Middle05 「The name of doll?」「"Pitiful clown"!」




 
G M ちょっと変則ですがいろはのシーンになります。学校帰り、お父様からの電話も受け取ったので早足で帰宅中で
    す。
いろは 「いつもの帰宅時間より8分43秒遅れてしまいました」と凄い競歩で(笑)。
G M 結構日が暮れてきて、見慣れた芦屋荘の屋根が見えてきた辺り。突然ざっと路地から、いろはと似た背格好の女
    の子が出てきます。永久ちゃんです。
いろは うん。
永 久 「南さん…良かった、会えて」
G M 永久は本当に嬉しそうに唇を綻ばせますが、その笑顔が学校で見たものとどうも違って見えます。そしてその笑
    顔もすぐ翳ってしまって、苦しそうに喋りだします。
永 久 (震えた声で)「どうしても…南さんに、助けて欲しいことがあるんです。いきなり、申し訳ないこと言ってる
    のは、解ってるんです。でも、これ以外に方法無いんです…お願いします、お願いします…!」
G M 永久は土下座をせんばかりの勢いで、その場で膝を折ります。ただしゃがみこんだんじゃなくて、両手で腹部を
    押さえてうずくまっています。精神的よりも、肉体的に凄く苦しそう。
いろは 「体調が優れないのでしたら、いろはが家までお送りしますが?」近づく。
G M 近づいたところで、周りの路地から「かしゃんかしゃん」と音がします。
いろは かしゃんかしゃん?
G M かしゃんかしゃんかしゃんかしゃんかしゃんかしゃん」(だんだん近づいてくる)。
いろは 永久を庇うように、身構えます!



路地からの乾いた気配に、いろはは思考ルーチンを戦闘態勢に移行させた。
それに答えるかのように、辺りの路地からぞろりと湧き出てきたのは、顔のない、のっぺらぼうのマネキン。
感情など欠片も見せぬその姿で、しかし敵意だけは濃厚に醸し出しつつ、各々腕に仕込まれている銃を構えた。
いろはは臆すことも無く、ただそれを迎え討つ。
その後ろで、腹部の痛みを堪えながらも、永久が再び立ち上がり呟いた。酷く、泣きそうな声音で。


 「お願いします…南さん。あなたの心臓、わたしに下さい」



永 久 「…ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい…!(泣きながら)」
G M 戦闘に入るんですが、ここでお二人!(春姫&斎)刹那と一緒に登場して頂きます。マンションから芦屋荘の近
    くまで来ると、魔物の気配を感じました。それを追っていると、路上でマネキン達に囲まれているいろはと女の
    子を発見するわけです。
春 姫 遠くの方から便所サンダルでかったかったかったかった走ってきます(一同爆笑)。
G M まだ便所サンダルのままなのかよ!!(絶叫)
いろは 戦闘便所サンダルでやるの!?(笑)
春 姫 だからこれ仕事かって聞いたのに! 仕事ならちゃんと勝負服で来たのにー!(笑)とりあえず急ぐって言われ
    たから、便所サンダル(一同笑)。
G M 解った、サンダルでかったかった来るんだな?(笑)春姫の背中にしがみついていた刹那が、永久に気づいて
    「永久――――っ!!」と絶叫します。
春 姫 耳キーンってなってる(笑)。
 斎  「あれは何だ、少年」
刹 那 それには答えないね。永久の方しか見てない。
G M 春姫達といろは達の間にはマネキンの人垣が出来ているので、そこで止まってください。
春 姫 取りあえず、刹那降ろしていいかな?
G M あ、降ろすと刹那は永久の方に駆け出そうとするけど。
 斎  じゃあ、駆け出そうとしたところを押さえておく。流石に子供には振り払われないだろう。
刹 那 「離せ、よ!! 止めろー! 止めろよ永久! こんなこといつまでも続けてられないだろ! もう止めてくれ
    よぉー!!」
春 姫 そんな横で、筋肉伸ばしておく。戦闘準備。
 斎  「いろは、無事か?」
いろは 「いろはは問題ありません」
 斎  「どんな状況か説明できるか?」
春 姫 「永久はどうしてる?」
いろは 「…永久に外傷はありません」
春 姫 後ろを振り向いて、刹那に聞く。「永久は、一体何だ?」
G M 駄目だね、聞いてない。
春 姫 「ちぇっ」
G M 刹那は、永久以外のものが目に入っていない。永久はそんな刹那の様子を認めて…初めて、憎悪の瞳を刹那に向
    けます。
 斎  刹那に憎悪の瞳を?
永 久 「あなた達に…あなたに何が解るって言うのよおおお!!」



「解るわけないじゃない! 刹那! あなたは人間だもの! 人形の私の気持ちなんて、解りっこないじゃない!」
泣きながら、永久は叫ぶ。誰より、何より、自分と同じ顔をした、自分と全く違う少年が憎くて仕方が無いというように。
「死にたくないの! 私はただ、死にたくないだけなのよおお!!」
その叫びに答えるように。
顔の無いマネキン達が、一斉にいろはに向かって腕に仕込んだ銃口を向けた。



春 姫 「いっちゃん、あれは倒してもいいものだと思うかね」
 斎  「(頷いて)行け」
いろは 「戦闘態勢に、移行します」
春 姫 (両手をぱん!と打ち鳴らし)「よっしゃー、来−い!」






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