Middle03 くらの神の村
 
 
 
 
 
G M じゃあ次は春姫のシーンにしよう。朝、晴れていい天気。鶏がコケコッコーと鳴いた―――
春 姫 ―――と同時に起きる。ぱーん!!
いろは お年寄りのように(笑)。
桑 野 「あらー、早いですねぇ。いいんですよぉ、もう少しゆっくり寝てても。お客さんなんですからぁ」
春 姫 「目が覚めたー」
桑 野 「じゃあ今日も、ご飯いっぱい作りますから、食べてくださいねぇ」
春 姫 わーい!「じゃあごはんが出来るまで、鶏と遊ぶー」
 鶏  「コケーッ!!?」(一同笑)
 斎  休暇を満喫する為に、今日は寝ぼすけでいいや。
春 姫 いっちゃんは起こさないよー。森も二日酔いだろうから起こさない(笑)。
G M 正解です(笑)。「お゛ぉぉぉお…」と呻いて布団から起き上がりません。
いろは 昨夜はそれでもいろはが戻ってくるまで耐えて、「ああ、いろはたんが戻ってきた…(ぱたり)」って
    なったんだと思う。
 斎  へんじがない、ただのしかばねのようだ(笑)。
G M じゃあ朝ごはんの席には、勝さんと森はいないな。
桑 野 「もー、本当ごめんなさいねぇ、村長さんたら!」(てきぱきと支度しつつ)
春 姫 元気よくご飯を食べてますよ。
 斎  納豆は食べない(笑)。
春 姫 その横でにっちゃにっちゃかき混ぜてる(笑)。
 斎  朝ごはんだけ、春姫とはちょっと離れてる。
いろは でもいろはも納豆は戸惑うかも。にっちゃにっちゃ、………食べる物?(笑)
春 姫 「ごはんにかけて、食べるもの!」
いろは 「ごはんに、かけて…」ねろねろ、にちゃ。にちゃ、にちゃ。………ふるふるふる。(一同笑)
桑 野 「今日は皆さんどうなさるんですか?」
春 姫 「さんぽ!」
 直  「じゃあ、きっとやぁこちゃんが来ると思うんで、それまで待ってて貰えますか?」
いろは 「はい、やぁこと約束したので、待ちます」
G M 直には、少なくとも昨日いろはに見せた影みたいなものは無いね。普通に振舞ってる。
いろは いろはも普通にしてる。
G M では、ごはんを丁度食べ終わるのを待ちかねたかのように、玄関からがらがらっ、「おはようございま
    ーす!」という声が。この家に呼び鈴などはない、ノックも鍵も必要ないので、開けて声をかけるのが
    基本です。
桑 野 「はいは〜い。やぁこちゃん、おはようー」
G M で、八重子が部屋に入ってくる。
八重子 「今日は皆さんに、この村を案内してあげますっ」えへんと胸を張って、元気にそう言います。
 斎  「よろしくお願いします」
八重子 「行くのは、この3人(春姫斎いろは)でいいんですか?」
 斎  南さんから、いろは撮影用の高性能なデジカメだけ借りておく(笑)。
春 姫 「今日の森は、しかばねだ!!」(一同笑)
八重子 「ええーっ!?」信じるぞ八重子は(笑)。
 直  「南さんは、俺と桑野さんが見てるんで、のんびりしてきてください」
八重子 「そうです。直兄はおとなしくしててください」
G M 今日もいい天気なので、直は外には出れません。
 斎  まぁ、森が望むであろう写真はちゃんと撮っておくから、心配するな(笑)。
G M それじゃ、出かけていいかな? 「それじゃあ、出発します!」という八重子の掛け声で、彼女を先頭
    に皆さん家から出ました。まず、まっすぐ東にある、水門の方へ向かおう。
いろは やぁこちゃん家に行くの?
八重子 「池が目的地なんですよね? じゃあまずは、鞍神池に行きましょう」
