ミコト/Es-3051
見た目は、18、9まで成長したいろはそのまま。
肩に届くか届かないかのざんばらの黒髪に、細い体を近未来的なスーツで包んでいる。人目に付きそうな場所ではアテルイの上着を羽織っている。
分離型兵器を組み込んだ、量産型長距離攻撃用。Esプロジェクトも3000番台までいくと、希少ではなく凡庸を求められるようになったらしい。
ある施設の所長のボディガードとして主従関係を結んでいたが、その施設に運び込まれて来た実験体・アテルイを見た瞬間、誤作動を起こし始める。
人間の感情に当てはめると「一目惚れ」なのだが、本人は指摘しても認めようとしないだろう。
理由を理解できないまま、主の目を盗んでアテルイと言葉を交わすことを繰り返し続けた(ミコト、という呼び名もアテルイがつけた)。
そしてその誤作動は、主がアテルイを殺そうとした時決定的になる。主の命令を無視し、主の命を奪ってしまう。
例えそれが、いつか必ず自分の停止が訪れることと同じだと解っていても。
ちなみに、髪は元々いろはと同じぐらいの長さだったのだが、逃亡のどさくさで自らばっさり切り落としている。
アテルイは内心そのことを気に病んでおり、直せねぇかなと思っているのだが、
ミコト自身は却って動き易い(即ち、足手まといにはならない)からと気にしていない。