっ!と鞄で叩く(一同笑)。
G M 「うごふっ! 何すんだ藤倉ー! 肉って書いてやるー!」と言い逃げるね。
京 也 聞き流してそのまま教室出ようとする。
史 明 イインチョに話しかけるタイミングを伺ってる。
G M じゃあ、大分クラスの人が少なくなってきたところで、苺花。また周りからサァッと色がなくなるね。全部モノクロに
     なり、隣の矢作はカラー。教室から出ようとしてた藤倉もカラー。
京 也 <ワーディング>には気付いていい? 立ち止まる。
史 明 さっきの紙、ぴーらぴーらぴーらぴーらしてる。
苺 花 まだ眩暈がしてるのか、また具合が悪いのか、夢の中にいるのか解らなくて、立っていられなくてへたりこむ。
G M じゃあへたりこもうとした時に、誰かが支えてくれる。
苺 花 びっくりして、その人の方を見る。
G M 転校生の、高里基子だね。無言で促して、椅子に座らせてくれる。
史 明 黙って、紙をぴらぴらさせながら見てる。
京 也 不機嫌そうにだけど、同じく見てる。
苺 花 「あ、ありがとぅ…」って反射的に言っちゃうけど、状況が飲み込めなくて混乱してて、「えっ、あの…え?」て感じ。
史 明 「高里さんこれで2度目〜」(ぴらぴら)
G M 基子は凄く厳しい顔をしてるね。初めて会った時から大人びた子だな、と思ってたけど、今は更にその雰囲気が桁違い。
    住む世界が違うんじゃないかと思わせる隔たりを感じるね。
基 子 「…混乱しているところ、悪いけれど。理解はして貰えているかしら? この空間で動ける事が、普通でないと言うこ
    とに」
苺 花 (か細い声で)「…普通じゃ、ない?」
基 子 「周りを見てくれる?」
G M 周りは全部白黒で、苺花と基子と史明と京也だけがカラー。椅子から立ち上がりかけた生徒も、白黒のまま止まってる。
    外を見れば、工事のおじさんとかも、トイレに入ろうと校舎に走ってきた状態のまま止まってる(一同爆笑)。
史 明 「あと三秒、あと三秒!」て感じだったんだ(笑)。
G M 後、野球のボールなんかも宙に浮いたままだね。
苺 花 慌てて窓に駆け寄って、周りを見回してびっくりしてから、基子に向き直って、「…一体、何が起こってるの? 高里
    さんは、知ってるの?」て必死に聞く。
基 子 「…とりあえず、話を聞いて。座って?」
苺 花 言われるままに、座る。
基 子 「説明は長くなるから、ここではしないわ。貴方が、昨日の出来事よりも前の世界に生きていたいのなら、そうするよ
    うにしてあげる。だから―――」とここで事務的な口調に変わる。




「佐々木苺花。UGN日本支部は、貴方を保護します」
一欠片の感情も読み取れない声で、そう告げた。




苺 花 …言われた言葉の意味が理解できなくて、「普通って…あたしは、普通に…」と必死に取り繕おうとして、霞みかかっ
    ている記憶が見えてこないように必死に蓋をする。
基 子 「今貴方が忌避している記憶も、2度と思い出さないようにしてあげる。だから何も言わずに、私についてきてくれな
    いかしら?」
苺 花 でも、その言葉に塞ぎ込もうとしてた気持ちが立ち直って、凄い怖いし震えてるけど、「解らないまま、納得なんて出
    来ない。知らないままなんて、あたしらしくない。長くなっても構わない、全部聞く」基子の方に向き直る。




自分よりも小さな身体は、確かに震えているはずなのにその視線は揺らがない。
どうして解ってくれない―――僅かな苛立ちが、声を荒げさせた。
「話を聞いて、このまま事件が進めば、貴方はきっと後悔する。しなくていい後悔はするべきじゃない」
反論は打てば響くようにすぐに来た。
「『後悔』なんて『後から悔やむ』ものなんだから、後悔するかどうかは自分で決める!」
真っ直ぐな瞳は、やはり揺らがなかった。




