Middle11 略取
G M では次はいろはのシーンになります。八重子の家にはいろはが一番近いからね。ざあざあと雨の降る中、
いろははたったかと向かいます。
いろは 向かうです。
G M 雨脚は酷くなり、段々と川も溢れてきているように見える。それを横目に見ながら、水杜家に辿りつき
ました。
いろは ノックもせずにドアを開けようとするけど、開くかい?
G M ああ、開くよ。鍵を閉める習慣はあまりこの村にありません(笑)。
いろは がらぴしゃーん、「やぁこ!」
G M 家の中にどたばたがらっしゃん!という音がして、「何考えてるんですかいろはさーん!! 非常識で
すよっ!!」と中から八重子が駆けだして来ます。
いろは 緊張してたところに脅かしちゃったのね(笑)。「やぁこが元気です」
八重子 「元気ですよ、元気に決まってるじゃないですか」顔は青褪めているけど、強がろうとしています。
いろは 「そうですか、それは何よりです」と言いながら、許可も取らずに上がります。靴脱いで、揃えて、ず
かずか(笑)。
八重子 「ちょ、ちょっと、何なんですか!?」
いろは 今の時間ってどのくらい?
G M 大体…日曜の午後、でいいのかな。かなり雲が垂れこめているので、太陽の光は見えないけど。
いろは 「あと半日もすれば、十五歳です」
八重子 はっとなった顔をして「…あのっ…明日になった、直後にぼくは、生まれたらしいんです」日付が変わ
ってすぐにね。
いろは 十二時を超えたら、勝ちって感じだな。
八重子 「大丈夫…。絶対、大丈夫です」自分に言い聞かせるように言います。
いろは それに便乗して、「はい、大丈夫です。そのためにいろはがここにいます」
G M その言葉に、八重子も笑顔を見せるんだけど…そこで、水の近づいてくる音が聞こえてきます。川が近
いので、ずっとその音は聞こえていたんだけど、あまりにも大きすぎて八重子が窓の外を見にいって、
息を呑みます。
いろは 窓の方を見るよ。
G M 川が、まるで御伽噺に出てくる大蛇のようにうねって盛り上がり、こっちに迫って来ています!
いろは あけみじゃない!(笑)
G M そのまま、水は家の壁に叩きつけられます。
いろは やぁこを背中に庇って、窓から下がります。
G M 鉄砲水は窓を割り、壁をも壊さんばかりの勢いです。これが、スピリットのアーツ<自然の戒め>に相
当します。目標値17で、運動で回避してください。
いろは 運動?(ころころ)…足りないー。
G M 一応八重子も(ころころ)駄目だー、敏捷低いんだこの子。入ってきた水に足を取られ、いろはは立っ
ていることが出来ません。これは回避失敗すると「転倒」状態になり、戦闘移動は不可、行動の達成値
に−5がつきます。そしてこの「転倒」状態は、ラウンド+LV分のターンか、魔獣化しない限り回復
することが出来ません! 八重子も転んで、どこかに頭をぶつけたのか、気を失ってしまったようです。
いろは 待って待って待って、ちょっと待ってごめん、魔獣化するって、自分の意思じゃ出来ないんだっけ?
G M いったん死んで、生き返らないと駄目。
いろは じゃあこのペナルティを抱えたまま、戦闘だな。
G M うん、戦闘っていうか、そこに君が昨日見たミニグールが現れて、水に沈んでいないところを足場にし
てひょいひょい飛びながら、八重子を抱えて連れて行こうとするけど。
春 姫 ちょっと待ったぁ! 出るよー、出自「希望の星」を使う! 八重子の近くの屋根をばーん!とぶち破
って登場ー!!「させるかあああああ!!」(一同笑)
いろは かっこいいー!!(笑)
G M えええええ! それはグールもポカーンとした顔するよ!(笑)
春 姫 ふーん!と立ち上がって、びっくりしてるグールに向かって勝ち誇る(一同爆笑)。やぁこちゃんを抱
えてるグールに向かって攻撃!(ころころ)19!
G M おっけー、こっちは回避する。素早さだけを特化したグールを舐めるな! 攻撃当たったら一撃死だけ
どな!(ころころ)おし、21!
春 姫 くっそおおおおお!!
G M グール達は大慌てで、八重子を抱えて逃げていきます。
春 姫 追っかける!「待てコラアアアアア!!」
いろは いろはも! ペナルティついてても気にしない!
G M じゃあいろはは若干遅れるけど、見失わずに追うことは出来ます。川を越えて、森の方へ逃げていくけ
ど、その途中の川の中州に、誰かがひっかかっているのを春姫は見つけます。七貴だね。
春 姫 んんっ? 困る!
G M 止まるなら、そのうちにグールは逃げちゃうぞー。
春 姫 えーとえーと、とりあえず、掴んで抱えて追っかける!(一同笑)「待てコラー!!」
斎 このまま敵と接触して、戦闘したら正体がばれるかも…。
春 姫 いいもん!(きっぱり)背に腹は代えられない、どうせいつかはばれるだろーって思ってるし!
G M じゃあ、七貴さんは気を失ってるんだけど、うわ言で「八重子…」と呟こう。
春 姫 「安心しろ、今追っかけてる最中だ!」(笑)
G M うん、スピードは落ちるけど追ってはいけるな。君がこの前見つけた洞窟の方に向かっているようだ。
春 姫 じゃあ、いろはを待つ。
いろは 合流していい? じゃあ追いつく。
G M うん、もういろはのペナルティも解除していい。で、そこまで来ると、川が氾濫したために、神社の辺
りに村人達が集まって来ているのが解ります。そこが避難場所になってるんです。
春 姫 どうしよう、七貴さんをどこかに置いてきてあげたいけど野ざらしは可哀想だし。少しでも雨をしのげ
るところはある?
G M 神社の方まで運べば、水の心配はないよ。
いろは じゃあいろはがやぁこをまっすぐ追うよ。
春 姫 洞窟の方角をいろはちゃんに教える。「あたしはこっちを置いてくるから、頼んだ!」と走ってく。
G M じゃあここで春姫は一旦退場。いろはが追っていくと、グール達は八重子を抱えたまま、春姫の言って
いたであろう洞窟にごそごそと入っていきます。ここで一旦シーンを切ります。
いろは オッケー。私はもう全部絆になってる。
春 姫 絆チェックさせて…! いっちゃーん!(ころころ)はあー良かったー! ぎりぎり成功!
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