Middle08 ヤンキー自覚編〜恥ずかしスパイラル〜





G M シーンプレイヤーは京也。君の元に、果たし状が届きます(笑)。差出人の名は、山上安吉。
京 也 おおおい!(宛名を見て)「…やっぱりか」
G M 決闘場所は体育館裏、何月何日何時に来られたし、と。わざわざ筆ペンで書いてあるよ(笑)。
史 明 字ぃ間違えて果たし状の状が城になってたりするんだ(一同笑)。
苺 花 果たし城?(笑)
京 也 どーしよっかなぁ…いや、行くんだけど、その前に。
G M 何? どんな武器持って行くかって?(一同笑)釘バットとか?
京 也 違う!(笑)んー、もみじに伝えた方がいいかなぁって。
苺 花 喋っちゃう?
史 明 愛の告白?(笑)
真 琴 そんな、苺花がいるのに(笑)。
京 也 違ーう!(一同笑)でも行ったら止められるだろうしなぁ…いいや、言わずに行こう。
G M 了解した。じゃあ時間通り、体育館裏。安吉が待ってるよ。今日はリーゼントじゃなく、制服も普通に着てる。
安 吉 「今日は、素手だ。待ってた。こないだ話したように、決着をつけてやる! 今日は本気だぞ、本気だからな!?」
    (声上擦ってる)
京 也 「おう」じゃあ攻撃はせずに、リアクション待ちで。
安 吉 「行くぜー!!」だだだだだーっ!
京 也 またコケる?(笑)
G M いや、今日はコケない。走って、拳を京也の頬に当てる!
京 也 む!
G M …てちっ。(拳が当った擬音)
一 同 (笑)
安 吉 「くっ、くそー! 何できかねーんだぁー!!」ぽこぽこぽこぽこ、と何だか矢作に叩かれてるぐらいの威力の
    パンチが何度も(笑)。
京 也 あーあー成る程。「ま…ぶちのめす趣味はねーんだが…一発ぐらい食らっとけ?」えーと、攻撃するにはダイス
    振らなきゃ駄目? 普通にやったら安吉死ぬと思うんだけど(笑)。
G M いやいや、手加減としてダイスは振らなくていいから。宣言すれば当るよ。
京 也 じゃ、思いっきりストマック(胃)に一発。どごっ!
G M ん、京也の放ったパンチが安吉の腹を抉り、一発で沈む。頑張って立とうとするけど、立ち上がれない。
安 吉 「ちくしょう、ちくしょう…!」
京 也 じゃ、その傍に座って煙草に火つける。「…気ぃ済んだか?」
安 吉 「駄目だ、気なんて晴れねぇよ! こんなんじゃ駄目だ、俺はアンタに勝つんだ!!」
京 也 「だーから、その理由を言えよ。何で俺なんだよ」
安 吉 「ぐしっ…(涙)俺は、運動全然駄目だから…でももうすぐ体育祭が来る…男がそんなんじゃ、カッコ悪いじゃ
    ねぇかよぉ! 高校入って、あんな格好して、でも運動駄目なんてチョーカッコ悪いじゃねぇかぁー!(地面ば
    しばし)だからっ…だから…アンタと喧嘩してケガして体育祭を休めば、ハクが付くと思ったんだよおおお!!」
京 也 「全然つかねぇよこのバカ野郎がぁあああああ!!!」
一 同 (爆笑)
史 明 それを普通、ハクとは言わない(笑)。
京 也 「アホかお前は――――!!!」
安 吉 「だっ、だって不良の喧嘩でケガしたって言えば、カッコ良いだろ!?」
京 也 「どの辺がだあああ!! 50字以内で説明して見ろおおおお!!」(一同笑)安吉の頭をがっしと五指で掴む。
    うっかり爪ぐらい出てるかもしれない(笑)。
安 吉 「いだいだいだいだだだだだだ」
京 也 「…はー…(溜息)あのな。俺が言うのも本ッ当に何だけどな? …出たくなかったら、体育祭ぐらいサ ボ れ や安 吉 「そっ、そんな! サボリだなんて、そんな悪いこと出来るわけないだろ!?」
京 也 「だったらハナからそんな格好してんじゃね――――!!!(一同爆笑)…あ…アホらしい…(脱力)」
安 吉 「だって、だってよぅ…(ぐしぐし)もみじにカッコ悪いとこ見せたくなかったんだよ」
京 也 「何を今更」(きっぱり)
史 明 見せ放題祭りだったよね(笑)。
安 吉 「出るんだったら、もみじにカッコ良いトコ見せてーし…休むんだったら、それなりにカッコ良い理由が欲しかっ
    たんだよぅ!」
京 也 「だからな? 喧嘩でケガして休みますって時点で滅茶苦茶カッコ悪いだろーがこのバカ!!!」(笑)
安 吉 「だって、だってもみじはモテるんだぞ! 俺が言うのもなんだけど可愛いーからな!」