G M おおお〜、カッコイイ! 主人公だよ、きゅんきゅんしたよー。チョー燃える! やってて凄い感動してる! 
京 也 じゃあ、苺花のその台詞を聞いて、ちょっと笑う。
史 明 黙って見てるー。でたまぁに基子の方を、すー…っと細い目で見てたりする。…ざまぁみろ〜。(一同笑)
苺 花 黒いなー!(笑)
京 也 ざまぁみろって、嘲りかよ!!(笑)
基 子 「…じゃあ、聞くわ。貴方は、殺すことが出来るの? 知り合いを、友達を、人間を」
苺 花 それは…答えられない。黙っちゃう。
基 子 「答えられないでは済まされないことが、今起きようとしているの。悪いけれど、貴方に選択する為の長い時間を与え
    る事は出来ない。苦しい思いをしたくないのなら、今すぐ決断をして欲しい。この場でなくても構わないから、結論が
    出来たら連絡を頂戴」と携帯番号を書いた紙を苺花の手に握らせて、背を向けて歩き出す。
G M で、基子が通り過ぎた場所からサァッと世界に色と音が戻っていく。カキーン、「おお〜ホームラン!」「トイレトイ
    レトイレ! すいませんトイレどこっすかー!?」(一同爆笑)
苺 花 上手く纏まらない考えのまま、黙ってその場に留まってる。
史 明 「…こうゆう時に悪いんだけど、ちょぉっと質問いいかなぁ〜? イインチョ、イインチョ」(一同笑)
京 也 それに合わせて2人に近づく。
苺 花 きょとんとしてる。
史 明 「はーいはーいしつもーん。C組のイインチョって、どんな子か知ってる?」
苺 花 「えと…同じ、クラス委員、だから…」と苺花にしては珍しく歯切れ悪く、考え考え喋る。
史 明 「どんな感じの子か、解んないとか?」(まだ紙ぴらぴら)
苺 花 「ええっと…いい子、だよ? ちょっと真面目で、引っ込み思案な、ところもあるけど…」思い出し思い出し、喋る感
    じ。
史 明 眉間に皺寄せながら、な〜んかおかしいな〜という顔になって「さっきねー。その人とぶつかったらねー。…怒られた」(一同笑)
G M また人に解りにくい説明をこの男は全くもう!
苺 花 でもそれでまた、毒気抜かれた(笑)。「あはは、矢作落ち着きないから〜」
京 也 じゃあ後ろから矢作の後頭部がっと掴んで、「筋道を立てろ!!」(一同笑)
史 明 「だって、だって! ぶつかったら、ぶつかったら怒られたー!」
京 也 「頼むから主語と述語と目的語を喋れ!!」
G M とまぁ、目の前で漫才が繰り広げられておりますが。
苺 花 色んなことを考えてぐちゃぐちゃになってた頭が落ち着いちゃって、思わず噴出す。内心、藤倉って意外と面白い奴なん
    じゃん、と思った。
京 也 俺かよ(一同笑)。
G M うん、さっきまでふさぎ込んでた苺花の顔が、まるで色のついてないイチゴが真っ赤に染まるように、明るさを取り戻
    したような気がするよ。
京 也 おお。じゃあ「…ようやくいつもの調子に戻りやがったな」
G M あらぁー! いつも見てるってことですかこの人―!!(一同笑)キャアー!(照)
史 明 それを見てニーヨニーヨニーヨニーヨ笑ってます。
京 也 それを上からぐりぐり潰してます。
史 明 あそうだ、あのプリントって苺花に見せてもいいかしら?
G M うん、いいよ。
史 明 「そうだそうだ、イインチョイインチョ。こういうプリントって見たことあるかな? 昨日のなんだけどー」
苺 花 「塾の、講習会? 見せて見せて」手に取るけど。
G M 見たね? じゃあ、衝動判定(笑)。
苺 花 精神で…4D+2。(ころころ)10で、成功。
G M じゃあ侵食値は上がらない。そのプリントを見た瞬間、また昨日の一番目を思い出す。…びたーんびたーん(身体がぐ
    にゃってる生徒の描写)。
