Climax Reckless driving of wolf.
G M はーい、それじゃあ場所は、市境の森。丁度雨が降り出しました。ぽつぽつざーざー振る中、森のちょっと開けた
場所にアテルイが得物を持って一人で立っています。ミコトは見当たりません。
いろは 「ES−3510はどこにいますか」
アテルイ 「今眠ってる。…もう眠らねぇとやばいところまで来ちまってる」
斎 斎が説明しよう。「―――アテルイでいいな?」
アテルイ 「ああ」
斎 「ES−3510を救う方法が見つかった。助けたいと思うのならば、こんな無駄な戦いはせずに、今すぐES−
3510を連れて俺たちについてこい」
アテルイ 「―――マジか?」
斎 「本当だ。嘘を言って何になる。嘘を付く事で俺たちに利益になることがあると思うのか」
アテルイ 「……………(唸)」
いろは 困ってる困ってる。いっちゃんがストレートだから困ってる(笑)
斎 「いろはを助けたいと思うことで嘘を付いている、と思うか? ならお前は、今のいろはの顔をみて、それが嘘だ
と思えるのか?」
アテルイ 「………」
斎 「そんな嘘をつく人間が、昼間におまえ達を助けるのか?」春姫と刹那を暗に示して言う。「良く考えろ、無駄な
戦いをする理由がどこにある。誇り高い人狼ならば、群れを守る事の大切さも、解るはずだろう?」
アテルイ (はぁーっと溜息をついて)「参ったな。反論の余地がねぇよ」笑う。
斎 だからもう戦わなくていいんだって…! もうなんかすごい心配、この子(春姫&いろは)達!(笑)
春 姫 てへー。
いろは きょとーん。
斎 そして刹那も凄く心配!アテルイの強さをみた瞬間にどうやって戦闘を回避しようかしらってことしかアタシは思
ってなかったわよ。
春 姫 あたしも戦わないもんだって思ってた。
アテルイ 「でもなー…こっちにも色々事情があってな。正直…ぶっちゃけあいつは関係ねぇんだよ、俺がそうしたいだけ
だからな」
春 姫 「なんで?」
アテルイ 「…。どうしたもんかな」
斎 「その理由は言えないのか」
春 姫 「この前みたいなことをしてまで、いろはちゃんの中のフレイムなんちゃらを取ろうとしてまで、さっきのアレ…
えと」
斎 (ぼそ)「女の子」
春 姫 「それだ! 女の子を、助けたいと思うんだね」
G M じゃあそれを聞くと、笑って言うよ。
ぎし、と巨大な柄を握る腕が軋んだ。
雨に塗れて―――まるで零れ落ちているのかもしれない涙を隠すかのように―――人狼は笑ってこう言った。
「―――惚れた女を助けたいのに、理由がいるか?」
春 姫 ほああ! フラグ立ってたんだー!!
G M とうの昔に。
いろは …と思ってたけど。
斎 「なら尚更。万一ここで戦ってお前が犠牲になっても、多分俺達はES−3510を助けるだろうということは予
測がつくだろう? お前が死ぬことを、お前の惚れたES−3510は望むと思うのか? 彼女が助かって、その
場にお前がいないことを、彼女が望むと思うのか?」
春 姫 「いてやらないとー!」
アテルイ 「どうだろうな」ちょっと笑う。「正直、解んねぇ」
斎 「じゃあ、居てみればいい」
春 姫 「居ないよりは、居て、その先もちゃんと見てやれる方が良いじゃないか」
いろは 「いろはの中にある回路を、下さいと言われてはいと差し出すことは、今のいろはにはできません。ですが目の前
でミコトの活動が停止するのはいろはは望まない。できる方法を取ってみようとは思わないのですか」
アテルイ 「……ありがとな、お前ら。襲ってきた奴に対して、そこまでお人良しも珍しいぜ。……けど悪いな。もう、…
…限界みてぇ…」
G M 言った瞬間、剣を持った右手がびきびきっ!! と割れて、中からバイオパーツが飛び出す。
アテルイ 「ぐっ…、ガ、ァアアアアアアアッ!!! …、やまの、中腹に、アイツが居る…! 俺を倒したら…っ! ア
イツを頼む!!」って言った瞬間に、剣がいろはに振り下ろされる!
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