春 姫 川に沿っていくんだったら川で遊びだすよ。「どじょうとかいない?」(笑)
八重子 「そこは水路も兼ねてるんだから、入っちゃ駄目ですーっ! 遊びたいなら池の方で遊んでくださいっ」
春 姫 ぱぁああ(嬉しそう)。
 斎  大丈夫、ちゃんとタオルは用意してある。
いろは 着替えも持ってるかもしれない(笑)。
G M 流石だなぁ(笑)。川の流れに沿ってずっと遡っていくと、水門が見えてきて、その上で昨日いろはが
    見た男の人が、水を調節する作業をしてるみたいだ。もう刈り取りも終わってるから、水は少なめ。
 斎  「お早うございます」
春 姫 「おはようございまーっす!!」
 男  軽く頭を下げるだけで挨拶。
いろは ぺこりとお辞儀をして、「遊びに来ました」
G M じゃあ、いろはを見る時少しだけ目線が柔らかくなるね。
八重子 「うちのお父さんです。名前は、水杜七貴(ななき)。無愛想ですけど、この村の水源を守る、重要な
    役目を担ってるんですっ」とちょっと誇らしげ。
七 貴 「…危ないぞ。あまり近寄るな」
八重子 「解ってます。次、行きましょう」と皆を引っ張っていきます。
一 同 うん。
G M 愛想がないのはいつものことらしくて、八重子ちゃんも気にしていません。
いろは いろはも気にしないぞ。
G M で、水門を超えて、鞍神池までやって参りました。そんなに大きくない、湖と池の中間ぐらいの広さで
    す。対岸のがはっきり見えるんだけど、水はとても澄んでいて奇麗。
八重子 「ここが、鞍神池ですっ」
春 姫 じりじり。じりじり。(今にも飛び込みそう)
G M 水草が生えているのがはっきり見えます。結構水深は深そうです。
 斎  「結構水深は深そうだな」春姫に(笑)。
春 姫 「………まわりで遊ぶ」(一同笑)魚に夢中。突っ込んで手づかみ(笑)。
いろは いろははバケツ持ってきてるよ(笑)。
 斎  「二人とも、着替えは持ってきてるけど、無茶はしないように。写真は撮っておくから」
八重子 「あんまり奥まで行ったら駄目ですよ、本当に深いんですからここ!」浅い所で足を遊ばせるぐらいで、
    中央に行こうとしません。
春 姫 ふくらはぎまで浸かって魚を獲る! やー!
いろは 八重子の近くにいつつ、寄ってきた魚をシュパッ!! と捕える(笑)。
 斎  じゃあ、鍛えられたカメラの腕でその瞬間は撮る(笑)。
いろは 手だけブレてるのね、いろは自身はブレてないのに(一同笑)。ただ手を振ってるようにしか見えなか
    ったのに、気づいたらバケツの中に魚がいっぱい。
八重子 「い、今捕ったんですか魚!? 手掴みで!? そ、それぐらいぼくにだって出来ますっ」(ばちゃばちゃ)
春 姫 「とれたー」両手にドジョウ掴んで戻ってくる(笑)。
 斎  いつもだったらいろはだけを撮ってるんだけど、今回はいろはと八重子と春姫、三人に声をかける。
    「こっちを向いてくれ、写真撮るから」
八重子 「えっ、撮るんですか!? 嫌ですよ、恥ずかしい!」逃げようとするけど。
いろは 素早く八重子を押さえます。ぎゅうぎゅう。
八重子 そうやってるうちに転ぶ。ばしゃーん。
いろは いろはもばしゃーん。びしょ濡れ(笑)。「やぁこ、楽しいですか?」
八重子 「楽しいわけないでしょうー!」
春 姫 「子供は元気だなぁ!!」
八重子 「あなたに言われたくないですっ!!」
 斎  皆にタオルを渡すよ、八重子にも。
