第8節 急転
襲撃者から特に何も聞き出せなかった面々は、諦めてガヤン神殿に突き出すことにしました。
エディ かくかくしかじかで、偶 然(一同笑)捕えたということで引き渡す。あ、これって「誠実」っぽくない? 駄目?
G M 「誠実」は法を守る為の嘘は方便として使えるのでオーケイです。
レ キ 「突然出会い頭に襲われて…怖かったんですぅ!(涙ながら)」とフォローしておくよ(一同笑)。
グ リ (血まみれのまま)「お前は襲われてない、襲われてない」(ぼそぼそ)
アヴェ 「あれぇグリ君、血が出てますよぉ?」ぎゅりっ、と傷口を捻る(笑)。
グ リ 「あ〜〜〜〜〜〜(悲鳴)」
アヴェ 「すいません、この人の治療お願いしますー」包帯巻いて封じておきますんで、今のうちに(笑)。
レ キ 「(グリを指差し)わたしの仲間がこんな酷い目に合わされて…! 怖かった…!」(ひしっと神官にしがみつく)
エディ …まぁこのお芝居が終わったところで、交渉。
神 官 「こいつらもずたぼろだしな。明日改めて尋問する際、お前達にも話が聞きたいから呼ぶよ」
エディ 「一人逃がしてしまったのは大変申し訳ない。何か事があるといけないので、騎士の詰め所の方にも連絡を頼む」
神 官 「ああ、それは言っておく」
レ キ 相変わらず怖がりながら、エディが余計なことを漏らさないように観察しておく(笑)。
エディ でもそのうち自分好みの人のところに行くんでしょ。
レ キ 「怖かったんですぅ」ふらふら、好みのお姉ちゃんはいないかしら(一同笑)。酒場では邪魔されたから、今度こそ。
エディ じゃあ、今日のところはもういいかな。これ以上何か起こることはないだろうし。
アヴェ グリ君の治療をサリカ神殿でして貰ってから帰りましょう。
G M では一気に翌日。
エディ&アヴェ ちゃーらーらーらーちゃっちゃっちゃーん♪(笑)
レ キ 夕べはとても抜け出して酒場のお姉ちゃんを口説きに行きたかったけど我慢したよ(笑)。
エディ ガヤン神殿に行きまーす。てってこてってこ。
G M 神殿に着くと、なにやら昨日より騒がしいね。顔見知りの神官が出てくるけど。
エディ 「お早うございます。何か、あったのか?」
神 官 「ああ、お前らか。昨日捕まえた奴等が、脱走したらしいんだ」
レ キ えっ?(びっくり)
エディ ………。(顔を抑えて溜息)
アヴェ ガーヤーンー…!(憤)口に出さないけど、心の中で!「…状況を詳しく教えていただけますか?」
G M 留置場である離れの牢屋に入れて、見張りも立てておいたらしい。
エディ …簡単に抜け出せる場所じゃないだろ? 外からの侵入者とかは?
G M 不明。理由はそこにいた見張りが全員殺されているから。
一 同 うぁ――――…。
アヴェ その状況なら間違いなく外部侵入者だろうけど…騒ぎとかは無く?
G M なし。一切物音もせず、気づいたら逃げられていたと。
神 官 「朝、見張りの交代が行って、初めて判明したんだ」
レ キ 見張りの人がどんな状況で殺されたのかは解る?
G M 刃物で一突き。
アヴェ 人、或いは人らしきものに襲われたと思っていいんだね。獣にやられたとか、魔法とかじゃなく。
レ キ 騒ぎも起こさず、一突きで殺したんだよね? 抵抗されることもなく。
G M 抵抗できなかった、のかもしれないね。そこは解らないけど。
アヴェ 抵抗した形跡が無い。それだけの手錬か、他に理由があったか…他に何か犯人の残した痕跡とかは無いんだよね?
G M 傷跡以外にはありませんね。
アヴェ 「現在ガヤンの皆さんは、上へ下への大騒ぎでしょうね、こんな不祥事。…どうしましょうか?」
エディ …捕まえてきた犯人を逃がされた、ということで、現場を見せてもらえないかねじ込んでみよう。「(神官に)我々に
も捜査をさせていただきたい」
神 官 「…解った、ついてきな」現場へ案内してくれます。
G M 留置場は神殿の離れとして建てられていて、小さな房だけの建物です。入り口と外回りに見張りが二人ずつ立っていま
したが、四人とも殺されています。ちなみに死体はもう運び出されていますので。
アヴェ 全員殺されてる…血の跡とかもあります?
