美しい紅いドレスはぼろぼろになり、身体を半壊させながらも、それでも金髪の人形はその身を起こし、憎悪の篭った目で―――斎を睨みつけた。
「お前が、一番邪魔っ! 鳥の癖に、パパの言うこと聞かないなら死んじゃえぇっ!!」
最後の力を振り絞り、斎に向かい魔法を発動させようとした―――瞬間。
ぼきっ、という鈍い音がした。
ミーヤの、胸だけになった上半身から、腕が生えている。
その手の中に、彼女の中に入っていたのだろう、僅かに脈打つ紅い宝石を抉り出して。
少女は何が起こったのか解らないらしく、自分の胸から生えたその腕を呆然と見詰め…震える声で、叫んだ。
「あ………ぁ…? ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいパパァ!!
ごめんなさい、パパの言うこと聞きませんでした、良い子にします、良い子にします、だからごめんなさい許して許して許して許してパパァア!!」
悲鳴のような声も空しく、その腕は。
手の中にある宝石を、かしゅりと。何の躊躇いも見せず、握り潰した。
その瞬間――――恐怖に歪んだミーヤの顔も、腕も、足も、体全てが―――ガラス細工のように、あっさりと。
粉々に、砕け散った。
G M そしてそこから、ちゃりん、と―――(ぽーい、と斎PLの方へ向けて用意していたブツを投げる)
いろは 今、凄い勢いで飛んできたよ心の壁の向こうから!(笑)
G M いっちゃんの足元に、小さな鍵が。「526」と数字の入った、ね。いっちゃんにはとても見覚えのあるものです。
斎 …何も言わずに、そのまま、倒れる。
一 同 わー!?(笑)
春 姫 支えるよ! 血だらけだけど、支えるよ!
斎 愕然とした顔で、気を失う。
春 姫 いっちゃんを抱えつつ、その鍵を拾う! で、ためつすがめつ眺めてみるけど。意味が解んないからポッケないな
いしておく。
いろは …ミーヤのいた場所をじっと見つめてる。何で、あの石があったのか。
G M んー、バラすけど、心魂機関の形が元々そういうモノなの。宝石で出来た心臓、みたいな。いろはは自分の機関の
実物を見たこと無いから、自分のそれと似てるかどうかは解らないけど。
いろは そうだね。一度目を閉じてから…「ずっと知りたかったものが、どんどん近づいているのに…何故いろはの意識は、
こんなに靄がかかっているようなのだろう?」と心の中で。
G M で、ミーヤが死んだ事によって墓にかけられていた魔力が消え、砕かれたその上に悟さんが現れます。今にも消え
そうだけど。美雪さんは泣きながら、ずっとそれを見てる。
悟 『ごめんね、美雪。俺の為に、こんなに泣かせてしまって』
美 雪 「どうして…、どうして、ここに…」
悟 『未練、だったのかな。でも、いつ消えてしまっても、後悔は無かった。ここは心地良かったし、美雪が必ず来て
くれたから。僕が、ゆっくりと消えてしまうまで、慌てることも無いかな、と思ってた。……でもそのせいで、ま
た君を悲しませてしまった。…ごめんね』触れられないけど、そっと美雪さんを抱き締める。
G M まぁいっちゃんの推測が殆ど当たってたんだけど、この世への執着は殆ど無くて、魂と言うより意識、という存在
で、術に引っかかるほどの未練も無かった。だから姿も希薄だったし、美雪さんの前に姿を現す事も無かった。こ
れは多分、自分の意思でね。
斎 うん。
G M それも、拠り所である墓が破壊されてしまったので、消えかかってる。
悟 『もう、逝くよ。やっぱり、死んだ者がいつまでも残っていたら、いけないね』
美 雪 「いや…嫌です! お前様、美雪は、お前様と共に―――」
悟 『皆さん、美雪の事をお願いします。いくらも共に生きられず、何も残せなかった愚か者ですが―――美雪の事を、
この世で一番愛している自信だけはあります。…美雪。君はもっとずっと、幸せになってくれ。君なら大丈夫、き
っと出来る―――…』
G M そして、悟の身体はゆっくりと消えていく。
「嫌ぁあああ!! いかないで、お前様ぁああ!!
どのような形でも良い、幽霊でも構わぬから、傍にいて…傍にいて!! お前様あああああああああ!!!」
美雪の零す涙も空しく、笑顔のまま、悟は消えていく。
その光はまるで天に昇るように広がり―――涙に呼応するかのように、真夏にも拘らず、天から雪が、ちらちらと降り始めた。
×××
G M さて、皆様人間性大丈夫ですかー?
斎 現在−4。(ころころ)成功ー。
いろは 4しか減ってないから関係ないよー。
春 姫 10しか減ってなーい。
G M おかしいなぁ、皆に人間性減らさせるのが目的だったのに…(悩)。
いろは だから減りようが無いんだって(笑)。
G M うん、いろはは無理でもせめて他の二人をー。スリルのある戦闘がやりたいのになぁ。あと、遠慮なく殲滅できる
敵が今回のテーマ(笑)。
⇒Ending01