八重子 「あ、ありがとうございます…」戸惑いつつも、年の近い子と遊んだり、自分の村の綺麗な所を自慢し
    たりするのがとても楽しそうだよ。
 斎  休暇を満喫しつつ、任務をこなす為に写真をカシャー(笑)。お土産の写真を撮りたいんだけど、ぐる
    っと辺りを回っていいかな?
G M 「森の中には入らないでくださいね」と八重子は言うけど、ほとりを回るぐらいなら問題ない。
 斎  「何かあるのかな? 深い森だとは聞いたけど…」
八重子 「あの森の奥には…(精一杯怖そうな顔をして)…黄泉の国に繋がる、洞窟があるんですっ」(真剣)
春 姫 「すっげー!」
いろは 興味深げにこくこく。
八重子 皆が怖がらないから却って必死な顔をして、「鞍上神社に祀られてる要石を使うと、黄泉の国の洞窟が
    開いて、その中から死者が外の光を求めて、たくさん出てくるんですっ!」
いろは 「ほぅ…」(興味深げ)
春 姫 「そんなんだったっけ?」自分の記憶と照らし合わせて首傾げ。
八重子 「だ、だって直兄がそう言ってましたー!!」
春 姫 「あたしの知ってる黄泉はちょっと違うぞー!」
八重子 「もー、そんなのどっちでもいいじゃないですかっ! 早く次、行きますよっ!」言ってて自分で怖く
    なってきたらしい(笑)。
 斎  じゃあ、森の方へ向かって一枚、湖をパシャッと。
春 姫 「なんか写るかなっ?」(笑)
G M 写りません(笑)。デジカメの画面を見ても、特に変わったものは写ってません。
八重子 「ほら、行きますよ!」
G M では次、池から川を下り、一番南側にある細い「ヤツカ川」を皆で歩いていきます。辺りの田畑は殆ど
    刈り取りが終わって、稲が干してあります。そして村の外れに立っている家に辿り着きました。
八重子 「ここは、大森のばっちゃの家です」
 斎  大森のばっちゃさん?
G M 縁側にそのおばあちゃんらしき人が、腰かけてうつらうつらしてます。で、彼女の娘らしいちゃきちゃ
    きしたおばちゃんが、「あらーやぁこちゃん!」と声をかけてきます。
おばちゃん 「その人たちが、村長さんのお客さんかい!」もう村中に知れ渡ってます(笑)。
 斎  早いなぁー!
おばちゃん 「どうぞ、上がっていってくださいな!」
 斎  「…いいのか?」
八重子 「いーんですっ」どんどん上がっていくよ。八重子にとっては遊び場の一つみたいなものなんです。
    「おじゃましまーす!」
春 姫 「おじゃましまーすっ!」で、縁側でおばあちゃんをじっくり観察。
G M 、八重子がおばあちゃんに対し「こーんにーちはっ!」と大きな声をかけると、おばあちゃんがふっと
    眼を覚まして、八重子の方を見ます。
ばっちゃ 「…あらぁ〜……よぉ来たねぇえ……七海ちゃあん」
いろは ナナミちゃん?
八重子 「ばっちゃ、だからぼくの名前は七海じゃなくて八重子です、や・え・こ!」
ばっちゃ 「ああ、そうかい、七海ちゃあん」
G M ちょっと惚けちゃってる感じですね。
八重子 「七海はぼくのおばさんの名前です。ずっと前に亡くなった」
G M まぁみんな歩き詰めだったし、ここで一休みという感じで縁側でお茶を飲むことになりました。
ばっちゃ 「それじゃあ七海ちゃん、今日はなんの話をしようかねぇ」
G M でここで、誰かダイス1個振ってー。ランダムで昔話が聞けます。
 斎  春姫のシーンだから春姫じゃね?
春 姫 (ころころ)2。
G M ほい。じゃあ春姫の訴える視線に応えて、のったりとおばあちゃんは話し始めます。




