Climax その手が離れることはない




G M クライマックス行きます! 全員登場です。迷宮はくゆのおかげであっさり突破できました。
英 瑠 うん。
G M くゆ曰く、「あいつが大事なもん閉じ込めるんなら絶対あそこだ!!」という導きの元、「526」と書
    かれた扉まで辿り着き、春姫が思いっきりそれを叩き壊したということで(笑)。
春 姫 「やー!!」どごーん!
G M ぼろぼろになった部屋の中に、蹲って、ドアの方を見て呆然としているいっちゃんがいるわけです。
英瑠⇒斎 うん(笑)。えーと、愕然としてる。ネガティブな意味じゃなくポカーンとしてる(笑)。
G M じゃあここで改めて、プレイヤーを英瑠から斎に戻そうかな。
いろは おおおおおー!
 斎  あいよー。(前回のシートを見て、絆書き換え中)いろはがいないの寂しいな。
G M じゃあ、さっきのマスターシーンをシーンのひとつとして、絆チェックしていいよ。
 斎  いいの? じゃあ取るー。
G M さて春姫、いっちゃんがいたよ!
春 姫 飛びつくよ!!(笑)「いっちゃあああああんんん!!」
 斎  一緒に転がる。ごんごろげー(一同笑)。どんがらがっしゃーんごーん。
G M 吹っ飛んだ!(笑)音長いよ!
春 姫 ごろごろしてから、「はっ! いっちゃん、ケガは!?」(一同笑)
いろは 今まさに!(笑)
G M 英瑠はポカーンとしてるな、くゆは「あっははははは!!」と爆笑してるけど。
 斎  1個たんこぶ増えた。くゆの方を見て、いろはと英瑠を見て、春姫見て…聞くのは愚問だと解ってるけど
    「……なんで。こんな危険な場所に、来るんだ」春姫をぐっと押して離す。
春 姫 ……………。(無言で、斎の頭にちょっぷ)
いろは いや、言わないと録音されないから(笑)。
春 姫 とりあえずいっちゃんにちょっぷ。「なにを言うー」
 斎  ごっ。(殴打音)「………」
春 姫 「いっちゃんが心配だからに、決まってるじゃないか」
 斎  …そう言われることも、解ってたんだろうなぁ。「………すまん」
春 姫 「謝るのは、後でよし」いっちゃんの眉間にびしって指突きつけて、サングラスを取り出す。「忘れものっ」
    てかけてあげる。
 斎  「…すまん……」
春 姫 「だから後ででいいって、言ったでしょ」
いろは その光景を見て、安心したように、周りに聞こえないくらい小さく息を吐く。どこか幸せそうに、2人を
    眺めてるね。
G M 英瑠は何も言わないけど、やっぱりほっとしてるね。くゆの方は斎を「だーから言ったろー?」ってニヤ
    ニヤしながら見てる(笑)。
 斎  「………」立ち上がって、春姫も立たせて、「春姫」
春 姫 「ん?」
 斎  「俺が、お前の側にいたいと思うのは、俺が救われたいと思うエゴなのかもしれない。…それでも、俺は」




「お前の手を掴んでいても、良いのか」

「うん」



実にあっさりと、返事は返ってきた。



「いいに決まってるじゃないか。いっちゃんバカだなぁ。

理由とか何とかは、それぞれがつけることだから、いっしょにいるっていうことだけで、充分なんじゃない? 

他の事は後からついてくるでしょ」






 斎  「……それでも、俺は。お前といるのが楽しいからじゃなく、俺が助かりたいだけでお前と一緒にいるか
    もしれないんだぞ。お前が大根の味噌汁を食べたいからって大根を買って来るのと同じなんだぞ」(一同爆笑)
いろは わかりやすい!(笑)
いろは 「それでも、良いのか?」
春 姫 「じゃあいっちゃんは、あたしといっしょにいるのが嫌なのか」
 斎  「…っ。そんな事は……、無い」
春 姫 「無いならいい」
 斎  「…いいのか」
春 姫 「うん。黒いのにも言われたけど、あたしがいっちゃんを救うのかどうとか、正直あたしには全くわかん
    ない。だっていっちゃんの昔のこと知らないし。自分が何か出来てるかっていうとそれもわかんない。あ
    たしはいっちゃんといっしょにいたいから、いっしょにいるだけだから」
 斎  「…………………」
春 姫 「それじゃだめなのか?」
 斎  (俯いて)「………駄目………じゃ、ない」
春 姫 「うん、ならいい! それでいいじゃない」
 斎  「……………………ありがとう」春姫の手を掴む。
春 姫 ふふーんと笑って、握り返すよ。