京 也 「あーそうかい」
安 吉 「だから、カッコ悪いのが嫌で…一週間前、告白されてんの見ちまったし」
京 也 「一週間前?」
安 吉 (こくり)「もみじ、告白されてたんだ。谷川って奴に」
真 琴 あぁー、それで。
京 也 あー…でもその辺の(もみじと谷川の)話知らないからなぁ…「へぇー」とすっごいやる気なく聞いてる。
安 吉 「谷川はスポーツマンなんだ。卓球部の部長だし、実行委員会の委員長だし。そんな奴に勝つ為には、体育祭で
    活躍するか、他に…なんかさぁ!!」と地面をバンバン叩く。もう自分でも何言ってるのか良く解ってない(笑)。
京 也 あー…もう内心帰っていいかなぁ?と思ってるんだけど(笑)…「説教臭いのは柄じゃねーんだよ」ともう一度
    安吉の頭をぺしっと叩く。
安 吉 (鼻を啜りながら顔を上げる)
京 也 「んな下んねぇ小細工するよりも先によぉ…告白の一つもしたのか?」
史 明 (ぼそぼそ)偉そうに…。
苺 花 (ぼそぼそ)自分はどうなんだ、自分は(笑)。
京 也 外野ウルサイ(笑)。
安 吉 ……………(きゅいーん、と音がするぐらい一気に顔が赤くなる)
一 同 (笑)
安 吉 「ば、バカ野郎そんなカッコ悪いこと男から出来るかぁー!! そ、そういうもんはなぁ、女のほうから…する
    もんじゃないの?」(笑)
史 明 女は全力で口説くものですが、何か?(矢作のポリシーらしい)
安 吉 「あ、アンタはそうなのか? 告白されるより告白する方なのか、どうなんだそうなのか!!?」(ずいずいず
    いずいと近づいてくる)
京 也 「うる さい」(ずべ、と上から頭を押さえつける)
安 吉 「ぶぎゅ。…どっちがカッコ良いんだよ教えてくれよー!」(じたばた)
京 也 「だーから。何でそんなにカッコ良いのに拘るんだよ」
安 吉 「だ、だって女はカッコ良い男が好きだろ? お、俺はもみじが…好きだ、から。カッコ良いとこ見せたいじゃね
    ぇかよぉ!」
京 也 「…まぁ、その件に関しては否定はしねぇが」
安 吉 「だろ!? そうだろ!?」
京 也 「だからな。(がしいと安吉の両肩を掴み)お前は『カッコ良い』のベクトルが思いっきり間違ってるんだよ2
    70度くらいな!?」(一同笑)
安 吉 「え、270度? ええー!?」
G M まぁ、そうしてるうちに安吉も落ち着いて、京也の話を聞く体勢に入ってるけど。
京 也 うぅーん…どう言ったらいいのかなぁ…いい説得の方法が見つからん。
苺 花 自分が求めるカッコ良さじゃなくて、相手の気持ちを考えた事があるのかい、とか。
真 琴 一生懸命な姿はカッコ良いと思うぞ、とか。
京 也 うん、それは解るんだけど…京也に言えるかぁ? どうしたもんかなぁ…。(悩)
G M 安吉は救いを求める視線で京也を見てるけど? 憧れの不良だから(笑)。
苺 花 そうだよ伝説の不良番長なんだから!
京 也 誰だそんなん言ってる奴!(矢作を見て)お前か!(濡れ衣)
G M で、どうするね?
京 也 うー…あー…(恥ずかしさに身悶えている)。
G M 大丈夫、今この場にいるのは二人だけ。苺花も矢作も真琴も聞いてないよ?
一 同 (いい笑顔)



不機嫌この上ない顔で、京也は煙草のフィルターを噛み潰した。
本当に、柄じゃない、柄じゃないが―――言わざるを得まい。
先刻一瞬過ってしまった、同じクラスの委員長の顔も鑑みて。

「…………格好良いとこ見せたいんだったら、下手な小細工なんかしねぇで実力で勝負しろ。それで失敗したとしても……、お前は充分格好良いぞ」

彼は頑張った。本当に頑張った。捻くれた口下手の不良少年にしては最大限の力を振り絞った。
羞恥が限界に達した瞬間、その衝動は暴力に取って代わった。

「―――ッだから説教臭ぇのは趣味じゃねーんだよーッ!!」

絶叫と殴打音と共に、安吉の頭が芝生にめり込んだ。




京 也 立ち上がってもう帰る!!
G M 帰られた(笑)。うん解った、京也の気持ちはGM、ちゃんと受け取った(笑)。
京 也 あああ〜〜恥ずかしかったあああああ!!(絶叫)






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