「むかぁし、むかしある所に、おっそろしい八つ首の大蛇がおったんじゃ。
身の丈は山の如く、目は血の如く赤い、そりゃあおっそろしい大蛇じゃった。
近くの村から生贄といっては若い娘を捕え、その大きな口でぱくぅり、ごくぅりと飲み込んだ」




春 姫 (ぼそ)「アケミ…」(一同爆笑)。
 斎  八つ首のアケミ!(笑)
春 姫 …………(顔面蒼白で斎にしがみ付いている)。
 斎  「春姫、腕…腕、痛い…血、止まる…!」(一同笑)
いろは 「アケミが八人…アケミが八人…」(ぽわぽわ)
G M ときめいてる!




「八つ首には、一個一個名前がついておった。
ヒトツノ、フタキ、ミツビ、ヨワ、イツル、ムツシ、ナナカケ、ヤツカ。
時折諍いはあれど、同じ体に生えた首、仲良くしておったそうじゃ。
そんなある日、天から降りてきた神様が、この大蛇を退治しようとやってきた。
神様は大蛇に酒を飲ませ、酔い潰れたところを、剣で首を斬りおとそうとした。
普段ならば、八つ首達はこんな手には引っ掛からんかった。
彼奴等は用心深く、頭も良かった。何せ頭は八つもあるからの。
じゃが、その時は違った。
八つ首の中の、一番小さな首が、その神様に惚れてしまったのじゃ。
ん? その首は雌じゃったのかと? そんなん知らん。
ともかく、ヤツカは神様に惚れてしまい、その神様が差し出した酒を喜び勇んで飲み干してしもうた。
そうすると他の首も我慢が出来ず、ぐびりぐびりと甕の酒を飲みほしてしもうた。
あっという間に八つ首は皆酔い潰れ、神様は順繰りその首を斬りおとした。
そこから流れた血が、今の鞍上川になったそうな。めでたし、めでたし」




 斎  「春姫、もう終わったぞ、大丈夫だぞ」(笑)
いろは 「アケミがかわいそうです…八人もいたのに…一人残らずアケミが…!」(しょぼーん)
八重子 「アケミって誰ですかー!?」(一同笑)
いろは 「アケミはアケミです…神は、敵なのですか…?」(笑)
八重子 「だいたい、このお話で悪かったのは大蛇の方じゃないですかっ。……でも、この大蛇は確かにかわい
    そうです。こんなの、知らなかったとはいえ、だまし討ちじゃないですか。悪いことしてたのかもしれ
    ないけど、それでも、かわいそうです」何度もこの話を聞いてるらしく、表だって抗議はしないけど不
    満げだね。
ばっちゃ 「さて、他に何か聞きたい話はあるかの?」
G M もっと聞きたかったらまたダイス振っていいよ。
春 姫 じゃあ何か聞いてみよー。(ころころ)5。
G M 良かったな、別の話が聞けるぞ。同じぐらいの目が出たら同じ話聞かされてたから(笑)。
 斎  同じ蛇の話? 斎の腕千切れるから止めて(笑)。
いろは 「そしてアケミは…」(笑)。




「むかぁし、むかしあるところに、お天道様の女神様がおった。
その方はこの世全てを照らすことが出来るお方。
この方の力のおかげで、この世界には夜が無かった。誰もがその方を崇め、奉った。
しかしの、光が眩しすぎて、生きてゆけぬものたちも確かにおった。
彼らは困り果てた末、この御山に眠っておられた死の神様に、お天道様を少しの間だけでいいから、鎮めてくれるように頼んだんじゃ。
死の神様はその願いを聞き届け、女神様を自分の岩屋に連れ出し、岩を落として女神様を閉じ込めてしもうた。
すると女神様は自分の傲慢を詫び、どうか出してほしいと、死の神様に訴えた。
死の神様はその願いも聞き届け、一日の半分だけはこの岩屋に入るように取り決めた。
それ以来、この世には夜と昼が出来たそうな。めでたし、めでたし」




八重子 (首を捻りながら)「これって、あれですよね。直兄に聞いたことあるんですけど、なんでしたっけ…
    あの、アマテラスが岩屋に入って、っていうのと似たようなお話ですよね? 結末は全然違いますけど」
春 姫 「でもあれは自分から入ったんだろ? こっちは入れたんじゃん」
いろは そういう伝承は知らないので、普通に感心して聞いてるなー。
ばっちゃ 「さぁ、次は何の話をしようかね?」ばっちゃはまだまだ話す気満々だけど。
 斎  いろは振ってみたら? 昔話は面白くない?
いろは すっごいこくこく頷きながら、もっともっと!という感じで(ころころ)6。
G M おっ、6出た? じゃあちょっとレアな話が聞けます。
いろは そうなの?(笑)




「むかぁし、むかしあるところに、一人の娘がおった。
その子は別嬪で、頭も良かったが、生まれつき体が弱く、ずっと床に伏せっておった。
ある日、ついに死の神様が、その娘を迎えにやってきた。
娘はとってもおっかながったが、気丈な子での。
ついていく代わりに、私の質問に三つだけ、答えてほしいと訴えた。
死の神様はお優しいお方で、鷹揚に頷いてくだすった。
だから、娘は問うた。
曰く、昨日とは、如何なるものかと。
死の神様はお答えになられた。それは、既に過ぎ去った今日である、と。
曰く、明日とは、如何なるものかと。
死の神様はお答えになられた。それは、未だ来ることの無い今日である、と。
曰く、では、今日とは如何なるものかと。
死の神様はお答えになられた。それは、お前自身が決めることである、と。
なればと娘は満足げに頷き、そのまま息を引き取ったそうな。めでたし、めでたし」




