Middle05 ラビリンスの大蛇





G M さて、どうしようかな。変則的なんだけど、クライマックス前だけど全員登場シーンということにしよう
    か。
英 瑠 誰がシーンプレイヤー、ってことは無いわけね。
G M そうそう。皆さんは階段をド○フの如く滑り落ちて―――
いろは ド○フですか!?(笑)
G M ダァン!と地面に落ちた、というか着陸して気づくと、皆バラバラになっています。
いろは うわああ。
英 瑠 うん、了解。
G M 辺りは、天然洞窟だと思われる十字路、の真ん中に皆います。皆似たような場所にいるの。
いろは 同じような場所だけど、皆バラバラ? 誰も見えない、一人ぼっちっていうこと?
G M そうそう。そこで、皆の前に同時に、身長50cmぐらいのピエロがぼんっと現れます。
ピエロ 「いらっしゃいませぇ! ラビリンスへようこそ!!」
G M それで、ええっと…皆さんにこれをお渡しします(と、別紙の地図を渡す)。
ピエロ 「皆様にはこれから、ラビリンスに挑戦していただきます〜!」
いろは 何か変なの来た!
G M 見ての通り、5×5の25マスで、真ん中に階段があるということだけ記してある金属の板がPCに渡さ
    れました。
ピエロ 「皆様は、このマスの何処かに落ちてきました。他の皆様も同様に、どこかのマスにいらっしゃいます。
    皆様の目的地は、この真ん中にある階段です。ここを上がれば、サミュエル様のお城に戻る事が出来ます。
    ただし、皆様がどこに落ちたかは、教えて差し上げません(ニヤリ)」
いろは うん。
G M じゃ、簡単にルール説明をば。まず、皆さんがどこに落ちたかは全く解りません。戦闘ターンと同じ要領
    で、1ターン毎に、「どの方角に進むのか」を決めてください。そして、皆一斉に動くとします。止まっ
    たマスに従ってイベントが起きます。真ん中のマスまで辿り着くことが出来ればクリア。判定によるお互
    いの場所の確認は不可能ですが、くゆのピアスだけは有効です。
英 瑠 ん、了解。「上です」とか言うなよ?(一同笑)ズルぅー!
いろは 英瑠は階段を目指して進めるってこと?
G M いや、あくまでくゆの居場所が解る、っていうこと。
いろは あ、そっかそっか。
英 瑠 だから「上」って出るんでしょ!?(一同爆笑)何て卑怯な!!
いろは じゃあこの何処かにくゆがいるってこと? それは内緒?
G M 内緒内緒(笑)。
英 瑠 いいよ別に城に戻れなくても、くゆが助かれば(一同笑)。
春 姫 英瑠的思考だ!
ピエロ 「それでは皆様、頑張ってくださいませぇ〜!!」といやらしく笑いながらピエロはふっと消えます。
英 瑠 消えた瞬間その場所にざがーん(攻撃)。




>1Turn.

G M 周りは何の目印もない石造りの十字路です。さあまず1ターン目、皆さんどちらに進みますかっ?
春 姫 前!(きっぱり)
G M どっちっ!!(一同爆笑)東西南北で決めろおおお!
春 姫 えーっと、北。
いろは …北。
英 瑠 ピアスチェックを(ころころ)13。
G M そうだな…北の方から感じたね。
英 瑠 じゃあ北。
いろは 誰も会う気が無い、と(一同笑)。
G M 全くだ(笑)。それぞれ処理していくけど、まず春姫。やっぱり同じような十字路で、特に変わった様子
    はありません。
春 姫 はふぅん。辺りを見回してる。
G M いろはは、同じような十字路にやっぱり移動するんだけど、そこに大量の血が散っているのを見つけまし
    た。
いろは …何の血なのか調べられない?
G M それはちょっと無理だけど、血の跡は東に向かって続いてるね。
いろは じゃあ次のターンはそれを追ってみるよ。
G M 英瑠は北に行って…やっぱり、何も無い十字路だね。これで全員1ターン終了、と。
英 瑠 うん。





>2Turn.

G M 次のターンに入るんですが、その時皆さんに、物凄い咆哮が聞こえます。オオオオ―――ンン!!という
    地の底から響くような音です。
春 姫 びっくう。
G M 知覚でチェックして、難易度12に成功すればその声の方向に行く事も出来ます。
一 同 (ころころころん)失敗ー。
G M じゃあ、声が反響しまくってどこから聞こえたのかは解らない。では移動しましょう。
春 姫 うーん、西。
いろは 血の跡を追って東へ。
英 瑠 くゆのピアスを信じる(ころころ)12。
G M えーと今の状態だと…やっぱり北だな。
英 瑠 じゃあ北へ。
G M 春姫といろはは特に何事もなし。英瑠には、水の音が聞こえるね。流れる音じゃなくて、溜まった水が壁
    にぶつかるどぷんっ、ていう音が北の方から聞こえる。
いろは あ、突き当たっていけない方角とかも出てくる?
G M 出るときは出る。





>3Turn.

G M それでは3ターン目。
春 姫 北っ。
G M うーん、やっぱ何も無いな(笑)。
春 姫 どーしてあたしだけ!?(笑)
いろは やっぱり血の跡を追う。
G M すると更に東に移動して、次の十字路で血が北に続いてるね。
英 瑠 (ころころ)ピアスは13。
G M 近いね、西だ。
英 瑠 じゃあ西。
G M それでは、英瑠がこのマスに辿り着くと…明かりも無い暗がりの十字路の真ん中に血溜まりが出来ていて、
    その中に倒れ伏している、くゆがいます。
英 瑠 「……!」何も言わずに駆け寄る!
G M 満身創痍で、片足に鎖が絡まったまま気絶しています。
英 瑠 助け起こす!





汚れることなど厭わずに、血溜まりに膝をついた。
たった3日。離れていたのはそれだけなのに、酷く遠く見えた。
その距離がもどかしくて、意識の無い体を助け起こして、抱き締める。
ここにいる。間違いない、彼はここにいる。



「…………ごめんな。エル。3日以内に、帰れなくて」



小さな声が、耳元で聞こえた。
そしてますます、抱き締める力を強くした。



「……こうして、逢えたんだから…許さない、わけがない」



やっと搾り出せた言葉に、笑う気配がした。
身体を起こそうとしたので、手を貸すと、ゆるゆるとくゆの腕が空に伸ばされる。
その指は北の道を指差していた。



「この先に………、多分……」



しかしそれが限界だったらしく、かくりと再び意識を失ってしまう。



「くゆ!? くゆっ!!」


咄嗟に揺り動かそうとした腕を何とか堪える。この傷だ、下手な動きは致命傷になりかねない。
悔しさと申し訳なさに歯噛みをし、なるべく揺らさないようにそっとその身体を抱き上げた。




⇒Middle05-2