苺 花 それなの!? この「忘却」で決まって思い出すのはびたーんびたーんなの!?(一同笑)蝶々じゃないの!? ねえ!?
G M ウソウソ(笑)。閃く、紫色の蝶と、金色の蝶。2匹思い出した。
苺 花 プリントを見て、全然関係ない蝶の映像が見えた、と。
G M そうそう。それで書かれている住所を見て、内村るりと一緒に向かった場所―――「そうそう、このビルに行ったよ」
    と思い出せた。
苺 花 「ああ、このビル、昨日るりちゃんと、行って…」そこで言葉が止まる。
史 明 ちら〜り、とキョーちゃんの方を見る。
京 也 同じく。目線で確認。
史 明 「ここねー、昨日火事があったんだよねー」(さらっと)
苺 花 何か、えぐいな矢作…! 
史 明 結論からぱーんと言っちゃうから(笑)。えぐいよ? えぐるよ?
苺 花 「……火…事?」
史 明 「うん。火事出た」
苺 花 「えっ、だってあたし昨日ここに…」行ったよね?
G M うん行った。それは間違いない、断言できる。
史 明 「ほんとに行った?」
苺 花 「うん間違いない、ちゃんと覚えてる」
史 明 「ふーん…おかしいね。キョーちゃんチョーおかしいね。キョーちゃんチョーおかしいね!」
京 也 「何でだよ!!」(一同爆笑)…じゃーいーや、思い切って聞くかな。「委員長、落ち着いて聞け。その時そこで何が
    あった?」
苺 花 「その時…そこで…? あたし…このビルへ、何をしに…」
京 也 そこで手を苺花の頭の上に乗せて、「思い出したくないんなら、無理に思い出すな。思い出さなくていい」って呼びか
    ける。
GM&史明 (かなり楽しげにウーフフウーフフと笑っている)
苺 花 そのまま止まって、こう、恥ずかしげに笑っております(照)。
史 明 はずかしー!(笑)
G M はずかしい! アタシはずかしー!(一同笑)
京 也 止めろよー! そう言われるとこっちもはずかしくなるだろー!!(照笑)
G M いや、ステキ。
苺 花 うん、苦しいわけじゃなく、思い出せなくてきょとんとして「うん」て頷いちゃう。
G M 藤倉の手は温かいね。大きくて、温かい。
京 也 そこでちょっと照れが入ったので、頭に手ぇ置いたままわしゃわしゃわしゃっとかき回す。
苺 花 「あうっ!」
G M 髪の毛はぐちゃぐちゃになるけど、藤倉って不良で怖いと思ってたのに、凄く温かい感じが苺花の中に広がっていく。
苺 花 この懐かしさは、昔飼ってたゴールデンレトリバーの、ケンタ…!(一同笑)
京 也 しまった、ロイス慕情に変えられる! 
史 明 それを見ながらニーヨニーヨと笑っております(笑)。
G M じゃあこんなとこでシーンを切るよー。



×××



G M てゆか皆、基子とかお互いにロイス取らなくていいの?
一 同 あ、忘れてた!
京 也 苺花と基子に対してロイス取りまーす。苺花は…今だったら親近感かなぁ。突然目覚めた戸惑いとか、解るから。ネガ
    は、憐憫。ポジ表で。基子は、ポジが有為で、ネガが嫌悪。表を嫌悪で。
史 明 基子に取ろうかな。ポジが尊敬、ネガが今のところ、隔意で。ネガが表。京也に対して、ポジが有為。やるなこのゴー
    ルデンレトリバー、という感じで。ネガが憐憫(一同笑)。
苺 花 史明と基子に向けて。史明はポジが面白いな、ということで好意。毒気が抜かれるから。ネガが…不信感、な感じだと
    思う。
G M 危険な香りのする緑の子狸。お腹壊しそう。
苺 花 基子に対して…何だろう。ポジが、解らない部分への好奇心があるかな。ネガが、恐怖かなやっぱり。怖い。
G M よーし次のシーン、京也から行くよー。







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