Master05 「忘れないで、貴方は」





G M またマスターシーンに行こう。いっちゃん出てー。
英瑠⇒斎 くゆに言われたものの、でもこの部屋の事とか考えると何も出来なくて、膝をついたまま頭を抱えている。
G M じゃあそんないっちゃんの心の中に、思い出す声があります。








「私は貴方を救うことは出来ません。ですが、貴方の休む場所を作ることは出来ます」



金色の目の竜は、軽く微笑んでそんな事を言った。





「いつか必ず、貴方が。その闇から抜け出せることを祈っています。暮れない昼はありませんが、明けない夜も無いのです」





死に体で悪夢から逃げ出した自分を拾った竜は、安心して休める場所をくれた。









「お前、あの子といる時、あいつのこと一切合財忘れてたんだろ?」



傷だらけの夢魔の男は、いつも通りにやりと笑ってそう言った。




「それが答えだ。絶対離すなよ」




自分が恐れる男と同じ血を引いているその青年は、何か確信の篭った声で自分に告げた。












そして、思い出す。


自分が、本当に辛かった時。


何も知らない筈なのに、ずっと側にいてくれた、そのひとのことを。





蹲り、石畳に爪を立て、一言だけ、斎は呟いた。














「……………春姫…」















その瞬間。

どごーん!!と扉が破壊された。






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