 ?  「……………騒々しいな。赤い子豚と人形と…処刑天使か」





 斎  「…………!!!」
春 姫 いっちゃんの手をぎゅっと強く握る。
 斎  じゃあ斎も、一瞬離しそうになるけど、力を込める。
G M オッケー。声のする方向へ一斉に振り向くと、そこには銀色の髪に、紫色の瞳をした男が立っている。黙
    って立っていれば美形なんだけど、表情が全く無い。内側から滲み出る感情というものが、全く無いんじ
    ゃないかと思うぐらい顔が動かない。
春 姫 「お前がサムだなっ!!」(一同爆笑)
 斎  速攻で短縮したよ!(笑)
G M でもサムは、じゃねぇ(笑)、サミュエルは! 一同を見渡してくゆを目に留めて、眉間にほんの少しだ
    け皺を寄せる。
サミュエル 「愚弟が。無様にもまだ生きていたか」
く ゆ 「おかげさまでぇー」
サミュエル 「グール共に殺されぬ程には、使えるということか」
G M 1人、実験の結果を確かめるように呟いてから、改めて一同を見渡します。
サミュエル 「―――何の用だ?」
一 同 ………。
春 姫 「いっちゃん迎えに来た」
いろは 「用などありません。ありませんので、これで失礼させていただきます」(笑)
サミュエル (春姫の方を見て)「それは私の所有物だ」
春 姫 「いっちゃんはモノじゃないから違う」
サミュエル 「自分の所有物を自分の手元に置く。何か不都合があるか?」と一歩近づく。
春 姫 退かないよ?「さっきも言ったじゃないか。いっちゃんはモノじゃないぞ」
G M うーん、話を聞いてはいるんだけど、意に介さない感じかな。もう一歩近づいて、いろはの方を指差しま
    す。正確にはいろはの胸の位置を。
サミュエル 「それも私の所有物だ。返して貰おうか」はい全員、意志で抵抗してください。
 斎  うぃー。
G M ふふふふふ、<黒き洗礼>をぶちかますっ!!!
一 同 ぎゃー!!(爆笑)
G M (ころころ)出目悪っ。(一同笑)で、でもね、魔力は高いから18だっ!
いろは (ころころ)全然駄目、9。
春 姫 (ころころ)無茶だよ、ファンブル(一同笑)。
G M (ころころ)英瑠もぎりぎり駄目で、(ころころ)あ、くゆも失敗だ。
春 姫 じゃあ、サムのエゴを固定化して<電光石火>!! 判定をクリティカルにする!





ゆるりと翳された手。
その指が、くい、と下に向けて動いた瞬間―――




どんっ!!!!




強烈な重圧が、全員を襲った。いろはも、英瑠も、くゆも、耐え切れずに床にへばり付く。
斎も膝を折る。忘れる事の無い相手の絶対的な力に、心も萎縮して動けなくなる。
それでも、気づいた。
握った手は離されていない。
そして、彼女の膝はまだ、崩折れてはいないことを―――。





春 姫 ぐっと踏ん張って、立ち上がる!「やっと見つけたのに…今この手を離すわけに、いかない!!」
 斎  潰されながらも、春姫の手は離さない!
春 姫 「そして今この場で、地に這うようなあたしでもないっ!!!」
いろは かっこいい…!!





有り得ない抵抗に、サミュエルは一瞬だけ眉を顰める。
ほんの一瞬だけ。だがその隙を、くゆは見逃さなかった。
床に縫いつけられたまま、唇を尖らせ、ひゅっ、と短い口笛を吹く。



どぉ―――――んん!!!!




物凄い地響きが、城を揺らした。予想外の出来事に、サミュエルの集中が完全に解け、重圧が霧散する。

「すっげー悔しいけどとりあえず…退散させてもらうわ! ―――エル、窓ッ!!」

鋭い指摘をすぐさま理解した英瑠は、聖斧を取り出し手近な窓に向かって叩きつける!




ガシャアアアン!!!




「全員、飛べぇ!!」

言葉に答え、いろはは何の躊躇もなく割れた窓から外に飛び出す。
英瑠、くゆと続き、斎を引っ張り上げた春姫も走る。その手を繋いだまま。
斎は振り返らない。望むのは恐怖からの逃亡ではなく、確かな光の側へ戻る事。
かわりに春姫が飛び降りる瞬間振り返り、銀髪の鬼に向かってあっかんべー、をした。
そのまま全員、澱んだ湖の湖面に着陸する瞬間―――
ドパァン!!と水を弾き飛ばし、巨大な蛇の鱗が彼らを受け止めた。






春 姫 「ギャ――――――――ッ!!!!!」(一同爆笑)
G M 大蛇の身体は意外と柔らかく、無事に着陸できます。
く ゆ (鱗を叩いて)「行け!」
大 蛇 「オオオオオオ―――ンンン!!!」
 斎  「え…ええええええ!!?」(動揺)蛇とびっくりしてる春姫を交互に見てる(笑)。答えが貰えないん
    なら訴えかけるようにいろはを見る(一同笑)。客観的な意見を求む。
いろは 客観的な意見!? えーと、じゃあ…「―――イツキ、彼女(蛇のこと)はアケミと言って、くゆの元妻
    なのです」(真顔)
一 同 (大爆笑)
 斎  「!!!」(ショック)
英 瑠 「!!!」(ショック2)
春 姫 (慄いて)「黒いのは、ぬるっとしたのが嫁なのかぁあ…!」
く ゆ 「いろはちゃん、それダウトー!!」(笑)
G M と言ったところで、クライマックス終了ー(一同笑)。蛇は物凄いスピードで水面を蹴立てて、あっとい
    う間に泳ぎ去ってしまいます。







⇒Ending