Opening01 商売のイロハ
G M 前回のシナリオが秋だったよね? あの面子が鞍上村に行ってた頃の話なんで、今もまだ秋。あれから1〜2
週間しか経ってないね。
キール いやいや、忙しいですねぇ。
G M そんな日に、キールの仕事場=弦月市のホテルにて。ナイトメアが『ずっ…』と影の中から出てきて「キール
レイス様、お客様です」
キール 「わかった。じゃあ、お通しして下さい」
ナイトメア 「畏まりました」
G M で、まぁ応接室っぽい部屋に通されているのは、一人が見た目20代後半の男性。ぱっと見はメガネかけた胡
散臭いラッパー。服装はだらしなくて髪を乱雑にまとめてる。見た目は人間に見えるんだけど、小さい額縁ぐ
らいのそろばんを持ってる。イメージはク○ガでコンドル怪人が持ってた奴(笑)。
キール あー、はいはい。
G M で、もう一人、同じくソファに座っているのが、高級そうなスーツに身を包んだ、身なりと恰幅の良い男。
キール こちらは、お歳を召した感じかな?
G M そうそう。で、その人のSPらしい黒服が2名ばかり後ろに立っています。もしかしたら、懐が少し膨らんで
るかもしれない。
キール 「どうもこんにちは、いらっしゃいませ」
ラッパー 「あぁーどうも! お初にお目にかかります〜!」
G M ラッパーの方が凄い愛想良くお返事。スーツの方は胡散臭そうな目でキールを見て「ふんっ…」嫌な感じで鼻
を鳴らす。
キール がーん。いやショックは受けませんが。
G M ナイトメアがお茶をお出ししています。
キール 「多分、こちらを名指しでいらしたということは、私の事はご存知だとは思いますが…私が、キールレイス=
カーライトです」
ラッパー 「こりゃご丁寧に…(深々とお辞儀)あたしは細々とこの宇宙で商いなどをやらせていただいております、
プネヴマ・エクシプノスと申します」日本語は流暢だね。
G M 宇宙人っていうのは、魔物の世界からするとあんまり珍しいものではない。居る、という存在を知っている者
は多いので。…友達にもいるしね?(笑)
キール 想像上のモノではない、と。
プネヴマ 「こちらの人は、ソミット星のお貴族様の、セビラビス=トトンコール様です」
G M その辺の名詞に聞き覚えはないね、さすがに。
キール 「ソミット星の、セビラビス=トトンコール様…」
G M 知らないな?って空気は伝わったらしく「これだから、田舎の星は…」とセビラビスが吐き捨てる。本当に機
嫌が悪そう。苛ついてる感じがするね。
キール 「それで、今日はどのようなご用件でしょうか?」
プネヴマ 「実は、それがですね!」膝をぽんと打って話し始めますよ。「こちらの方、トトンコール様に依頼された
商品を私が仕入れましてですね? この星で取引をする予定だったのですがぁ!(合いの手のように膝ぽん)
その商品がこの星で行方不明になってしまいましてぇ〜」
キール 「………はぁ」
プネヴマ 「私もこの星に来るのはそう多くなくて、いまいち勝手がわからんのですよ。そしたら、確かな筋からお宅
を紹介されまして」
キール 「はい」
プネヴマ 「どうか〜探していただけませんかねぇ?」
キール 「いえ、こちらとしては、仕事ですから構いませんけれども。それで、無くなった商品というのは何なんでし
ょうか?」
プネヴマ にっこり笑って「にゃんこです」
キール 「にゃんこ? えー、こちらの言葉で言うところの『猫』で宜しかったですか?」
プネヴマ 「はい、にゃんこちゃんですよぉ」
キール 「『にゃんこ』という名の宇宙生物ではー…」
プネヴマ 「いえいえ! そうではありません。白い毛に黒毛のアクセントの入って青い眼の、かンわいいにゃんこち
ゃんなんですよぉ。毛がむくむくしてて」
キール 「白い毛で…、長毛種ですね」
G M 要するに毛の多いシャム猫。ほら、あの…テニ○リの!
小田桐 カルピン?