G M 血の跡は無いです。
アヴェ あれっ? 刃物で一突き、だったんだよね? 心臓だと思ってたんだけど…斬っても血が出なかったとか?
G M いやいや、出血はしましたがそんなに多量じゃなかったってことです。傷口は首。大きな血管を避けつつ脳髄に刺し、
確実に殺しています。
アヴェ てことは、凶器も細い? 針みたいな。
レ キ レイピアとか?
G M 針ほど細くもなく、レイピアほど太くもありません。イメージ的には、ちょっと長めのアイスピック。
アヴェ 「暗殺者、ですかね…」
G M 心臓突き刺したら返り血浴びちゃいますからね。プロはそういう仕事はしないもんです。
アヴェ 成る程成る程。「間違いなく、プロですよねぇ…」
グ リ 「プロだろうな」
アヴェ 捕まえられてた奴等は逃げたんだよね? 殺されたわけじゃなく。
G M 逃げたみたいです。
アヴェ 「…失敗した人間を、わざわざプロが助けに来るんですかねぇ?」これは純粋に疑問。
レ キ 助けに来たんじゃなくて、あいつらから情報を欲しかった奴等がいち早く先に!ってことで来た、ってことにはなら
ない?
アヴェ ああー、別勢力ってこと?
G M っていうこともある、かもね。
アヴェ まだ尋問とかは全然やってないんだもんね。お役所仕事〜。
G M だってお役所だもん(笑)。
エディ また詰まっちゃったなぁ…(悩)。
アヴェ …牢の中の様子は見せてもらえる? 中に争った様子とかはない?
G M それはありません。ちなみに見張りは牢のカギを持たされてませんでしたが、カギを抉じ開けた形跡はありません。
レ キ 華麗にカギ開けして持ってっちゃった、のね。
アヴェ …裏の組織の抗争だとするとやっぱり裏タマットに繋ぎをつけたい、んだけど出来る? 出来ないよねぇ…。
G M 紹介状がいるね。裏タマットに属している人とかの。無い場合は場所がわかっても情報代をふっかけられるかもね。
アヴェ そう、それが一番怖い(笑)。
エディ じゃあ、ガヤンの上層部に聞いてみよう。そういう繋ぎが取れないかどうか。
G M 裏タマットとは協力体制ではあるからね。聞いてみることは出来るけども。
エディ 「偶然とはいえ、我々がその手の組織の邪魔をしてしまったのは事実です。巻き込まれる前に情報を収集しておきたい
ので、裏タマットへの紹介状を書いていただけますか?」
高司祭 「それは構わないが…まずは、貴方達に昨日の状況を詳しくお聞かせ願いたい。どんな状況で彼らを捕えたのか」
エディ かくかくしかじかと説明。これから上司がこの街にやってくるので見張りがてら街を歩いていたら不審人物を発見し、
交戦の末捕獲した、と。
G M と、話していると、部屋の外がなにやら騒がしいです。廊下をばたばた走る音がして、やがて偉そげな人が従者を引き
連れて入ってきました。
エディ 誰?
G M このエルランゲルグの宰相、カール・オルドールさんです。
アヴェ あっ、あの密書渡す相手?
G M そうでーす。余計な説明させてもらうと、年の頃は42〜3のナイスミドルです。
エディ これでカールさん黒幕だったら笑うよなぁ。流石のエディも無言で殴るよ、フランツさんを(一同爆笑)。
アヴェ 歯ァ食いしばれー!!(笑)
G M いや、カールさんはフランツさんや領主様と違って、頭のネジの緩んでない貴族ですから!(笑)
エディ あ、信じていいの? GMを信じていいの? これで裏切られたらフランツさんどんだけ「不幸」なのよと思って。
G M 大丈夫です、信じてください(笑)。
カール つかつかとガヤンの偉い人の方に近づいてきます。
アヴェ あ、道は開けますよ。
エディ よけるよける。
カール 今回の件について話を聞きながらお説教もしています。
アヴェ 「何やってんだゴルァー」って感じなんだね。カールさんてガヤンの偉い人も兼ねてるの?
