Middle05  Interfere in the axis at time.





 斎  GM、鏡竜の家に行く前に、芸アマ(笑)に電話をかけて確認したいことがあるんだけど良い?
G M あ、いいよ。同じシーンに入れよう。
 斎  鏡竜とこは携帯が繋がらなくなるから道すがら。問題が無いんだったら、春姫の知り合いの人が館内員と揉
    めてた理由が何なのか聞きたいんだけど、出来る?
G M はいはい。電話を受けた人が「少々お待ちください」と代わり、館長さんが出ました。
館 長 「お待たせ致しました」
 斎  んー、如何聞くかな。「私新聞社のものなのですが、先日起きた武田信玄や上杉謙信の史跡倒壊事件を取材
    しておりまして。本日そちらで、館員の方と言い争いをしていたお客がいたのを見かけまして、何か関わり
    があるのかと思い…その場でお伺いすれば宜しかったのですが」
G M おお、上手いな。
館 長 「いやいや、そのようなことは。あのお客様は弦月市にお住まいの武田組の方でして、『展示してある武田
    信玄ゆかりの太刀を、譲って貰えないか』というお話を頂いたんですよ。曲がりなりにも重要文化財に指定
    されているものですし、お断りしたんですが」
 斎  戦国時代の展示会って、いつまでやってるの?
G M ん? ああ、ここ一月ぐらいはやってるよ。
 斎  「それは、今回の展示会の間は厳重な警備の元で保管されていると」
館 長 「ええ、その通りでございます」
 斎  「ああ、そうですか。いえ、今このような事件が起きておりますので、戦国時代の史跡や遺品等を狙う犯罪
    かもしれないと懸念しておりまして、どうかお気をつけ下さい」
館 長 「いえいえ、お気遣い有難うございます。ご心配なく、こちらの警備は万全ですので」
 斎  「ありがとうございました」と電話を切る。じゃあ鏡竜のところへ向かうよ。
G M はいよー。いつも通り駅前の廃ビル、エレベーターに乗っていくと、イソラさんが出迎えてくれる。
イソラ 「いらっしゃいませ〜」(ふかぶか)
 斎  「こんばんは、イソラさん。忙しいところ申し訳なかった」
イソラ 「いえいえ、こちらこそいつもお世話になっておりまして。どうぞ、こちらへ」(部屋の奥へ)
鏡 竜 「いらっしゃいませ、斎さん」
G M いつも通りの部屋で、鏡竜は既に水鏡をスタンバイしてます。儀式に関して調べるんだよね? 情報で振っ
    て貰おうかー。
 斎  「頼む」(ころころ)13。
鏡 竜 「そうですね…まず、上杉謙信の史跡倒壊事件が判明したのが、3日前になります。規則的に散らばってい
    た石が何か意味を持つのではないかと、ニュースでも報道していました」
 斎  「あぁ」
鏡 竜 「そして、先日の武田信玄の史跡倒壊も、全く同じような形をしていました。あれは、死者の強い想念が残
    っている場所で使う事により、死者を蘇らせることの出来る術です。死してから年月が経てば経つほどその
    想念は薄れていくものですから、古い時代のものほど成功しにくいのですが…あれは、どちらも成功した跡
    に間違い無いと思います。使用したのは、かなりの力の持ち主でしょう」
 斎  「………」
鏡 竜 「ただ…術というものはそれぞれ、行うべき手順というものがあるのですが、あれはその手順の一部分を、
    わざと外して作り上げたように見えるのです」
 斎  「一部分を、外す? 欠損しているということか?」
鏡 竜 「ええ、そうやってわざと術を不完全なものにして、発動させているように思えるのです」
 斎  「…そんな不完全な方法で大掛かりな術を使ったら、結果は如何なる?」
鏡 竜 「―――蘇った死者は、かりそめの生者を経て、再び死者へ堕ちます」
 斎  「本当に死者を生き返らせたいのなら、そんな事をする必要は無い…」
鏡 竜 「ええ、完璧に生き返らせる事が出来た筈なのに、わざとそうしなかったようなんです」
 斎  「…かりそめの生者として蘇ったものは、生前の意識を保っていられるか?」
鏡 竜 「短期間ならば。ただ不完全な分その意識は段々と薄れていき、最後には単なる『動く死者』になります。
    生ある者の温もりを求めて、彷徨い足掻き続けます」
 斎  かりそめの生者の後、死者に戻るんじゃなくて、魔獣になる?