G M それ! あんな感じ。
キール 「で、青い眼。えーと写真や映像か何かはありますか? 猫と言っても沢山いますから、正確な情報をいただ
きたいのですが」
プネヴマ 「そうですね。しかし本当に何の変哲もない猫にしか見えないんですわ。大きさはこれぐらい、普通の猫よ
り少し大きめでして。こう、よいしょ。と抱える感じですな」
キール 「名前とかはついていないんですか?」
プネヴマ 「や、それは無いです」
キール 「そうですか。それで、ちょっとお伺いしたいのですけれども」
プネヴマ 「はい、なんでしょう?」
キール 「そのような大事な取引を、どうしてこのような慣れていない、こちらのような星で? 此方の方が仰るよう
に、辺境ですることになったのですか?」
プネヴマ 「まぁ〜、こちらにも色々と、蛇の道と言いますかぁ」
キール 「はい」
プネヴマ 「のっぴきならない事情みたいなものがありましてぇ」
キール 「あー、そうですかぁ。商売というのは大変ですよねぇ」
プネヴマ&キール 「はっはっはっはっは」
キール 「畏まりました! このにゃんこを見つけ次第、Mr.プネヴマ。貴方にお渡しすれば宜しいですか?」
プネヴマ 「えぇ! こちらが連絡先です」携帯番号付きの、英語の名詞を差し出します。
キール 「ああ、ありがとうございます」
す ず 携帯もってんの!?
キール 「これが此方の携帯番号でございます」名刺さっ。
プネヴマ 「おお、こりゃご丁寧にどうもありがとうございます! この言語(英語)が一番使いやすいものでしてねぇ」
キール 「そうですね。畏まりました」
プネヴマ 「あ、御代はですね…(そろばんパチパチパチ)これぐらいで如何でしょ?」ちゃんと読めるよ。
キール 普通?
G M 仕事の相場よりは若干高め。もしただの迷い猫探しだったら破格。それぐらいのお金です。
キール 「おお!」ちょっとびっくりしたように言って「こちらの価格は、そちらの宇宙での相場という事なんでしょ
うかね?」
プネヴマ 「いやいや。ここぞ! という時に投資するのは商人(あきんど)の鉄則ですから」
キール 「そうですか。そうですね、やはり商売にはそういう思い切りが必要ですよね〜」
プネヴマ 「やはり使う時には使いませんとぉ」
キール 「そうですねぇ」
プネヴマ&キール 「あっはっはっはっはっはっはっは」
小田桐 あやっしー!!(笑)
G M 仲が良いのか悪いのかわからんな。
キール 「わかりました。では、期日などはありますか?」
プネヴマ 「あぁ、それはー」
セビラビス 「とにかく早くだ!」
キール 「こちらの方はお急ぎのようですね」
プネヴマ 「ええ〜、申し訳ありませんがなるべく急ぎということで、よろしくお願いできますでしょうかぁ」
キール 「あ、はい。わかりました。今日から早速、動かさせていただきます」
プネヴマ 「すみませんなぁー、どうも。お手数おかけいたします〜!」
キール 「何かわかり次第、こちらからもご連絡をお入れします。そちらの方でも、何かわかった事があれば、こちら
の方に連絡をいただければと思います」
プネヴマ 「はい、そりゃあもう!」
キール 「はい、それでは」
セビラビス ふんぞり返ったまま。キールから名刺を貰うけど、貰うだけでこっちから何か渡したりはしないね。依頼
は終わった、帰るぞ!って感じでもう立ち上がって帰ってしまいます。
プネヴマ 「ああーもう!」
キール 「お茶はよろしかったですか?」
プネヴマ 「ああっすいませんどーも。すいません!」こう、腰を低く頭を下げながらお茶も飲まずに立ち去ります。
「それでは宜しくお願いいたします〜」ぱたん。
キール 「宜しくお願いいたしますー」
ナイトメア 「お疲れ様でございました」
キール 「いやいや、そんなことはないよ。…ふむ。色んな人がいるものだね。さて、では早速動きたいところだけど
…猫探しかぁ。まぁ…行ってみましょうか?」って言って、すずのことを思い出しながら席を立つ。
G M はい、これでOP終了。キールにSA「迷い猫を確保する」をお渡しします。
す ず そのさぁ、セビラビスさん?が、単なるにゃんこ好きのつんでれだったらどうしよう(笑)。
G M それはそれで面白くて良いな(笑)。
す ず なんかずっと威張ってたのに、実際連れ戻してきて「こちらになります」「はぁ〜〜んっ♪ ○○たぁ〜〜〜
〜〜〜ん♪♪」(一同爆笑)
G M ちょ、やりたくなるから止めて(笑)。
⇒Opening02