G M いや、あくまで街を統治する役目として見に来た、って感じですね。総理大臣みたいなもんだと思っていいです。
カール 「警備に穴があったのではないのか。みすみす捕まえた手がかりを逃がすなど、一体何をやっている!」(ご立腹)
アヴェ お説教が終わるまで待ってましょう。
エディ うん、邪魔は出来ない。
G M で、怒ってるときは普通の声だったんですけども…「それで…(ぼそぼそ)」と声を潜めて話し出します。
エディ よし皆、聴覚判定の準備だ(笑)。
G M まぁ近くにいるし、修正マイナス1でいいや。
アヴェ マイナス1でいいの?(ころころ)ブイ、7成功ー。
レ キ (ころころ)3成功。
エディ (ころころ)マイナス1だったらエディ如きでも成功するよ(笑)。
グ リ (ころころ)…グリが失敗した…(一同笑)。
エディ …マイナス1だったらエディ程度でも1成功するよー!(ニヤリ)凄いよエディー!(笑)
グ リ ムカつく――――!!(一同笑)後で覚えてろよ(笑)。
アヴェ で、何が聞こえます? 耳を澄ませますー。
カール 「…そうでなくとも、例の手紙がまた届いたのに、人が減っては困る。どうにかならんのか」
アヴェ 例の手紙? 気になるなぁ。向こうが声を潜めてるなら声高に言うわけにもいかないし。…皆に目線で確認。聞こえた?
っていう風に。
エディ&レキ (こくりと頷く)
グ リ …………(そっぽ向き)。
アヴェ あ、拗ねてる(笑)。エディさんの方に「どうします?」と口パク。
エディ うーん…じゃあ、偶然聞こえてしまったような顔をして(笑)「何か、あったんですか?」真剣な目で問おう。
カール 「君達は…」
エディ 「お久しぶりです、オルドール卿」
G M では、カールさんはエディには面識があるので、軽くご挨拶を。これこれこう、君のところの上司はどうかね、という
感じで(笑)。
アヴェ ダメ上司を持つ連帯感が!(笑)
カール 「そうか、先に来ているという話は聞いていたが、捕まえたのが君達だったのか。協力を感謝するが、このような結果
になってしまってすまない」
エディ 「当然のことをしたまでです。しかしこの状況は、何かが起こるとしか思えません。私達にも是非協力させて貰いたい
のです。我々を信じて頂けるのであれば、どうかお話し願えませんか」
カール 「…良くある話ではあるのだがね。脅迫状が届いているのだよ。選挙の出馬を止めなければ、娘がどうなるか解らない
ぞ、と」
アヴェ 「その脅迫状が来ているのを知っている方は?」
カール 「私と、ガヤンの神殿長、そして領主様だ。他には漏らしていない。こんな脅しは選挙のたびに良くあることなので、
いちいち反応してもいられない。向こうを付け上がらせるだけだしな」
エディ 「しかしこういう状況が起こっていると、信憑性が出てきますね」
カール 「ああ。警戒を厚くせざるを得ないな」
エディ 「お嬢様の外出も禁止された方が良いと思います」(真剣)
カール 「毎回、何度も進言しているのだ。だが警備を厳しくすればするほど奴はあの手この手を使って逃げ出す…!」(苦悩)
一 同 (爆笑)
アヴェ やっぱりこの人苦労してる…!(笑)
エディ 「では、こうしたらいかがでしょう。選王選挙が始まるまで、我々はここに滞在する予定です。もしどうしても出かけ
られたいのなら、我々が同行する、というわけにはいきませんか?」
カール 「ふむ…お嬢様がそれを了承するのならば。伝えておこう」
レ キ 「その際には、こんな男所帯ではお嬢様も緊張するだろうから、是非そちらの従者の方も!」(獲物を狙う鷹の目)
エディ レキの頭の分け目にチョップ(笑)。
カール 「そういえば君達は何か調べ物があったのでは?」
エディ 「…ゲッテンバウアー卿に降りかかるかもしれない火の粉は、払わねばなりませんので」
カール 「もし調べ物をするのなら、これを持っていくといい」この街の宰相の紹介状、すなわちカールさんのお墨付きをくれ
ます。
アヴェ おおー、やったぁ。(エディに)密書の件はまだ黙っておきますか?
エディ うん。「ありがとうございます」と受け取る。
カール 「気をつけたまえ。まだ残党が残っているかもしれない」
エディ 「それでは失礼します」内心、っしゃー来いやー、なんだけど(笑)。
⇒第9節