G M …というお話でした。
いろは うう〜ん。
八重子 「このお話、初めて聞きました…何度もばっちゃの話、聞いてるのに」
春 姫 面白い問答だったなー、とは思うなぁ。
G M で、これから何度聞いても、ばっちゃは同じ話しかしてくれません(笑)。また蛇の話とか。
いろは 「では次に、アケミは…」(わくわく)
八重子 「だから、アケミって何なんですかー! ………そろそろ、行きましょう。もう服も乾いたし」
一 同 うん。
G M じゃあ皆が腰をあげた時、「おや、もう帰るのかい、瑞希さん?」とばっちゃが八重子のことをそう呼
    びます。
 斎  ミズキ?
八重子 「……! …だから、ぼくは瑞希でもなくて、八重子ですっ」
G M お茶を出してたおばちゃんも、「ばっちゃ!」とおばあちゃんを諌めるね。おばあちゃんは知ら〜ん、
    って顔してるけど(笑)。
おばちゃん 「ごめんなぁ、やぁこちゃん…」
G M 八重子は振り向かず、小走りで先に行ってしまいます。おばあちゃんは穏やかに「また、おいでぇな〜」
    と手を振ってくれます。
春 姫 八重子を追いかけるから、「またねっ!」と手を振って、ぴゃっと追っかける。
いろは 「興味深いお話を、ありがとうございました」ぺこりと頭を下げてから、ぱたたーっと追う。
 斎  「お世話になりました、長々とすいませんでした」とおばちゃんの方にも。
おばちゃん 「いえいえ、何のおかまいもできませんでごめんなさいねぇ」
G M で、八重子は道に出るとすぐに走るのを止めて、追いかけてきた皆に振り向きます。「はいっ、次どこ
    に行きますか?」
いろは えーっと…。
春 姫 「どこって言われても」
八重子 「じゃあ、鞍上神社に行きましょう。他に見るところはこの村にありません!」(笑)
 斎  「お祭りがあったところだろう? この前」
八重子 「あっ、はい、そうです。お祭りっていっても、出店とかが出るわけじゃないんですよ。ちょっと退屈
    な、儀式みたいのをやるだけです。……まぁ、儀式をやってた時の直兄は、かっこよかったですけど」
一 同 …はっ(息をのむ)。
 斎  かっこよくなかったってことだよ!(笑)
いろは 「儀式をやっている時には…どれほどの失態を…?」(一同爆笑)
八重子 「だからっ! どーしてそういう話になるんですかぁ! もう! いい加減ぼくの話を曲解するのはや
    めてくださいっ!!」
いろは 「曲解してはいけないのですか? では、やぁこといろはは友達ではないのですか?」
八重子 「そこまで話を戻さないでくださいっ!!」
G M さっきまでの動揺は八重子は見せないね。で、また大きな道に戻り、神社の方まで行きます。
 斎  歩きながら「じゃあ八重子ちゃんは、夜店のでるようなお祭りには行った事がないのかい?」
八重子 「…はい、ありません。他の村ではやってるみたいですけど、一人じゃ村の外に行けないし」
 斎  「じゃあ今度、春姫といろはと、直さんと一緒に行ったりしたらどうだ? またここにくれば、一緒に
    いく機会はあるだろう」
G M おう、それはちょっと嬉しいな。「いいんですかっ? …あっ、でも……」
 斎  「何か、いけないことでもあった?」
八重子 「いえ、そういうんじゃないんです、そういうんじゃ…行きましょう!」と話を切ろうとする。
いろは 切ろうとする、か。うーん。
春 姫 ここは春姫ちょっと聞けないな。
G M じゃあ、神社の方まで行っちゃうけどいい? 昼なお暗い、木が生い茂った神社まで辿り着きました。
春 姫 昨日感じたいやーなのは解る?
G M 全員魔力チェックしていいよー。春姫は昨日もやったから、+2していい。
春 姫 いい目出てくれ、いい目出てくれ(ころころ)前回より悪ぅーい!!(笑)修正足しても9。
いろは (ころころ)低いよ、10。
 斎  (ころころ)あら、斎も低いや、7だ。
G M あららら。じゃあ誰も気づかないなぁ。春姫も昨日感じた気配は無く、暗いけど静かな神社としか思わ
