Middle04 弦月市銘菓「弦月タイムズサアクル」





G M それでは、次いろはでございます。
 斎  じゃあもう次の日?
G M 次の日になります。いろはは大人しく部屋の中にいます。お隣に行くというだけで森が泣きそうな顔をするので(笑)。
いろは 「おかずを作りすぎたのですが…」でも出ない。森一郎の傍にいるよ。
G M 午前中の11時ぐらい。お昼前ぐらいかなーって時に、カンカンカン。と芦屋荘に訪ねてきたらしいお客の足音が
    聞こえます。なぜお客かというと、住人にこういう足音の持ち主がいないから。カンカンカンカンカンカン、カツ
    カツカツカツ。ぴたり。いろはの家の前で止まって、ピンポーンと鳴らします。
いろは ここに訪ねてくるってことは敵意がないんだよね?
G M 敵意はないね。それは間違いないよ。どうする? いろはが出る前に森一郎が「ちょっと待ってくださいね〜」と
    玄関に行っちゃうけど?
いろは いろはが先に出る。覗き窓から確認する。
G M そこには、昨日「ミコト」って呼ばれた女の子がいるね。両手にどうみても菓子折りの箱を持って、じっと待って
    るよ。
いろは (笑)ピンポン押したんだよね? 開けるな。ドアごしにやるなんてテクニックはないよ、いろはには。がちゃり
    と開けるよ。
ミコト いろはが出てきたことに、ミコトは驚かずに話し出す。頭をふかぶかと下げて、「先日は、あのばかが大変失礼し
    ました」
いろは 「はい、大変失礼をされましたが、あなたは何者ですか?」と聞き返す。
 斎  敵意だ(笑)。
ミコト 「私の名称は、ES−3510。ブルカ電子工業のESプロジェクトで開発された、長距離展開型自動人形です」
いろは それを聞いた時点で、あんまり驚かないかな。ブルカ工業関連ってことは察していたので「いろはの自己紹介は必
    要ですか?」
ミコト 「存じていますが、出来れば貴女の口からお聞きしたいです」
いろは 「そのような形の名称で名乗るのであれば、ES−168プロトタイプです」
 森  「いろはたんお客様かーい…? ああ! あなたは昨日の! いろはたんが麗しく成長した的な!」
いろは 森がのこのこ出てきたら「下がってください」って言う。
ミコト じゃ、その前に「これは詰まらないものですが」って菓子折り差し出す。「弦月タイムズサアクル」(笑)。
 森  「あ、これはご丁寧に…。(受取る)じゃあ、まあこんな所もなんですから」
G M いろはが立ちはだかるんだったら、ミコトは入ろうとしないけど。
いろは うーん。森が警戒していないから、入れるかも。でも森を後ろに庇いながら、「どうぞお入りください」といって、
    招き入れる。
ミコト じゃ、素直に案内された先にすとんと座る。で、改めて森一郎といろはが並ぶ前で「先日は大変失礼をいたしまし
    た。奴に代わって、お詫び申し上げます」(深々と土下座)
いろは えー…!(困)
G M いろはが動きにくいんだったら、森一郎が聞いてあげるけど? 聞きたいことがあるなら。
いろは …あれ、いろはって自分の中に例のアレがあることを知っているっけ。あんまりよくわかってないんだよね。
G M 前に永久の話で聞いて、その後斎が調べて得たフレイムスピネルの情報を聞いてると思う。自分の中にある臓器が
    特殊なものだってことは解ってる。
いろは それなら他の同タイプの人形が自分を狙ってくるっていうのは理解しているはずなので…「ES−3510。あな
    たの同行者は、例に漏れずいろはの内部回路を狙っているようでした、それは理解できます。ですがあなたはどう
    してそれを止めたのですか?」
ミコト 「私には必要のないものだから、です。貴女の使用しているフレイムスピネルは、半永久的エネルギー供給機です。
    あのばかは、それを目的として貴女を襲いました。改めて、大変申し訳ないことをいたしました。あのばかが貴女
    を狙う理由は、そのフレイムスピネルを私に組み込む為。ですが私には必要ありませんので、私にはあなたを襲う
    理由がありません」
 森  「それは、どういう…? 必要だから、あの男はうちのかわいいいろはたんを襲ったんじゃないんですかっ!?」(必死)
ミコト 「――私の現在の稼動限界時間は、エネルギー残量から鑑みて、後48時間55分です。勿論それまでに稼動エネ
    ルギーを大量に必要とすれば、時間はもっと短縮されます。奴はそれを防ぐ為に、貴女を襲ったのです。ですが私
    は、他の人形を停止させてまで稼動を続けたくありません。フレイムスピネルを抽出するということは、ES−1
    68プロトタイプの稼動停止を意味しますから」
いろは …うー、どうしよう。いろはが止まるのも困るけど、新たに来た人はいろはの日常んじゃないから、どう反応する
    かが…。うーん。
 森  「さっきの男は何者なんですか?」
ミコト 「あのばかは名前を『アテルイ』といいます。見てお解りかと思いますが、力しか能がない単純バカです。元は人
    狼の一族で、ブルカ電子工業に里を皆殺しにされた生き残りだそうです。体にバイオチップを埋め込まれており、
    体力と魔力をさらに増加されているそうです。私が知っていることはこれぐらいですが」
いろは (考え込んで)…やっぱやめた。いろはには理解できないと思う。いろはは自分の日常を守りたいからここにいる。
    振り払うものは振り払う。けれど、自分の関係のないものを停止させて自分の生存を守るということを、拒む理
    由がわからない。
G M それは聞かない?
いろは …じゃあ、尋ねてみる。「ES−3510。貴方が、目の前に活動を長らえるものがあるのにそれを望まない理由
    が、いろはには理解できません」
 森  「いろはたんなんてことを言うんだいいろはたんはいろはたんが止まるっていうことかふぉー!!!!!」(錯乱)
いろは (無視)「ですから、いろははいろはが止まってしまうということが解っていながら、貴方にそれを差し出すこと
    はしません。ですがそれを望むという理論は理解できますが、貴方の行動は、いろはには原因も理由も理解できま
    せん」
ミコト ちょっと俯いて考えてから、「…私が生きていると、現在の状態に、害悪しかもたらさないからです。私はそれを
    望みません」
いろは 理解できない…けど答はもらったからこれ以上聞くことはない。「そうですか」一言だけいって、表情も変えずに
    黙る。
ミコト 「長居をしてしまいました。これで失礼いたします。上手くできるかどうかわかりませんが、できる限りあのばか
    を止めてみます。ですが警戒を怠らぬように。あのばかだけでなく、ブルカ電子工業の追手のものが追っているか
    もしれませんから」そう言って帰っていく。
いろは 玄関先で別れる。普通に何も言えない。
G M じゃあ、そこでシーン終了。ミコトに対して絆取るかい
いろは どうしようかな、もうスロット一個しかない…取るか。まだ絆チェックはしません。エゴのままで。







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