G M うん、そうそう。
 斎  「…何でそんな中途半端なことを、と考えるなら、この世界の秩序を乱したいから―――とかなんだろうが。
    それであるのならば、上杉と武田である必要は無いよな?」
鏡 竜 「ええ。怨念を持つ武将ならば、この国にも沢山いるでしょうし」
 斎  「上杉と武田に拘ってこのようなことをするっていうのは…かの武将に関連している者達だと考えた方がい
    いか」
鏡 竜 「術を施行した、本人の事を調べてみましょうか」
 斎  「頼む」
G M じゃあ鏡竜は水鏡に手首まで腕を沈めて、広がる水の波紋を真剣な目で見ています。いつもより時間が経つ
    けど、動かない。鏡竜も苦しいらしくて、額に脂汗が浮かんでる。
 斎  …………。
鏡 竜 「――――――――見つけました。今、此処に―――ッ!!」
G M 言葉の途中で何かに気づいた鏡竜が慌てて手を引くと、その瞬間ばりぃん!!と水鏡が割れます! 辺りに
    ばしゃーんと水が飛び散り、鏡竜は吹っ飛ばされる形で壁に背中を打ち付けます。
 斎  「大丈夫か!?」駆け寄る。
G M それより早くイソラさんが「ぼっちゃま!!」と血相変えて駆け寄るよ。
イソラ 「大丈夫ですか!?」
鏡 竜 (起き上がり)「大丈夫です、イソラ。心配しないで」
 斎  「何があった?」
鏡 竜 「…気づかれました」
 斎  …術者に?
鏡 竜 「時間と空間を越えて、過去の情景を見たんですが…それにも関わらず、未来の時間に干渉して来ました。
    恐ろしい力の持ち主です…」
G M つまり、本来なら感知できない筈の未来からの視線を察知して、攻撃して押し戻したっていうこと。
 斎  「…どんな奴だった?」って聞く。
鏡 竜 「すみません…姿が見えたと思った瞬間、凄まじい魔力を食らって弾き飛ばされました」
G M 顔は冷静だけど、汗もかいてて、水鏡に入れていた手がぼろぼろになってる。イソラが一生懸命手当てして
    るよ。
 斎  「――上杉も武田も、やった人物は同一か?」
鏡 竜 (頷いて)「それは間違いありません。申し訳ありませんが、今日はこれ以上は…」
 斎  「いや、充分役に立った。有難う。イソラさんも申し訳ない、迷惑をかけた。――すまないが今日は急ぐか
    ら、これで帰る。落ち着いたら、また来る」駆け足で外に出て、春姫に電話をかける。
G M 繋がらないね。
 斎  …さっきの春姫からのメールは?
G M 来てないね。
春 姫 え。…送ったよ?
G M うん、確かに春姫は送ったんだけど、斎のところに届いてない。
 斎  電話が繋がらないのは、コールが鳴るのに出ない? 電源が切れてる?
G M ざーっとノイズが走ってる。理由不明だけど、繋がらない。
 斎  ………解った。携帯閉じて、歯噛みをして…ごたごたに巻き込まれそうなので、いろはに電話をかけます!(笑)
G M じゃあ、いろは登場判定。目標値は7でいいや。
いろは (ころころ)う、出目5…。社会が2だから、ぎりぎり成功です。
G M ではくゆの後ろにくっついて、アパートから出たところでいろはの携帯が鳴ります。
いろは 無機質にぴるるる、ぴるるると。『はい、いろはです。応答しております』
 斎  「もしもし、いろはか!? 斎だが、こんな急に済まない」凄く慌てた声で。
いろは 『イツキ? 何かありましたか?』
 斎  「これから時間、大丈夫か?」
いろは う、今くゆと一緒に行かなきゃだし、でも斎の様子がおかしいのも解るし…『…それは緊急を要する事です
    か?』
 斎  「すまないが、そうだ。今何処にいる? 芦屋荘なら、今向かってる」(走りながら)
いろは 歩いていたくゆの服を掴んで、自分も足を止める。『芦屋荘の前に居ます』
 斎  「問題なければ、すぐに手伝って欲しいことがある。今からそっちに行くから待っててくれ」
G M とここでくゆが「誰? 斎? ちょっと代わってー」と手をひらひら。
いろは 『了解しました』と言ってから、携帯をくゆに。
く ゆ 『もしもーし?』
 斎  「クユ・メリアか?」
く ゆ 『何かあった?』
 斎  「手は多いに越した事は無い、暇なら手伝ってくれ! 事情は着いてから説明する」
く ゆ 『ふーん? ――史跡倒壊の件だったら、俺は乗らないよ?』
 斎  「…解った、じゃあいい。いろはに待っているように言っておいてくれ」電話を切る。
G M じゃあ一旦ここでシーン切ります。
 斎  鏡竜に絆取るー。(ころころ)よし、成功。







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