    ない。
春 姫 あれ、いっちゃん魔力の技能足した?
 斎  あれ? ………ごめん、13だった。プレイヤーが休暇モード入ってたわ(一同笑)。だってすぴりち
    ゅあるあんかーをまもらないとー!!(一同爆笑)
G M え、でもいっちゃんが気づくと…まずい、いっちゃんの休暇が終わる(笑)。
いろは いっちゃんのSAがー!(笑)
G M いっちゃんが感じるとしたら…匂いとしてかな。慣れ親しんでしまったものかもしれない、死の臭いが
    一瞬だけした。
 斎  眉を顰めて、立ち止まる。
G M 八重子は何も気づかないね、ここも自分の庭のようなもんだから。「どうしたんですか?」
 斎  「いや、何でもない」
八重子 「じゃあ、ここが鞍上神社ですっ」鳥居の向こうに社があって、扉には鍵がかかってる。「ここに、要
    石が奉納されてるんです。お祭りの時はこれを出して、水神様を祭る儀式をします」
春 姫 じゃあ、八重子が話してる隙にいっちゃんをつついて、「なんかあったのか」とこそこそ聞く。
 斎  …いろはと八重子の写真を撮りながら、「…嫌な感じの臭いがした」と小さい声で言う。「死の臭い、
    とでも言うべきか」
春 姫 「んむぅーん」眉間にぎゅーって皺が寄る。
G M それで、さっき八重子から聞いた「森の奥から黄泉の国」の事を思い出すね。神社の裏手の森と池の森
    は繋がってるから。
八重子 「この森を抜ければ鞍神池に出ますけど、森は危ないから入っちゃいけないんです」
春 姫 「この社の奥なのか? 洞窟、あるっていったじゃないか」
八重子 「そ、そうですよ? でも行っちゃ駄目ですからね! 直兄に止められてますから!」ちょっと怖がっ
    てる。
春 姫 うーん、でも凄い気になるなぁ。
八重子 「な、何考えてるんですか? 怖くないですよ! 怖くなんかないんですから!」
いろは 曲解しないでって言われたから、「そうですか、やぁこは怖くないのですね」
八重子 「そうですよ! 怖くなんかないんですから!」
G M と、言った瞬間に、梢からばさばさっ!と鳥のようなものが飛び立ちます。何の変哲も無いただの鳥な
    のに、八重子は「きゃあああああっ!!」と悲鳴をあげてその場にしゃがみこみます。驚いた、とか
    じゃなく、完全に脅えて頭を抱え込んでいる。
春 姫 「…ただの鳥だぞ?」
G M そう言われると、一瞬焦点の定まって無かった目がしゃんとして、「…知ってます、そのくらいっ!」
    と立ち上がります。
春 姫 「別に、向こうの国からの使いなんかじゃないぞ?」うふふふと笑いながら(笑)。
八重子 「知ってますってばっ!! もー、日が暮れますし、帰りますよっ!! もう見るとこ無いですからっ!」
    と階段を駆け下りていきます。
春 姫 最後に森の方をじーっと見てみるけど。
G M もう先程の不快な感じもしないね、少なくとも今は。本当に日も暮れてきて、八重子はどんどん走って
    いっちゃうけど。
いろは たーっと追っかけるよー。
G M じゃあここでシーン切りますー。ずいぶん長くなっちゃったなぁ。
春 姫 今回はやぁこちゃんを絆に!(ころころ)やったー! なったなった!
いろは いろはは春姫を!(ころころ)友情で。
G M 八重子は春姫に絆を取ろうとしてみる(ころころ)ギリギリエゴだ(笑)。
 斎  今の状況なら八重子に(ころころ)同情…とかじゃなくて好奇心だな。
春 姫 あたしも好奇心。
G M 八重子から春姫に…敵愾心だな(笑)。こういうふざけてる人キライです!
春 姫 エ―――!!(笑)ふざけてないよ、本気ダヨ?
いろは 相性悪いもんね(笑)。いつでも真剣(八重子)、いつでも真剣(春姫)。
八重子 「そんなの信用できませんっ!!」



 
 
 

 
 
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